第6話 勝利

~ドミエリン帝国・海岸上空


『カグヤ01、FoX3!』

『カグヤ02、FoX3、コピー』

『カグヤ03、FoX3、コピー』


轟音と共に30mmの鉛玉が飛んでいき、敵兵や建物を肉や鉄の塊に変えていく。


「なんだ!?あの兵器は!?」


「鉄の雨だ!」


「にげろー!」


「あぁ……神さま……!」


「いやだ!死にたくない!」


帝国兵は統率を失い、散り散りになって逃げだす。

港に泊まっていた侵攻艦隊の戦列艦も沈められる。

自衛隊や米軍の攻撃により、海岸は地獄とかしていく。

ただ、装甲艦は沈まない。さすがにガトリング砲で沈むほどの装甲ではないのだ。

ガトリング砲では。という注釈は出るが。


『カグヤ01、FoX2!』


ミサイルが飛んでいき、何とか沈んでいなかった装甲艦が木っ端みじんになり、沈んでいった。


~ドミエリン帝国・皇帝城~


「陛下!報告します!敵が攻めてきました!」


「何!?迎撃せよ!」


「ハッ!」

***

A-10が飛び去り、海兵隊が上陸する。

そして、ボロボロの浜を進んでいく。

兵士はほとんど肉塊に変わっていた。


「ん?なんか踏んだな」


海兵隊員が足を退けると、マスケット銃が落ちていた。


「こいつらマスケット銃で俺たちに喧嘩売ったのか……」


海兵隊は砂浜の先にある森の中に入るが、敵兵が逃げ込んでいたようでゲリラ的に攻撃をしてくる。


「くそっ!いったん退避、航空支援を要請!」


海兵隊が退避したのを見て、帝国兵は大歓喜。

その直後、ミサイルが命中。兵士たちは吹き飛んだ。

***

~ドミエリン帝国・上空~


「こちら隊長機、神経戦だ。音を上げろ。行くぞ、ダンスのお時間だ」


ワルキューレの騎行が流れ始める。


「ザマ見ろ!」


ヘリは帝都に向かう。

ミサイルを大量に携えて。

***

~ドミエリン帝国・皇帝城~


「なんだ、この音は」


「曲……ですかね?」


ワルキューレの騎行と、攻撃ヘリの音がどんどん大きくなる。

***

「おい!何でヘルメットを下に敷くんだ?」


「タマを守るんだよ!」


少しすると、敵兵が攻撃をしてくる。

それに対抗し、ヘリからも大量の銃弾が放たれた。



「いいぞベイベー!逃げる奴はドミエリン兵だ!逃げないやつはよく訓練されたドミエリン兵だ!」


「わかりました。追撃します」


敵は一瞬で肉塊に変えられる。

そして、兵士が降下。城内に進入した。

武器を持ってる奴は殺し、持ってないやつは捕縛する。

こうして、帝国軍は壊滅。日本とアメリカの勝利に終わった。

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