もし俺が世界的人気なツブッターのCEOだったら
若坂 ケイスケ
1章
第1話 プロローグ
現代社会においてSNSとは、なくてはならない存在となった。
世界中の人と人とがインターネットを介して繋がることができる。
いくつもあるSNSの中で、特にトップに躍り出ているのがツブッターだ。
起きた出来事を文章、写真、動画にて発信し、それが世界中の人たちに見てもらえるシステムである。
その発信に、いいね!を付けてもらったり、時にはコメントや、ダイレクトメッセージなど受け取ることができる。
また、お互い許可しているのであれば通話が出来るようになっている。
さらには、ツブッターは銀行も経営しているので、そこで口座を開設しツブッターに連携すると、ユーザー間で簡単にお金を送金できるだけでなく、ツブペイとして電子決済が出来るようになる。
最近では、ツブッター上で活動して、その人を応援したいという人達からお金を送金してもらい、生活している人までいるみたいだ。
まだまだ説明できないほど機能があり、日々進化し続けている。
この利便性こそが全国民が最も使う理由であろう。
そしてそれは、時には社会的武器としても使われる。
そんなツブッターを開発し世に広めたのは、日本の
世界の人口の半分ほど登録していることになり、他のSNSと比べてダントツ1位を誇っており、子供から老人まで幅広い人に使われている。
そしてその数は、現在進行形で伸びて行っている。
そんなツブッターの売り上げは年間数十兆にも上るとされている。
その社長はいつもTVやツブッター上で口にしている言葉がある。
「このツブッターは私1人の力で立ち上げたものではありません。強力な1人の協力者によるものです。よく私をすごいと皆さん絶賛してくれますが、その人物に比べたら私はちっぽけなものですよ」
その言葉に世界は激震したが、右舷社長が言っている協力者なる人物は一切メディアに出ることはなかった。
それどころか、ツブッター社員でさえその存在を知らないと言われてきた。
皆そのコメントは今後の策略のためのデマであるという噂となった。
右舷社長が言うその人物とは、もしいたら一体どんな人物なのであろうか。
これはそんなツブッターが世に広まった物語り。
今でもすごいと言われているツブッターは、一体どのような進化を遂げ、どのような未来を見せてくれるのだろうか。
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