第2話 火のインク
友人がまたおかしなインクを発明した。その名も「火のインク」
絶えず赤く光る様は、インクが燃えているようである。
売り文句としては、インク瓶に入った状態なら机上の照明として使えること、書いた文字が暗闇でも読めることを謳っている。
ただ一つ、風が当たると消えてしまうのだ。
相変わらずのポンコツっぷりだが、今回は売り文句が魅力的なだけに非常に惜しい。
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