第48話 とある者
「グ、グウゥゥ……?」
フッ、コイツ召喚を見た事が無いのか、戸惑ってやがる。
「いや〜、それでもお前、強くなりすぎじゃね?」
「ソウデスカ?」
いや、成長しすぎだよ。
これは前回会った時のステータス。
種族 ゴブリンキング
レベル 24
HP 4420
MP 1700
筋力 4965
耐久 4640
魔力 1350
速さ 3950
知力 1640
精神力 2850
1
スキル
棒術|5
土魔法|4
王の覇気|6
HP自動回復|9
MP自動回復|1
ゴブリン|7
土耐性|6
火耐性|2
気配隠蔽|2
打撃強化|4
王|4
称号
『ゴブリンを統べる者』
これが今のステータス。
種族 ゴブリンキング
レベル 74
HP 9210 4790up
MP 4300 2600up
筋力 9990 5025up
耐久 9500 4860up
魔力 3600 2250up
速さ 8422 4372up
知力 5480 3840up
精神力 4900 2050up
3
スキル
棒術|7 2up
土魔法|6 2up
王の覇気|7 1up
HP自動回復大|3 3up
MP自動回復|2 1up
ゴブリン|8 1up
土耐性|7 1up
火耐性|7 5up
気配隠蔽|5 3up
打撃強化|6 2up
王|4
称号
『ゴブリンを統べる者』 『レオン・ドラグニルの召喚獣』
もう、ヤバイよね。ステータスが8000超えだってさ。
いや、お前が俺の召喚獣になった時から森に放っていたけど……
「お前、強くなりすぎ」
こんなステータスじゃ俺も勝てないよ……もしかしたら、反逆される!?
「ツヨクナリスギッテイワレマシテモ……ワタシ、レオンサマ二カテタコトナイノニ」
「……まぁ、負けはしないな」
でも、いつもギリギリよ?これはマジマジ。
(このステータス差で負けない事はおかしいでしょうに……)
ルークは密かにこう思った。
「ソレジャア、レオンサマ。テヲヌカズニタタカッテクダサイ」
「……あちゃ〜、バレてたか…………」
バレないようにしてたんだけどな……
「え〜、お前が倒してくれても……分かった分かった、倒すからそんなに睨むな」
「……ニランデハイマセン」
「……はぁ、本気出すか…………」
しんどいんだけどな……
「じゃあな、オークキング」
俺がこう告げた瞬間、
「――――――ッ!!!?」
オークは壁にめり込んでいた。
「……ふぅ、死んだかな?」
《熟練度が一定に達しました。覇気を手に入れました》
お、覇気!?覇気ってもしかして、相手を失神させたり、体を固くしたり、未来が読める様になるやつか!?
覇気
相手に威圧感を与える。力量に差が有りすぎると、相手は失神してしまう。
あちゃ〜、覇◯色の覇気でしたか。
「ルーク、聞いてくれ!覇気を手に入れたぞ!」
「ソウデスカ。タタカイノヤク二タチマスネ」
そうだな…………もしかしてこれ、戦い以外に役に立たないか?
もしこの覇気を交渉の時使えたら…………
よし、今度ギルファにでも使ってみるか。どうせ効かないと思うが。
「そうだルーク!さっきゴブリンキングを倒した時に手に入れたんだが……あった、これだ」
はい、ゴブリンキングの首飾り
「オオ、コレハ……アリガトウゴザイマス。タイセツニツカイマス」
「喜んでくれて何よりだよ」
確か……あの首飾りをゴブリンがつけるとステータスが1000upするんだっけ?
「コレヲツカッテアナタヲタオシマスネ」
「はっ!」
そうだ!今度こそ俺、負けちゃうかも……
「ま、まあ、この宝箱の中身は俺がもらうからね!?」
「ハイ、レオンサマ」
さ〜て、何が出るかな、何が出るかな、何が出るかな〜!
「お、おおお!?」
これは!?
炎の首飾りのほうのくびかざり
火属性の魔法の威力、構築スピード、放射スピード向上。
「お〜、中々良いものじゃないか!」
「……ズルイデスネ」
「いやずるくないだろ!お前の『ゴブリンキングの首飾り』の方がズルイだろ!もし俺がその効果を手に入れたらステータスが2倍近く上がるからね?」
うわ〜、人間の首飾りはないかな〜……まぁ、炎の首飾りも強いけどな……
ポタポタポタポタ……………………
「ん?何だ、これ?」
これは……………………
「――――――――ッ!!」
これはッ!!
「ルーク、俺はヤバいものを見つけてしまったぞ?」
「ソウナノデスカ?」
これとルークが見つけてきてくれたものがあれば…………
「ヤバいものが作れるな……」
でもこれは俺が作れるだろうか?
盛大な報酬と少しの不安と共に俺は帰還した。
ーーーーー
「オイ、入れろ」
「あ?ガキが何言って――――ッ!!レ、レオン様では有りませんか!?ど、どうぞお通りください!」
「どうも」
いや、取り作れてないからね?もうガキって言ってたじゃん。……まぁ、どうでもいいけど。
ーーーーー
ギイィィ…………………………
「爺さん居る?帰ってきたよ?」
「……ん?おかえり。随分早かったな?もしかして中断して帰ってきたのか?中断して帰ってきたら報酬は出ないぞ?」
「え、報酬出ないの?……いや、俺はちゃんと攻略して帰ってきたよ?いや、それが大変でさ…………」
俺は爺さんに洞窟であったことを話した。
「――――ッ!!?まさかその歳でオークキングを倒すとは……」
(本当にオークキングを倒したのか?レオンの力じゃ倒せないと思うんだが……)
爺さんは密かにこう思った。
「そうそう、これが証」
テッテレッテッテッテ〜、オークキングの魔石〜!
「……本当にオークキングを倒しんだな」
「そうだよ。信じてなかったのか?」
いや〜、信じてもらえなかったのか?悲しいぞ?
「いや、訓練で見ている感じ、オークキングを倒せる実力は無いと思っていたからな。多分。オークキングがボスだったんだろ?」
「そうだぞ?」
「おかしいな……あれは最近できたダンジョンなはず……オークキングレベルのボスなど、ダンジョンができてから一年ぐらい経たないと現れないはず…………」
「そうなのか?あの洞窟はいつダンジョンになったんだ?」
「数ヶ月前のハズだぞ……何か異変が起こってるのか?……まぁいい。これは配下達と考えるか」
「そうだそうだ!子供にそんな話するな!教育に悪いぞ!」
これだから馬鹿な爺さんは……
「いや、お前普通の5才児じゃないからな?その力、大人でも持ってる人は少ないぞ?」
「ハイハイ、細かいことは気にしない」
……はぁ、疲れたな…………
「爺さん、俺もう寝るよ」
「おう、ちゃんと休めよ」
「は〜い」
俺は上棟に向かった。
ーーーーー
「ふぅ…………」
俺は思いっきりベットにダイブした。
……やっぱりこのベットは硬いな……
「今日はもう寝るか!…………おやすみ」
明日良い日になるますように!
「オイ、お前ら!なぜか清掃室に大量のう◯こがあるぞ!?」
「何だだよ!?しかも何か鬼の形しているやつもないか!?」
「もう、どうなってんだよ!?」
…………おやすみ。
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