最新42話まで拝読してのレビューです。
とにかく面白いし、読んでいてわくわくします。
神話的な要素を取り入れた日本が舞台の現代ファンタジーは数多くあれど、様々な要素を巧みに構築しています。
主人公の夕都からして「スサノオの童子」であり「龍神の化身」という、これだけでも惹かれてしまいます。
魅惑的なキャラが数多く登場する本作は、陰陽的な光と闇の対立、謎の影の組織「神無殻(かむから)」の存在、そこに時の総理大臣までが絡むという壮大な物語です。
さらにはカタカムナ、龍脈、出雲大社に高野山、聖木や精霊等々、興味を引かずにはいられないキーワードてんこ盛り、濃密なストーリーが展開されていきます。
詰め込みすぎと思いきや、そんなことはありません。展開は比較的スピーディーで、緩急もしっかりあります。1話当たりの文字数もそこまで多くなく、メリハリのある作品だと言えます。
この先でキャッチにもあるとおり純愛要素も加わっていくのでしょう。アクション要素も申し分なく、想像以上にハラハラドキドキ感もあり、謎もまだ多く残っています。
いよいよ本格的な動きをもって進んでいく本作、ぜひこの機会に手に取って一読してください。