第99話 え、次のエリアって……



俺は次のエリアに行くと決めて2日が経った……


今俺が居る所は…………
























熱帯林のエリアである。


え?なんで俺まだここに居るの?

これ別に俺がサボって動いてないわけではないのよ。

逆に俺、2日間ずっと歩いてるのよ。

え、今目がバッキンバッキンだぞ?


…………まぁ、なんでコンナ事になってるのかって言うと……


めちゃくちゃ敵に追いかけられてるんだよね。


え、なんなの?

全然猿より凶暴な奴が多いんですが?


今俺の後ろに居る奴なんてジャガーって言う名前だからね?



ジャガー Lv23


HP  5952/6394

MP  5002

筋力  5730

耐久  5039

魔力  4963

速さ  6403

知力  3000

精神力 5000


2


うん。まぁまぁ強いよね。

でもさ、今これ何頭居ると思う?


うん。ざっと見ただけで10頭は居るね。


…………ふざけてんのか!!

え?ここなんかバグってない?

流石に強すぎない?

あのさ。集団生活をやめてくれないかな?

毎回十体以上で行動していると、いくら俺の方が強いからって負ける可能性があるんだわ。

集団イジメ使っていいの普通は人間だけだからね?

とうとう魔物すら使いだしたらいじめっ子すら逃げ出すわ。


…………まぁ、今は逃げながらチクチク攻撃してるんだけどね。

最初の頃なんてもっと居たよ?

そりゃあもう、壁に見えるぐらい。


《ジャガーを撃破しました。10000Expを獲得しました》


《ジャガーを撃破しました。10000Expを獲得しました》


よし!結構いいぞ!


いや〜、あと10頭ぐらいか?

10頭ぐらいなら正面衝突で……


「おっしゃ!お前ら!ジャガーかじゃがりこか知らねぇが、ボコボコにしてやるよ!!」


たった十頭ぐらい……倒せるぜ!


俺が大きく啖呵を切った途端、ジャガーの後ろから……プラス10頭のジャガーが出現した。


へ?


ここから2時間、彼は地獄を見たと言う………………





ーーーーー





ハァハァハァハァ……………


勝ったぞ……

めちゃくちゃしんどかったけど……


まぁ、レベルが2つ上がったからいいけど……

どうする?

なんか奥地に進み過ぎてもう森しか見えないんだけど?


陸には大量の危険生物が居て危険だ。

空は……ハハッ、俺が全然飛べないことを知らないのか?

海……うん。それこそ一番危険だね。

まず、川を下っていこうとしたらどうなったと思う?

うん。ワニさんがガン待ちしてたよね。

ワニを避けたと思ったらピラニアに食われるし……

うん。水がトラウマになったわ。


うん。ということは……やっぱり陸かぁ…………もう歩くの嫌なんだけど。

もう足が棒のようになってます。

棒通り越して枝よ。枝。


……お!座れそうな丸太がある!

よし、一旦休もう。


………………ふぅ。

これからどうしようか?

正直に言って次のエリアに行ける気配がない。

川を下ったら辿り着くと思うがそんな事したらワニの腹の中にひとっ飛びだ。

でも陸も危ないし……う〜む、困ったな…………


……お、アリが居る。

懐かしいな〜。昔はアリの巣穴にジュースつぎ込んだっけ?

あの時はやばかったな〜。

人のジュース勝手に使ったからボコボコにされたもん。


……蟻?そうだ!ここが本当にアマゾンなら軍隊アリが居るはず!!

どこだ!?どこに居るんだ!?


ん?なんか下に生き物が居るような……


俺が体の下の方を見ると……俺の足元に軍隊アリが居た。


ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!


※見た目的にキモチワルイ為、モザイクをかけてあります。お食事中の方には申し訳有りません。

……てか、この章気持ち悪いの多くね?





ーーーーー





……ふぅ、ふぅ、ふぅ…………落ち着け俺。


一応、アリ達は俺の雷で死んでもらった。

よし、じゃあこれを…………体に塗りたくります♡

……いや、一応ひと手間加えてやるよ?

アリの汁を体に塗りたくるのは嫌だけどね。

前、本で見た事があるのよ。

アリから抽出したエキスを体に塗りたくって、敵を寄せ付けなくするっていうやつ。


ヌリヌリヌリヌリヌリヌリヌリヌリヌリ…………


よし!体中に塗れた!

それじゃあ安心して進めるな。


…………よしよしよしよし。

所々に居る変な虫が、一々倒さなくても帰っていく!

もしかしてジャガーもおんなじなのか?


じゃ〜が〜さん!あっそびっましょ!


「ガル?」


検証結果…………


「がるうううぅぅぅぅぅ!!!」


ここのジャガーはそんな事気にしない。


なんでだよ!

え、軍隊アリだよ?

アマゾン最強の生き物だよ?

せめて様子見ぐらいはしよう?


躊躇なく襲いかかってくるやん。

殺る気満々やん。

ぶち回すぞ我!!


……って、ジャガー一体だけだったからっもう倒せたんだけどね。

別にステータスでは俺に負けてるし。


ちょっとまって?俺って……強い?

ハッハ〜!

俺は最強だぜ!!


猿でもジャガーでもなんでも……何体でもかかってこい!!


ヒョコッ………………


違うやん。

ホンマに言うてる訳ではないんよ。

だからそんなに来ないで?

もう、猿とジャガーが共闘しようとしてるやん。

さっきの嘘やって。


「きいいいぃぃぃぃ!!」


クソがっ!!


そして俺と猿&ジャガーの戦いが始まった。


…………え?猿とジャガーが共闘する事なんてあるの?

それっておかし―――――――っぶね!!

もうちょっとでジャガーの突撃が当たるところだった!


いや、なんかこいつ早くね?


疾風ジャガー Lv7


HP  7839/7930

MP  7000/7000

筋力  7593

耐久  7249

魔力  6500

速さ  10545

知力  4000

精神力  6000


え、速くない?

速さが10000超えてるじゃん。

しかも名前が疾風ジャガーって……

速そうな名前だけど、ダサいよ?

どれぐらいダサいかって言ったら……作sy…………陰キャの私服ぐらい。


『え、今作者って言いかけた?』


言いかけてないです。


『え、言いかけて「いいかけてないです」……』


今戦ってる最中だから静かにしろよ。


おおっ!あっぶね!!

また疾風ジャガーが突進してきた!!

それにつられて普通のジャガーも突進してくるが……当然、疾風ジャガーよりも遅いので、俺にやられて終わりって訳だ。


《ジャガーを撃破しました。10000Expを獲得しました》


よし!順調順調。


って思った矢先、もう一体のジャガーが出てきた。しかも疾風が付いた。


「―――――グハッ」


ヤバい、モロで食らった…………


そして俺の落ちた先が……大きな滝だった。

いや、ヤバいてぇ。ピラニア絶対居るってぇ。


まぁ、俺には飛行が有るんですけどね。


ハッハー!俺が落ちたと思ったかバカどもめ!!

俺は無k――――グハッ。


猿………石を投げるのは反則だぜ?


俺は、滝へ落ちていった。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


次のエリアです。

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