第12話 ヒキカエ/食べすぎには注意しなきゃな

○茶道部部室・居間(夜)

   #梨穂子、一人で腹筋運動をしている。

   #主人公、そんな梨穂子をこたつに入ってポロツキーを食べながら眺めている。


梨穂子

「ん~っ……! これで……じゅっかいめっ……!」

「や、やっと1セット目おわった……。」

「あ~あ……エゾバフンウニ味、あんなにカロリー高いなんて思わなかったよ……。」


「まさか、ダイエットで減った体重に、さらにプラスまでされちゃうなんて~……。」

「でも、痩せればまたポロツキーが食べられるんだ……ここが踏ん張りどころだよね。」

「え……? 《そこまで本気なら、また腹筋手伝おうか》って? ほんとに!?」


「ほんとに!? それなら……」


   #梨穂子、以前の腹筋を思い出して恥ずかしくなる。


梨穂子

「あー……えーっと……やっぱり大丈夫! あなたは見てて!」

「それに、ほら! 私一人でもちゃんと腹筋できるようになったし!」

「まだ背中に座布団は敷いてるけど……。」


「《でも、顔が真っ赤で大変そうだ?》」

「そ、それは運動のせいじゃないっていうか……。」

「も~、やっぱり人の気も知らないで~!」



《最終話へ続く》


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『ASMRボイスドラマ アマガミ Vol.1 桜井梨穂子編』(CV・新谷良子)

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