第8話人類主義者
終わり。
世紀末感を漂わせる、偽物の踊り。踊り狂った地下の鉄。
腐りかけた、果実が、邪悪な紫に染まるころ、あの偽預言者は、地獄の火に焼かれている。
高笑い。爆笑の渦。
怒りのセイント、クルス、クリエイター
狂おしいまでに情熱。
放熱のままに放熱。
アイラブ人類。俺は鋼鉄のメタリスト、ならぬ平和のメダリスト。
パンカー、俺がパンカー&アンダープレッシャー。
跳ね返す、トランスロックンロール。歌う、全生命体。
人類の終わりに現れた、月並みな救世主。
そして、凡庸な嘲笑者
笑えば、笑え、俺は、実存主義者は、理性の牢獄から、解放される。
解き放て、人類!
主義主張に寄らず、真実の愛によって、世界を殺して、自己を憐れむ。
真の隣人愛とは、どこまでも、理性的。獣の感覚ではいけない。
告解が待っている。
精霊の訪れ。
生まれ変わる利己的な鎖を解き、輝きを放つプロメテウスの官能主義者。
イブではない、憧れのロックンロール救世主。
その名を唱えろ。今もこれからも、そして永遠に
99
そして一年
世界が一つ、でも人類は個性。
受け入れる、否、そう選択の楽園主義者。
生きる道を取る俺は、ブレイク、ブレイク、ブレーキのないアクセル。
そのまま、光が飛び散る、人類の夜明け。
口笛を吹く、シド・バレット
夜明けとともに、シドは、曙光に消えて逝く。
そして、闇……。
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