第2話カタールの宿泊施設(1)
基本的に私は海外出張も、視察も、使用の旅も全て自分で手配することにしている。それも旅の楽しさの一つだからだ。一応、旅のプロの資格である旅行業務主任の試験に合格し、資格は持ってりるので、その沽券に関わると思って自分でやる。
今回の旅の手配にはだいぶ苦労させられた。今までのW杯であれば、まず観戦チケットを申し込んで手配する。それが取れたら、フライトを確保、その上でホテルを探して予約する。これが基本だが、今回はホテルの予約に手を焼いた。通常W杯開催となると、ホテルの値段が高騰し、Hotel .comなどの予約サイトを見ると、W杯期間前までは1泊2ー3万のホテルが、大会期間になると50万とかに暴騰する。それも大会期間が近づけば、ホテル側も売らなければという意識が湧いて少しづつ安くなる。ところが今回は安くならない。反対に観戦チケットも所管する大会組織から、その組織のホームページからホテルを選んで予約するように促される。しかもそれが結構高い。さらに、今年の4月以降はキャンセルが効かないと来ている。
そしてこのサイトで予約しないと、大会中のIDカードとなるHayya card なるものがモバイルで所得できないときている。通常は、観戦チケットが送られてきてから宿の予約をするが、このチケットが来たのが、大会1ヶ月前。しかも紙のチケットではなく、データでスマホでのチケットである。今までは観戦チケットを記念に取っておいたが、今回はそれもできないのも残念である。
その大会本部が元締めとなっているホテルの予約サイト。通常のホテルと思われるようなところだと1泊5万円以上。宿泊施設が足りないのでクルーズ船をホテルにするというが、これも最低3万円。最低の部屋だと船底の窓が無く、窓の代わりに鏡が貼ったある部屋などを予約してそこに10日間も辛い。昨日22日チェックインしたのは、一番安いアパートメント形式の宿泊施設施設で、それでも1泊1万2千円。ホームページの写真を見ると、窓が映った写真がアップされてなかったから、窓無しの部屋かと思っていたが、流石に窓はあった。しかし、テレビは無いし、テーブルもなく、ベッドは2セットとロッカーにシャワールームだけ。この大会の後、どのような人がここに住むかと想像しても、民間の人は使えそうに無い施設。可能性があるのは、軍隊の兵舎程度しか思いつかない。
ここに3泊して、そのあとコンテナを改造したところへ4泊、そしてここに戻って今度は1万5千円と少し高い部屋で3泊してグループリーグを終えて帰国予定。3千円の違いは、また後日伝えるとしよう。
現在、カタール時間で23日午前9時45分。スタジアムへのシャトルバスは、キックオフの4時間前から運行とある。正午近くなったら、バスに乗り込んで
ドイツとの決戦の場へと移動する。
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