勝……った? サッカー日本代表が勝った? ドイツに? うへ、うへっへへっへへ。最高に、楽しかったですね。そして色々間違ってましたごめんなさい

温泉文太

心臓が震えて寿命が縮まったが見られて大変嬉しいです

 拙い文章ですが、世の中にはこの題名を見るだけで幸せになる人種がおりまして……。

 一日一善と割り切り、人目に触れるよう☆と、邪魔じゃなければフォローも入れて頂ければ有難くあります。


 なお、勝利が決定した瞬間の瞬間最高視聴率は40.6パーセントだったそうです。

 見てない人をからかってしまいそうです。


 あらすじ


●謝罪


●別の謝罪


●試合の前半後半の概要と、私的意見。森保監督への手のひら返し経緯


●浅野さんがした凄い事への意見


●謙虚な権田さんは格が違うという話。憧れちゃうなー。多分日本サッカーファン界で伝説となる。


●全体的な褒めと、スペイン、コスタリカの話


 終わり


 どんな文章、内容でもサッカー関連の感想を書いて頂くのはどうでしょう。少しスカッとするかもしれません。

 大昔の話でも、穴掘って言いたい事言うという話があります。

 そう、このコラムの感想欄がその穴です。


●謝罪


 まずは筋を通したい。と、思います。本人がご存知になる可能性は絶無ですが、


 ゴールキーパー権田さん。フォワード浅野さん。御免なさい。

 悪意は欠片もありませんでしたが、種々の情報を判断して戦力にならないと思ってました。あちこちで大声で言ってました。そして……。


 も……森……ぐ……ぐぎっ……う、ぐううぅぅうう。森や…………やす……。

 ふううぅううう。うぐううぅぅうううう。ち、チクショウ。チクショオオオオ!!


 嫌いなのに。大嫌いなのに! だって、絶対色々おかしかったのに! サッカー協会の田島と、電通とかのスポンサーの操り人形じゃないと納得出来ないような色々があったし!

 疲れてる富安を呼んで、怪我した事とかあったのに!

 でも……それでも……やはり……筋は、筋は通さなければ。


 ご、ごめん、―――。誠に、申し訳ありませんでした。森保一監督。

 こっから二連敗しようが、何が起ころうが、日本代表監督はW杯で良い結果を出すのが仕事の九割ですので、貴方様は給料分の責任を果たしました。


 すごぉおおおおおく納得出来ませんが、友人相手に。ネットで見ず知らずの人たちに。

『幾ら三連敗確定でもこの監督は残念だ』などと言っていた私が間違っておりました。素人らしい分かってないだけの奴でした。


 

●別の謝罪


 ……。ふっふっふっ。ひぃぃいいいいいいいい。

 ―――。――――――。よし。屈辱をよく我慢した。


 と、いう訳で。サッカー日本代表が、ドイツ代表にW杯で勝った事に関してのコラムです。


 筆者、温泉文太の予想は別コラムで書いた通り日本がボコられる。というもので、勝つ確率は限りなく0に近い。

 勝つとしたら前回大会と同じように、前半でレッド+PKで得点。くらいないと無理。というものでした。


 謎判定無しで、文句のつけようが無く、日本が勝ちました……。


 もう、本当、夜の十時から、夜中の十二時まで。そして、その勢いのまま次のスペインvsコスタリカまで。マンションで叫んでしまい、近所迷惑だったことでしょう。

 これを読まれた方の中には、作者の同類に起こされた人も居るかもしれません。マジごめんなさい。良い歳ですが目を疑う事態の連発で、自分を抑えられませんでした。


 ……うひひひひひひひひひひひひ。まーーーーじ盛り上がってきましたよ。GL突破の可能性出てきました。超楽しくなってます。

 やはり自国代表が居ると、楽しみなゲームが増えますからね! どうでも良い試合も対戦するかと思えて楽しく見れちゃうんですよね!


 

●試合の前半後半の概要と、私的意見。森保監督への手のひら返し経緯


 さて、数名読んでくださるかたが居るのかも不明ながら、一応試合内容と詳しい謝罪理由の解説を。


 まず前半です。九割筆者の予想通りだった。と、申せましょう。

 と、言いますか、富安というアビスパ福岡の誇り。何故そんなJ1で弱小であるチームから出てきた? という、日本でブッチギリの実績を持つディフェンダーが出られて無かったのもあり、予想より酷かったです。

 

 これに関しては完全に森保監督の所為と思うのですが、守備の戦術がドイツの攻めに全く適応しておらず、試合中の修正も無かった為にボロボロで三点以上決められても何もおかしくないくらい、ドイツに楽にシュートを打たせてました。


 あまり自信は無いのですが、伊藤という攻めが売りの選手が攻めるために前に行こうとしていた為に、ドイツの攻めてる人数が守備の人数より多かった。というような事があったように見えます。

 それを指示して何とかするのが監督の仕事なのに、何か効果的な事は何も起こらず前半四十五分、もうボッコボコのボコでしたね。


 ドイツに取られた1点もそれが理由で、ドイツの選手がボールを持った瞬間、DFが遥か彼方に居て一番近いのがGKの権田さん。という、失点しない訳が無い状態を作られてでした。


 しかもその後も何回も同じような、ドイツの選手がシュートを打って当然の状態の時に、DFが誰もついていない状態があり。

 森保監督への罵詈雑言がネットとあちこちのご家庭で飛び交っていたはずです。



 しかし後半。森保監督は選手交代で、四人だった守備の選手を五人にして開始しました。


 まずこれが当たりました。日本の防御は目に見えて改善し、点を取られそうな気配が前半より圧倒的に薄くなったのです。


 守備を増やせば硬くなるのは当然だし、負けてるのに攻撃を弱くしてどうすんだ。みたいな意見もあるかとは思いますが……間違いでしょう。

 試合中、選手の動き方の意識の統一と、約束事が必須な守備のやり方の変更は非常に難しい。

 筆者は試合中に守備の人数増やしてなお、崩壊した試合の数を思い出せません。

 それをやり切ったのですから監督と選手たちは褒められて然るべきと存じます。


 そして後半の入りを安定させた所で、早い時間帯に更に森保監督は動きました。

 守備選手を下げ、攻撃選手を投入。

 てっきり守備ガチガチにして、後は何かのマグレで一点を取って引き分けを神に祈ってる。と、思った筆者を驚かせ攻撃的に動いたのです。


 これにより守備が五人から三人に変更……されたように見えました。めちゃんこ危険です。

 マグレ勝ちしたサウジアラビア並みの博打です。しかもサウジアラビアと違って、国内での濃密な合宿とかしてません。ヤメロと思いました。


 しかし後半三十分弱。交代で入った三人の連携。しかも絶対スポンサー枠と思っていた南野選手も十分に役を果たして、こぼれたボールを堂安選手が素晴らしいシュートでゴール。

 六割三苫、二割南野、二割堂安の点。というのが筆者の意見です。

 何にしてもスゲーです。家の外から奇声が聞こえた。という方々も多いのではないでしょうか?


 正直この時点で森保監督には御免なさい状態でした。負けても御免なさいと筆者は言いました。嘘じゃないです。


 しかし……結果は筆者の想像を遥かに越え。

 浅野選手が……。


 膝の靭帯断裂により、二カ月試合してなかったのに呼ばれた、最後の練習試合でも怪我が治りきってないんじゃないか? みたいな動きだった浅野選手が……。

 筆者が「代表に呼ぶなよぉ! 怪我が悪くなるだけで可哀想だろ! 戦力外に決まってんだろ!」と、あちこちで言っていた浅野選手が。

 凄まじい個人技で三十八分に決めて2-1。そのまま日本の勝利。


 い、意味わかんねぇ。何が起こったのか理解出来ねぇ。と、素で言ってしまうくらい可能性の薄い結果だったように思います。


 しゅしゅしゅ、しゅげーかったです。

 終わってみれば、試合の始まりはウンコofウンコでも試合中に守備の一番後ろの人数を4→5→3と変える曲芸をし、監督の手腕である交代選手が完璧な結果を出す。

 という、今の所W杯最高の監督とさえ言えてしまう結果を森保監督が叩き出し、勝ちました。


 不味い所があるとすれば……。水道局がデータとして出したそうなんですが。水道使用量が試合展開で乱降下したそうで。


 特にドイツの先制ゴールの後などに水道使用量が増えた。等のデータがあり、相当数の人が風呂に入ったり、寝てしまったりしたような気配があります。


 そんな見逃しやすい劇的勝利だった事くらいでしょうか。


 筆者は監督が誰であろうとも、世界一有能な監督でもドイツ、スペイン相手には敗北。GL敗退と予想していましたので……。驚天動地の結果でした。

 一応申しますと、明らかにドイツの方が強かったです。十回したら九回以上負ける内容だったと思います。

 でも勝ったのは、森保監督の選択が必須でしたから……最高の監督ですね。認めたくありません。




●浅野さんがした凄い事への意見


 浅野さんのゴールについてです。

 嘘偽りなく申しますが、浅野選手が入った時「ヤメテええええ!」と言いました。

 しかし動き出してみると「あれ? 怪我の影響無さそうだな。十分動けてる」とは思ったのです。


 ですがあのゴールは期待の欠片もしておらず。絶句しました。

 FKで自陣から一発で浅野さんまで良い球を蹴った、DFの板倉選手も素晴らしかったです。

 しかし……。


 後ろから来たボールを、浅野選手は完全にコントロールし。ボールが跳ねない強さで、走り出せる位置に、走るに適した勢いでトラップ。

 目を疑いました。

 真面目に世界最高峰の技術で、メッシ並みと筆者には見えて。


 そこから浅野選手は加速。体を上手に使い、DFからボールを守り。ゴールまで一人でドリブル。

 押されても体を揺らさず、最後の砦GKノイアー。あ、ノイアーだ。となっただけで緊張して外してしまいそうな相手に、超大舞台で。シュート。


 シュートした時ゴールとの角度はゼロに近く、ノイアー選手が前に立ちはだかっていましたから、ゴールするにはボール数個分の隙間しか無かったはずです。

 それを、体を当てられながら、素晴らしい威力でその隙間からゴールの天井にズドンしました。


 は、は、はぁああああああ!?!??!?!?! 嘘つけえええええええええええええ。

 お前そんな超テクイ選手じゃないやろ! 足の速さだけが売りの下手だったろ! 確かに近頃年取ってから技術が上がって、地道に練習してるんだなぁ。と感心してたけど。


 でも、世界最高のフォワードであるメッシと、チームメイトを恐喝してメチャ怒られたバロンドーラーベンゼマの合わせ技のシュートですよ。

 年俸五千八百万円と言われてる選手が、年俸三十憶。みたいなプレイですよ。貰ってるお金の六十倍のシュートですよ。脳が沸騰です。え、嘘だろ。と、叫べませんでした。


 まー、凄かったです。ほぼほぼ浅野選手の個人技なので、浅野選手が日本代表全選手中二番目の評価。だと筆者は思っています。

 試合が終わり泣いてたのにはもらい泣きしそうでしたし、インタビューで「もし負けてもウンタラ」とか嘘ついてるなと思いましたがそれも別に良いです。何言っても良いと思います。


 改めて御免なさい浅野さん。読んでもらえる訳が無いと分かっていても謝らずにおられません。



●謙虚な権田さんは格が違うという話。憧れちゃうなー。多分日本サッカーファン界で伝説となる。


 権田さんは試合後、かく申されました。

「僕のPKが無ければもっと良かったんですけど、皆が頑張ってくれてそれで勝てました」


 筆者はこう思いました。

「御免なさい。酷く勘違いされてませんか?」と。

 まずリップサービスを疑ったのですが、明らかに本音で喋っている目つきでした。ヤベェお人です。


 と、いう訳で。謙虚な権田さんです。

 二か月前にあった親善試合で骨にひび。更にその一か月後の復帰試合で負傷。+所属チームがJ2降格。と、散々な結果を背負ってドイツ戦のGKに選ばれました。

 はい。筆者は穴と思ってました。彼のミスが敗因の一つになると。

 

 心より、御免なさい。


 筆者の選ぶ勝利の立役者。MVP。一番働いた人。居なかったら絶対負けてた選手。あと、筆者が中抜きと賄賂の組織と決めつけ大嫌いである大会組織委員FIFAが選んだMVPです。


 上で書きましたが、日本の前半はボッコボコのボコで、守備は特別酷く、後半も守備を少なくしギャンブルな陣形の変更もあってドイツのドフリーなシュートと崩しが乱れ飛んでいたのです。


 しかし、それを権田選手はAT含め百分。

 超大舞台で頼りにならない守備陣がグッチャグチャとなりブチ切れて当然の中、冷静に、確実に動きました。(シュートを弾くたびに運試しだった気がしますけど)

 本人が後悔してたPK献上も、権田選手の責任は限りなくゼロに近いと考えます。

 ゴールの真ん前でドイツ選手がボールを持ち、一番近いのがDFではなく権田選手。なんてどうしようもありません。


 そして殆ど同じくらい終わった状況を権田選手は四回くらい防いでました。

 ドイツ選手が外したのもありましたが、それも権田選手が正しい場所で正しく動いたからと見ております。


 なのに………………。クソマスコミぃいいいいいいいいいいいいい!!!!!

 両チームの得点シーンだけ切り抜きやがったあああああ!!!

 お陰で権田選手の間抜けで一点取られたが、前の選手がカッコ良かったから勝った。みたいに見えるじゃねえええかあああ!!


 失礼。ニュース見て怒り心頭で。

 数分に納めないといけないというマスコミ側も分かるんですが……日本代表史上、一二を争う活躍をしたGKが無視は酷すぎと思うのです。


 兎に角、散々テレビで扱われてる勝利は権田選手のお陰です。

 浅野選手も物凄かったですが、取った点は一点。権田選手が消した相手の点は四点。完全なMVPです。


 何かニヨニヨしながら「日本戦、見た?」と、近寄ってきたウゼー人の笑顔も権田選手のお陰です。許してやってください。


 有難う権田選手。お陰で楽しみが凄く増えました。



●全体的な褒め


 勝因は浅野選手と権田選手がぶっちぎり。だとは思うのですが。正直、交代して一番評価の低そうな久保選手を含め、全選手が素晴らしかったと思います。

 前半ゴミだったのは多分最高監督となった森保監督の所為ですし。


 何が素晴らしかったかって、大舞台で凄い押されまくってるのに最後まで冷静に動き続けた事ですね。

 開催国のカタールなんて明らかに緊張でボロボロでした。

 まぁ、日本を背負え! とか煽られまくった上に八万人に囲まれてボール蹴ったら相当メンタルやられます。


 日本ドイツ戦があるまで最高のジャイキリと言われ、国民の休日が国に作られたサウジアラビアも素晴らしい冷静さでしたが、幾つか無駄に過激になってイエローカードを貰い敗因を自己製造しそうでした。


 しかし日本代表は誰もイエローを貰わず。パスを繋がれて守備崩壊し、真っ青になる状況となってもPK献上とはなりませんでした。

 権田選手は良いんです。あれはもう失点してました。


 真面目に日本人の立派な所とは思うのですが、スポーツ選手が試合中滅多に激昂しないですね。

 相手の選手を殴る蹴る。審判に暴言。でイエローやレッドという完全に自業自得な不利な事をしません。普通に思えますが全く普通ではなく、非常に立派です。


 今回のドイツVS日本もそうでした。全選手が冷静に、試合を勝つことだけを考え続けた。

 これが最大の勝因かもしれません。



 そして……残る相手。スペイン、コスタリカです。歓喜の中、この両者の試合を見ました。

 赤くなっていた肌が白くなってたと思います。

 結果は7-0でスペインの勝ち。

 今大会最大の惨劇。になるかもしれません。


 しかも……コスタリカが悪い訳じゃなかったように見えました。

 全得点を見たのですが、何かミスをして点を取られたとかではなく、

 スペインの連携がうますぎてどうしようもなかった。というのが七回。


 コスタリカの攻撃はスペインのボール回しとフォローが上手過ぎてそもそも殆どボールさえ持てず。

 手も足も出しようがない。

 ただただスペインが強いだけ。そういう試合に見えました。


 今でも日本VSコスタリカは精々互角。引き分けの可能性が高い。と、筆者は見てます。そしてドイツはコスタリカに勝つと。

 となると、ドイツがスペインと引き分ければGL突破の為にはスペイン戦もかなり重要となっていて、7-0の悪夢が日本にも……と、感じ白くなりました。


 ……権田さんにもう一回頑張って……いや、流石に無茶ぶりですね。

 コスタリカ戦で勝利し、GL突破確定の方を期待すべきでしょう。


 心より応援してます。



 では。長々とお読みくださった方々。有難うございました。


 万が一大してサッカーに興味がない方が読んでくださってたら、なのですけど。

 日本代表が勝つのは、大きく見れば興味が無くても嬉しい事。じゃないかなぁ? と、考えます。


 応援してる人々は嬉しく、一か月少し機嫌がよくなる。

 大した影響は無いでしょうけど、誰でも機嫌がいい方が幸せな世の中になりますからね。


 なので、興味が無くても勝ってよかったな。と、幸せな気持ちになって頂けたら。と、思います。


 以上です。お読みくださり有難うございました。


**************


 か、からのぉ? からのぉ……。か、かひゅっ―――。


 色んな、非難は、あると、思いますが。森保監督に、文句は……言わないと、決めたの。

 うう……。何も弄らなくても十回やれば七回勝てそうだったんですけどねぇ。

 伊藤がPK寸前だったのはレッドのはず。とか色々言いたいけど……うう……ゆっくり休んでスペイン相手に良い試合を見せて欲しいDE……TH。

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勝……った? サッカー日本代表が勝った? ドイツに? うへ、うへっへへっへへ。最高に、楽しかったですね。そして色々間違ってましたごめんなさい 温泉文太 @wanisame

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