第52話 一章 登場人物紹介
主人公
名前:ない
年齢:0(28)
好きなもの:早音文乃、永眠しろ、ASMR
嫌いなもの:家族、労働
座右の銘:弱肉強食
元社畜で元人間。
死後、早音文乃の所有するダミーヘッドマイクに転生した。
母親が、金持ちに寝取られた経験や、その後荒れた父に暴力を振るわれたことで他者と世界を「強者と弱者」という価値観以外で見ることができなくなる。
また、日々父からの暴力におびえていた経験から他者の感情を察する能力が発達した。
ブラック企業で奨学金を返すために働き始めてからはその思想がより一層激化し、オタクコンテンツを楽しむ余裕さえなくなっていった。
体も心もボロボロだったが、転生してからはあらゆることから解放され、かなり前向きかつ楽天的になっている。
彼女の精神に悪影響を与えることを恐れて、生前のことを話そうとしなかった。
その結果、文乃に「金持ちなどの強者を無意識のうちに憎悪している」ことを見抜かれ、拒絶される。
が、憎しみとは別に、共に過ごした半年間で築かれていった愛情が確かにあることに気付き、それを文乃に対して伝えている。
文乃、そしてしろのことを、世界で一番大切に思っている。
……というか、現状他の人にあんまり興味がない。
余談:あまりASMRを熱心に聞いているタイプではなかったが、最近はしろのASMRにどっぷりハマっている。
ASMRを聞くたびに、彼の中の何かが目覚めているとか。
ヒロイン
名前:早音文乃(永眠しろ)
年齢:17(高2)
好きなもの:ダミーヘッドマイク、応援、オタクコンテンツ全般
嫌いなもの:罵声、暴力、生肉全般、血
座右の銘:見えざる癒し手
資産家である早音家のご令嬢。
早音家は、地域内では忌み嫌われていた。
加えて、彼女は端正な容姿と特徴的な声色から目立っていた。
その二つの要因から、彼女は長期間にわたっていじめを受けていた。
いじめを苦にして、自殺をしようとしたが、「彼」ーー主人公に手を引かれて自殺を止められた。
彼が自殺を止めてくれたこと、そしてそのまま死んだことで彼女は自殺するモチベーションを失った。
彼女の精神的な状態に気付いた両親は事態を重く受け止めたことで、通信制高校に通うことになり、いじめからは解放された。
主人公を死なせてしまった負い目から、そして最近になって知った娯楽の救いから、彼女もまたそういう存在になりたいと思った。
準備に半年、デビューしたから半年で順調に活動し、登録者を増やしてきた。
活動内容は主にASMRで疲れ切った人たちを癒せたらいいなと思っている。
主人公のことは、恩人であり、誰より何より大切に思っている。
次に視聴者、その次が家族や使用人である。
いじめにあっていたことや、家族に厳しくされていたことが理由で自己評価が低く、自分の容姿や声には自信がない。
なので、ストレートに褒められることに弱い。
箏の演奏に加え、茶道や華道などかなり多芸。
また、あっさりと配信やASMRのやり方をマスターするなどかなり器用。
その一方で、感情が爆発したりと、不器用な一面がある。
余談:Ⅾ(何がとは言わない)
ファンネーム:しろの永民
配信などの感想タグは;#永眠しろ配信中
ファンアートタグ:#永眠しろ閲覧しろ
センシティブファンアートタグ:#永眠しろ閲覧禁止
その他
名前:氷室理佐
年齢:30
文乃専属メイドその一。
三人の中でも最年長であり、リーダーでもある。
働き始めてから、一年程度だが、今の待遇には満足しており、文乃が、しろが活動に専念できるようにサポートを出来るだけしたいと思っている。
名前:雷土
年齢:26
文乃専属メイドその二。
可愛いものが好きなので、文乃や、しろのことも好き。
名前:火縄イア
年齢:24
文乃専属メイドその三。
掃除が好きで、掃除に関しては誰よりも積極的に参加する。
文乃の部屋を掃除するときはやたらと鼻息が荒いので、理佐に止められてしまった。
名前:内海
年齢:58
早音家専属運転手。
格闘技なども修めており、護衛もできるが性別上の観点から文乃に対しては運転手として接している。
身体能力は、超人クラスで、趣味も筋トレ。
使用人の中では古株だが、文乃はそのことを知らない。
余談だが、永眠しろの配信を観たことはない。
なんならU-TUBEが何かもよくわかってない。
名前:陸奥
年齢:56
早音家専属シェフ。
内海さんに次ぐ古株。
文乃の両親がほとんど家にいないので、ほとんど文乃への専属料理人になっている。
他の使用人へのまかないも、ほぼすべて彼が担当している。
料理の腕は、それこそ超一流レストランで通用するレベル。
余談ではあるが、趣味も料理であり、U-TUBEなどにも触れながら日々研鑽を続けている。
彼のアカウントには、夥しい量の料理動画の視聴履歴が残っている。
名前:早音弘文
年齢:45
世界に影響のある資産家の当主である、早音家の当主。
余談:自分と妻の名前からとって、娘の名前をつけた。
仕事が忙しく、文乃にあまりかまってやれなかったことを悔んでいる。
また、厳しく接しすぎたことも含めて後悔している。
名前:早音雪乃
年齢:43
弘文の妻。
余談:夫同様、仕事ばかりで娘にかまってやらなかったことを悔んでいる。
最近になって、娘の様子を気にしている。U-TUBEを最近は観るようになったんだとか。
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