突然ですが……終わります
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
思い返せば、前々回の2022年カクヨムコンで賞をいただき、(おそらく)それをきっかけにご縁で漫画原作者というある意味小さい頃からの夢を叶えさせていただきました。
そのご縁に繋がったもの、一つの作品が注目されたからではなく、それまでに書き溜めておいた作品、公開してもそこまで注目もされなかった作品を読んでいただき、「この人ならやれるかも」と思っていただき一本釣りしていただきました。このことからもお世話になっている牧野様もおっしゃっていましたが、やはり書き続けること、作品を作って完成させておくことが大事、ということを改めて認識しました。
牧野様のエッセイではさらに「リアルタイムで更新し続けること」の重要性もおっしゃっていました。「もうお願いしても今は創作してないのかな……」と思われるとお願いしにくいから、ということでまさにその通りだと思いました。
ということで、お話があったのが2022年5月頃。そこから実現するかどうかの不安を抱えながら(これまでの経過に興味を持ってくださった方は、今までのエッセイをご覧ください)実際に公開できたのは2023年5月。死ぬまでに叶わないかもしれないという夢を叶えていただきました。
その後、いろいろありましたが、なんとか2024/01/28時点で、18話公開まで漕ぎ着けました。2週間に1話なので、9ヶ月ということになります。実際は21話もほぼ完成しているので、24話までいけばまるまる一年ということになります、終わってみるとあっという間でした。
ここまで言うと「ひょっとして連載打ち切り?」みたいなフリになってしまっているので、先に言いますが、そいういう記事ではありません。
しかし「終わり」というのは嘘ではなく、とある大きなことが終わります。
それは……。
今まで大変お世話になってきた編集者のIさんが、担当が終わるとの連絡をいただきました。
Iさんはまさに私の漫画原作者としての生みの親。この人がいなければ私は今も普通に時々趣味で創作しながら過ごしていたことでしょう。そして2年弱、月に数回はLINEで打ち合わせをしていた方です。その方から「担当が変わります」と連絡をもらいました。
説明としては「珍しいことじゃないんですよ、ははは」という感じではありました。「尾田栄一郎先生は20回くらい編集者変わってるんじゃないですか」とおっしゃっていました。
ですが、Iさんはまさにスタートから一緒に二人三脚でやってきましたし、その編集者としての実力は確固たるものだと私は感じておりました。
いくら自分が「今回はうまくいった!」と思って提出しても「ここはどういうことですか? ちょっとわかりにくくて……」という指摘をいただき「あ、ほんとだ……」と思わされること多数あり。
改めて「自分一人での創作はなかなか難しいんだな……」と思わされる毎日であります。
そんな担当される編集者が変わってしまうという環境は、正直想像がつきませんが、これも貴重な経験として前向きに捉えていければと思います。
ちょうど「漂流病棟」はおそらく(これ言っていいんかな?)もうすこしでシーズン1が終わりになり、新たな局面を構想中ですので、シーズンごとで担当者が変わったと、新たなシーズンは新しい編集者の人と作っていく、という風に考えております。
というわけで、まだまだ続きますのでこれからもよろしくお願いいたします。
今後もこのエッセイでは漫画原作者としての奮闘ぶりを記録していきますので、今後も何卒お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
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