第4話 Return
歩いてきた。今日までに。
背中を押されて、一歩ずつ。
時には泣きたい時もあって、
思いっきり、声をあげた。
そのうぶこえが届く様に、空が近くに降りてきた。
今、帰りたい場所がある。
もう帰れないあの場所へ。
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