第117話 …………え、下層の人たち強すぎない?





よ〜し、結構いい滑り出しだと思うぞ!


早速めちゃくちゃ強いサメを撃破したからな!

もう俺に敵なんてない!


ハッハッハー!!


…………でも、現実はそう甘くは無かった。

何故下層というものがあるのか?


それは、明確な力の差で他の魔物がすみつけないのだ。





ーーーーー





「…………え、下層の人たち強すぎない?」



ナポレオングフィッシュ Lv36


HP 53959/54359



サラザールメンドル Lv41


HP 42646/63666



アイアンメイディング Lv26


HP 42670/42670



…………え、強くない?

俺が入ったら即死じゃない?


だって今の俺のステータスを見てみろよ。



名前 レオン・ドラグノフ

種族 雷竜

レベル 2 1up


HP  54220/54320 630up

MP  69910/70010 690up

筋力  56290 662up

耐久  57598 638up

魔力  57954 674up

速さ  55448 648up

知力  53620 620up

精神力 110850 850up


5


スキル


鑑定|5 

雷魔法|6 

四属性魔法|6 

無属性魔法|5 

四属性耐性|9 

竜武 new

龍爪|4 

龍鱗|4 

龍牙|4 

飛行|3

毒耐性|5 

酸耐性|5 

麻痺耐性|2 

物理耐性|6 

視覚領域拡張|3 

感覚領域拡張|3

聴覚領域拡張|3 

高速演算|3 

思考加速|5 

気配感知|4 

HP自動回復|3 

過食|9 max

悪食|8 

耐久 new

暗視|9 max

魔闘法|4 

鬼門法|9 

鬼化|8 1up 

小型化|4 

■類■■ノ記憶


称号


『■類■■ノ記憶ヲ■つ者』 『龍に達した者』new『死者との友情』『鬼神の孫の加護』



一応俺も結構強いよ?

だってHPが5万以上あるからな。


でもあの………なんだっけ?


そうそう、サラザールメンドルさん。

そいつのHPが6万を超えていたからね?


そしてHPが4万以上の奴等が集団で居る時があるからね?

そんなのおかしくない?

もしかしたら地龍に勝てるんじゃない?

それぐらい強い奴等が居る。


強くない?

やばくない?

おかしすぎだろ!


地龍のステータスも10万は行ってないだろ……多分。

じゃないとおかしい。


俺はあの時、とてつもない地龍の圧を感じたが、ステータスが10万の力を持っているとは考えられなかった。

もしステータスが10万を超えていたら俺は今死んでるぞ?


そんなやつ、ちょっと力を込めて攻撃すると俺の事なんで即死だ。


まぁ、成長しているかもしれないがな。

だって俺がこれだけ成長しているんだから、地龍が成長していてもおかしくない。


地龍がもし進化していたら…………どんな奴になっているんだろうな。


岩石龍とか?

地岩龍とか?


かっこいいな。


もしそんな名前だったら俺も進化して〜!


雷電龍とか?

雷鳴龍とか?


かっこいいぜ!

俺人間諦めようかな?

人間諦めても別によくね?

セラとアテネに俺がレオンって事を証明出来たら別に良くね?


…………いや、良くないわ。

人間でいたいわ。

レオンでいたいわ。


だって俺は俺のままg――――――ッ!!!?


なんだ!?

今、めちゃくちゃでかい岩が飛んできたぞ!?


…………いや、これは岩じゃない!


ロックハードスピード Lv17


HP 32570/33670

MP 29750/29850

筋力 36300

耐久 52100

魔力 25000

速さ 46000

知力 30000

精神力 30000



は?

耐久と速さが異常だな。


強すぎですって。


そりゃあ、岩だから硬いよ?

硬いのはまだ了承出来る。


でも速いてぇ〜。

速すぎるてぇ〜。


何なの?

めちゃくちゃ硬い岩が高速でぶつかってくるの?

俺泣いちゃうよ?


よし。逃げるか。


全力疾走じゃい!


…………グハッ!!!!


俺は、全力で逃げたのだが、余裕でロックハードスピードに追いつかれた。


何故だ?

スピードには差が無いはず!

とゆうか、俺の方が速いじゃん。

どのステータスも勝ってるじゃん。

龍って強いんだね。


……いや、それどころじゃないわ。

なんでこいつが速いの?


………………あ!このスキルか!


直線特化。


カーブなどを出来なくなるが、直線に走るスピードがとても向上する。



めちゃくちゃ厄介じゃん。

多分スピードだけで言ったら、直線なら10万を超えてるんじゃないか?

それぐらい強い。

強すぎ。


俺は、どんどん岩に追い込まれていた。

その先が、どんなヤバい所かも知らずに。





ーーーーー





…………チッ、行き止まりか。

これからどうする?

あいにく、ここは狭いため、こいつが助走を付けにくい。

だから比較的簡単に倒せるはず。


だから俺に出来るのは………


俺は、岩に向かって仁王立ちをした。


攻撃された瞬間反撃する事。

ここではトップスピードは出せないため、攻撃してきた瞬間の岩は捉えやすい……はず。


さぁ、こい!


俺がそう思ったのが伝わったのか、岩が俺に向かってぶつかってきた。


来たっ!!


俺の拳は、完全に岩を捉え、殴った。

……はずだった。


なんだ?

殴った感触があまりない。

なにか、スライムでも殴ったような―――――グハッ!!!!?


何故だ?

俺は今、岩を殴って吹き飛ばしたはず!


…………もしかして……


俺は、岩が持っていたスキルの事を思い出した。


身体質変化。


体の質を変化させる能力。

体をとても硬くしたり、スライムみたいに弾力があるようにするなど、いろんな材質にすることが出来る。


ただ、デメリットがあり、体をとても硬くすると、動きが少し遅くなる……など、いろんなデメリットがある。


多分今、こいつはスライムみたいに弾力があるかんじになったんだろう。

そして、今小さい部屋に居るため、壁に跳ね返ってどんどんスピードをましてる。


グフッ…………


クッ、相手は傷つかないけれど、俺は相手に攻撃され、めちゃくちゃ体が傷ついている。


早く、手を討たないと…………


ん?

相手が傷ついていない?

相手はこんだけのスピードで壁にぶつかってるんだ。

流石に怪我をしているはず…………


ロックハードスピード Lv17


HP 19500/33670


よし!

相手のHPも減っていっている!


そりゃあそうだ。

あんだけのスピードで壁にぶつかっていたらHPは減るはず!


なら俺はすることは…………


俺は、この小さい空洞から脱出出来る一つだけの穴を体で塞いだ。


これで、お前は逃げれない!


鬼岩化 発動。


我慢比べだ!


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


スミマセン。

敵のステータスで相手のスキルが表示されていない時がありますが、省略しているだけで、スキルが無かったり、見えてなかったりしている訳ではありません。

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