第7話 楽しみどころ
◎ 言わずと知れた、スタンパーズ(蹂躙派)明治大学。
◎ 八王子の山奥で猪(いのしし)相手に練習している中央大学。
◎ 強烈な個性と、クセのある・こだわりのある、ストイックというかナルシスト的な雰囲気は、寺沢武一の名作漫画「コブラ」に登場するクリスタル・ボーイを彷彿とさせてくれます。
名前もそのまま「ケイオー・ボーイ」慶応大学。
◎ どんな敵にも、ガンガンぶち当たっていく、青学や立正の突貫拳法。
「矛盾」という言葉のいわれの如く、青学の最強突貫坊主と明治の最強突貫小僧がぶち当たったら、どちらが勝つのだろうか。
◎ (名古屋も含め)関西女子のお姉様軍団は、その強烈な個性と、イケイケのノリの良さから「牛丼の紅ショウガ」を彷彿とさせます。
「三歳からやってます系」の拳法自体が、個性的でクセがあって、味の濃い「おたふくソース」ですから、紅ショウガくらいの強さがないと、彼女たちの強い味付けを抑えきれない。
◎ 一方、立教や青学を始め、関東のお嬢様軍団のクセのないストレートな拳法は、江戸前寿司のサッパリした風味であるガリの如し。
寿司も(酢飯の風味で)アッサリ、ガリもアッサリ。
宮崎駿の名作「カリオストロの城」におけるクラリス姫のような透き通った透明感で、しかし、ガッツのある「理工系」拳法を見せてくれるでしょう。
慶応大学の「ナルシスト拳法」、立正大学の元気のいい個性派拳法とは、みな過去の大商大新聞部の試合映像から知ったことですが、今年も彼ら伏兵たちがこの大会を盛り上げてくれるでしょう。
「あんさん、関西にはぎょうさんおっとろしい大学があるんやで。わしらを忘れんといてや」なんて、怒られそうですが、寡聞にして一部の学校しか知りません。申し訳ありません。
まあ、狭い視野ですが、私なりの「こだわり」で、今年も本大会を(ビデオか現場で)楽しませていただきたいと思います。
選手の皆様方、頑張って下さい。
そして、審判員を初め大会関係者の皆様のご尽力に、感謝させて頂きたいと思います。ありがとうございます。
2022年 第67回 全日本学生拳法選手権大会 万歳
2022年11月25日
V.1.1
平栗雅人
祝 2022年 第67回 全日本学生拳法選手権大会 @MasatoHiraguri
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