第六回 岐阜が誇る日本一
皆様こんにちは。
ん?
第五回から四日しか空いてないって?
ええ。
ちょっと所用で岐阜に行ってきたので、みょーんと足を延ばしまして。
ギラギラの太陽に炙られながら、車でどんどこ行ってきました!
まあ、行ける時に行って、書ける時に書く主義でして……。
計画性皆無、とも言う!
さてさて、では今回も岐阜旅、始めて行きましょー!
日本一。
この言葉を見て聞いて、皆様は何を思い浮かべるでしょうか?
日本一の山は、言わずと知れた霊峰富士。
日本一の川は、日本三大河川の頂である信濃川。
日本一の湖は、誰もが知る滋賀の琵琶湖。
日本一の砂丘は、鳥取砂丘……、ではなく、青森県の
最後のはあんまり知られてませんね。
近頃はTVでも名前は出てきてるので、知っている方は知っているかも。
自衛隊の実験場なので入れない、っていうのも知名度に影響してます。
さてさて、そんな日本一。
岐阜にもあるって知ってました?
万年二十位とか言われてそうな岐阜に、トップオブトップが有るのです!
今回の旅の目的地は、岐阜が誇る不動の日本一です。
所在地は西濃地域、岐阜県揖斐郡揖斐川町!
あ、読めます?
岐阜県民以外、読めない率120%の地名ですね。
揖斐 ―いび― です。
揖なんて字、
斐なんて字、
うんうん。
県外読者の皆様の声が聞こえるなぁ……。
でも、そもそもなんですが。
岐阜の「阜」の字、岐阜以外で見た事ねーよ!
岐阜県民も「岐阜」以外で見た事無いって!
今更っすねぇ……。
こほん、気を取り直して。
岐阜市中心部から車で一時間と少し(Go○gle調べ)。
そんな場所にそれは有ります。
簡単な経路は二つ。
一つは、国道157号を北上し、忠節橋を超えたら国道303号へ入るルート。
これは非常に分かりやすく、そして到達しやすい道。
国道303号は整備が行き届いており、今回の目的地直前まで到達できます。
もう一つは、県道53号を西進し、県道263号に入って北上するルート。
こちらは岐阜市中心部からの最速経路で調べると出てきます。
が、県道263号は堤防道路なので、運転苦手な方は結構大変かもしれません。
このルートでも、最終的には国道303号に合流していきます。
国道303号は、揖斐川町の市街地を抜けると揖斐川に沿って北上していきます。
奥いび湖に至ると枝分かれ。
直進すると国道417号、左折して奥いび湖大橋を渡るとそのまま国道303号。
今回の目的地は417号の先に有るので直進です!
さて、ここから目的地までは一本道。
ですが、岐阜市からここまでよりも、ここから先の方が大変だと思います。
何故なら、道が川に沿ってうねりくねっているから。
ヘアピンカーブが連続し、上ったと思ったら下り坂。
速度が出過ぎるとカーブが危険で、更に道の先の見通しが悪い。
そして、ダンプカーも行き来している。
更に更に、休憩できる場所が皆無!
真面目に、避難帯以外に止まれる場所は有りません。
なので、417号へ入る直前の道の駅で休憩しておきましょう。
『道の駅 星のふる里 ふじはし』
奥まった場所にある道の駅ですが、規模は結構大きめ。
設備も整っていて食事どころか、温泉まであります。
温泉については空調改修工事のため、2023年8月1日から営業再開との事。
……。
本日は7月26日。
残念。
行きか、帰りか、もしくは両方。
寄っていっても損は無いと思います。
あ、よく見て、↑コレは
私は帰りしなに、ここで麦茶1kg買いました。
お値段は350円、うん安い。
っと、話が横に逸れました。
今回の目的地へ、山と川に挟まれながら右へ左へ。
カーブ、坂、トンネル。
トンネルは直線だけではなく、湾曲していたりしました。
正直、トンネルの中を走ってる方が楽……。
で、長いトンネルを抜けた先。
駐車場へ誘う看板が!
さあ到着!
今回の目的地は!
『徳山ダム』
です!
正直を言うと、ずっと前の時点で『徳山ダムまで○km』って案内あったんです。
その時点でネタ晴らししちゃうのもなぁ、と思いまして。
日本において、もっとも有名なダムは黒部ダムでしょう。
世紀の難工事を映像化した、黒部の太陽がその一因ですね。
じゃあ、徳山ダムは何が一番なのか、というと。
ダムが
その貯水容量はなんと、660,000,000(6億6千万)㎥!
いや、数字がデカすぎて分からん分からん。
この水の量は、静岡県の浜名湖の約二倍だそうで。
それでもよく分からない……。
25mプールの容量が600㎥。
つまり、1,100,000杯分!
百万杯分、とか言われても分からんて……。
まあ、それだけでっかいダムがとんでもない水の量を堰き止めてるわけです。
ちなみに黒部ダムの総貯水容量は199,285,000(1億9,928万5千)㎥。
およそ2億㎥と考えると約三倍の貯水容量があるわけだ。
そう考えると凄まじい。
かの有名観光地を遥かに凌ぐ構造物が、山の奥で静かに水を湛えているのです。
さて、駐車場に車を停めてレッツ・ダムウォーク!
まず駐車場のすぐ横に展望台があります。
金属製の階段をトントン上ってダムと山々を望む。
ほぇ~、向かって右、山々は緑に萌えて深緑だ。
対して左は灰色のコンクリートの巨大構造物。
これを人間が作ったのか……。
凄い、凄すぎる。
下を見るとすんごい角度でスロープが。
ダムから放たれた水が滑り落ちる坂ですね。
残念ながら観光放水とかはしていないので、乾いてカラカラです。
展望台から降りて、ダムの方へ行きましょう。
んん!?
なんかでっかいタイヤが!
私の身長よりもずっと大きいぞ!?
ほほぅ、徳山ダム建設工事の際に使われたダンプトラックのタイヤなんですね。
90tダンプ……、90トン!?
10tダンプでもデカいのに、バケモンやぁ……。
それだけの大工事だったわけですね。
反対側までダムの上を歩いて行く事が可能です。
後で知ったのですが、片道500m、往復で1km。
遮る物が何もない場所なので、夏場は日差しが痛いです。
反面、風は猛烈なので、体感温度はそこまででもない感じ。
で、写真もパシャパシャ。
遠くまで水が満ちている光景は圧巻ですね。
反対側の山も撮影……。
あ。
これは凄い。
比較するとよく分かります。
山の三分の二くらいが水の中に沈んでる。
見える範囲全てがそうなので、ダムの水の下がどれだけ広大か、想像できます。
圧倒だぁ……。
ひぃひぃ。
お、往復出来た……。
炎天下の中の1kmウォーキングは結構辛いですね。
水分補給を……。
幸いにして、展望台の下に自販機があるので助かります。
……このための自販機なのかな?
一息ついたので、車に乗って出発!
おっと、ここで終わりじゃありません。
もう一か所、徳山ダムに来たら行かなければならない場所があります。
これは必須、絶対に欠かせない目的地です。
駐車場から出て、右折。
トンネルに向かう道を進みます。
トンネルを三つ、連続で抜けた先。
三個目のトンネルを抜けたらすぐに左折。
細い道ですが、ダムまでの道を運転して来られた方なら大丈夫、なはず。
少し進むとその場所に到着します。
『徳山会館』
徳山ダムの大きな人工湖を臨む場所にポツンと立つ建物。
そして、徳山の記憶を残す場所。
徳山ダムは日本一の総貯水容量を持つダム。
そして、その場所には一つの村がありました。
それが、徳山村。
つまり、徳山ダムが貯めた水の底には一つの廃村が眠っているのです。
世帯数466戸、約1,500人。
この村にかつて住んでいた人々の数。
これだけの人を移動させて、日本一の水瓶を作り上げたわけです。
ですが、記憶は残さなければならない。
それがこの建物が『この場所』に在る意味です。
内部では、当時の村の風景写真や映像が残されています。
先程、徳山ダムを観た方なら、何か思う所があるはず。
係員の方から色々な事を伺う事も可能です。
展示にも、何でも聞いてください、と書いてあります。
訪れた際は、色々と聞いてみると良いと思います。
で、私は偶然話しかけて頂きました。
デジイチを持ってたので目立っていたんですね(笑)
そこで得た情報をここに書いておきます。
来たる2023年8月5日(土)。
徳山ダムの特別見学会が開催されます。
ダム内部の見学が出来る、という催しですね。
通常は上を歩く事しか出来ないので、良い経験になるかと。
あと、係員さんから聞きましたが、内部は水が染みて寒いとの事。
で、外に出ると暑い。
温度差が大変!
で、実は既に事前予約期間は終了しています。
が、調べた所、見学が可能なようです。
行政法人徳山ダム管理所のHPから確認して下さい。
職員さんから説明を受ける事は出来ませんが、自由見学が可能です。
9時から30分ごとに15時まで13回実施、との事。
ダム左岸(駐車場の反対側)で受付、見学者が多い場合は待つ事もあるそうな。
放水は無いそうですが、普段見る事が出来ない場所が見られます。
徳山会館と合わせて、お子さんの自由研究にどうでしょうか?
ちなみにお食事は徳山会館で可能。
ダムカレー、ありますよ!
パッと思いついての訪問でしたが、得る所の多い旅でした。
残念ながら、二週続けて同じ所へ行く気力は私には有りません。
先の鍾乳洞も合わせれば、三週連続の遠出になっちゃいますし……。
折角情報を得たので、行ける方には是非行って頂きたい。
なので今、大急ぎで執筆してます。
あ、最後に。
もし行かれる方は野生動物にご注意を。
私も道中で、車の前をお猿さんが道を横切りました。
また、現在工事中の箇所が多かった。
片側相互通行の箇所が少なくとも三か所は有りました。
時間に余裕をもって行って下さいね。
道の駅でのお土産購入も忘れずに!
今回はここまで。
ではでは~。
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