異世界で最強は無理そうなので陰キャは裏切り者になります。

9話 潜入

　たくみはミーシャに戻ると荷物をまとめた。

（一応声かけておくか）

たくみは隼人たちの元へといった。

「今日から少し他の町があるか調べに行こうと思ってる。」

たくみの発言にみんなが驚いている。

「私も行く！」

あやかが心配そうな顔で見てきた。

「それはできない。俺は外に出てない分まだミーシャってばれてないからね。。

　それに隼人たちの回復はあやかじゃないとできない。」

三壁が口を挟むように言った。

「なら、俺が行く。それなら問題がないだろ」

（三壁がそんなことを・・・）

少し予想外に驚いた。

「それもやめてたほうがいいと思う。今のあやかを守れるのは三壁君だけ。。

　身体強化で逃げれるから大丈夫。」

三壁は少し悩み頷いた。

「それじゃ行ってくるね。」

たくみはミーシャを出てセントルにむかった。

（こんな時に携帯があれば連絡で済むのに・・・）

などと思いながらセントルに着いた。

「たくみです。」

そういうと門が開いた。

「たくみ待ってた。」

高城がこっちに向かって手を振ってくる。

「まずは部屋に来て今まで何があったか皆で話しましょう」

「みんな？？」

部屋に入ると久しぶりに見るクラスメイトがいた。

「久しぶりだな！！！」

やたらうるさい男　あつし

「久しぶりじゃ～ん」

1軍ギャル　れいな

「・・・・」

無口な男　　まもる

「みんな久しぶりだね」

久しぶりと言いつつ話したことがない。

「これくらいにして今まで何があったか話してほしい」

高城がそういうとたくみは話し始めた。

　かな、智也が死んだことにやはり驚いている。

れいなはかなと仲が良く泣き崩れていた。

「なんで智也はそんなことをしたんだよ！！」

あつしからは怒りでスキルが抑えられない。

「あつしそんかことを考えても仕方がない。。

　これ以上は犠牲が出ないようにするのが大事だよ」

高城の一言にあつしは冷静さを戻していた。

「隼人たちを仲間にできないかな？」

れいなの言葉にみんながたくみを見た。

「それは、、厳しいかもしれない」

「なんで・・？」

「みんな普段からミーシャの人に感謝している。

　あやか達がボロボロになってもみんなが優しくしてくれて回復した。

　だからミーシャを裏切ることはできないと思う。」

　たくみが言った。

「騙されているだけだ！！転生者だから戦争に勝ちたいからだろ！」

あつしの言うことに間違いはない。

「もし戦争になったら戦うの？」

そう聞くとみんな黙り込んでしまった。

「・・・・たたかう」

まもるが口を開いた。

「・・・僕はセントルが好き。みんな生き残ってほしい。家族みたいな存在だし

　こんな僕でもみんな優しくしてくれる」

「俺もたたかう！！理由はまもると一緒だ！！」

「私も戦うよ。かなを守れない人たちだから」

（やばい、これはまずい。転生者同士の戦争はマーテルじゃ勝てない。

　なんて答えるのが正解だ・・・）

「たくみはどうする？」

高城が聞いてきた。

「俺は・・・俺はまだわからない。でも誰も殺したくない。

　だから殺すのはなしにして拘束にしたい。」

たくみの最善の答えだった。

「わかった。けど、ミーシャの人たちにはできない」

「戦闘不能にするのが俺らの目標だな！！」

「俺は一回この街を回りたいから抜けていいか？」

たくみがそういうと全員が頷いた。

しばらく町を歩くと分析は始めた。

ミーシャとは違い武装している人がおおい。

「おい、聞いたか？あと３日後に攻め込むらしいぞ」

兵士同士の会話に耳を疑いつい会話に入ってしまった。

「それほんとですか？」

「ああ、俺ら兵士には伝えられるんだよ。あんたら転生者もだろ？」

兵士の言うことは本当だった。

「お互い生きてまた会いましょうね」

たくみは走って門を出た。

身体強化+分析

敵に気づかれないようにマーテルに走った。

３人は訓練をしていたが気にせず話しかける

「あと３日しかない！！」

「うん、知ってるよ」

たくみが不思議そうな顔をする

「何で知ってるの？」

この世界に通信はない。盗聴器もない。

「みなとがステインで隠れて聞いてたのはない。。

　分析でずっと見てた。。」

たくみがそういうとみくが頭を下げ初め

「ごめんなさい。実は試してた。たくみのこと。」

「ん？え？」

さっぱりわからなかった。

「実はマーテルはたくみ入れて４人じゃないの。」

みくの言うことに頭が追い付かない。

「ごめん、だましてた。」

たくみは思わず目を見開いた。

「全然気づかなかったよ。。」

（これなら勝てる！！）

たくみは思わずにやけてしまった。

目線の先には髪が長い女性の姿　高城がたっていた

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かなめです。

いよいよ物語は決戦にむかっていきます！

ここからは戦闘シーンが多めになりますので楽しみにしていてください！

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次回もお楽しみに！