きっかけでなにかがかわることもある
バブみ道日丿宮組
お題:何かの動機 制限時間:15分
甲板の上で、少年と少女が対峙してた。
あなたが好き、君が好き。
愛を交わす二人だが、公に繋がることはできない。
身分差とはそういうことなのだ。
だが、少年には術があった。
アプリを起動。
空が収縮をはじめ、やがて大きなカエルが現れる。
少年がなにかを発すると、水色の光をカエルは纏った。
数秒後その光は少年へと向かい、覆う。
光に包まれた少年は、少女の手をとり、甲板から飛び降りた。
迫る海面。
何十メートルもあるその飛行時間は身体に本来は負荷がかかるものだ。しかしながら、光によってそれは無と変化した。
音もなく、海の中へと潜った二人。呼吸も言葉も相手に伝わる。地上とは変わらない動きができた。違うところがあるとすれば、邪魔をする人間が一人もいないということだ。
一枚一枚少年は服を脱ぐと、少女の服をも脱がしてく。
脱いだ服は、カエルが次々と口の中に入れてく。
全裸となった二人は、お互いの口や陰部などを愛し始める。
そしてタイミングがきて、繋がった。
快楽の虜になった二人は何度も絶頂を迎えた。
吐き出される体液は、カエルの光によって摘出された。
特別なコンドームというわけだ。
お互い満足し得ると、海面へと向かった。
飛び降りた船はだいぶ小さくなった。
戻ることは考えなかった。
アプリを起動。
海が渦を作り、やがて大きなフクロウが現れる。
少年がなにをか発すると、カエルと同じように黄色の光を纏った。
数秒後その光は大きなかごになり、少年たちはその中へと入る。
それを確認してからか、フクロウは浮き始める。
少年が指をならすと、海面にいたカエルが光、その光が少年たちを覆う。
すると全裸から、着衣へと変化する。
最初からこうすればよかったと少年は笑い、ただ街ではこんな大胆にえっちはできなかったねと照れた少女と手を繋いだ。
二人を載せたかごをフクロウが足でつかむと、ゆっくりと空にあがる。
そして、誰もいない世界へと二人は飛んでいった。
きっかけでなにかがかわることもある バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
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