異能力者の円舞(ルーザーズワルツ)【プロットコンテスト応募作】

第1話 プロット①

①異能力者の円舞（ルーザーズワルツ）

○参考作品

『ジョジョの奇妙な冒険』・『幽遊白書』仙水編

○世界観

現代の日本で天地開闢（スキルマーケット）という異能力（アビリティ）を提供するサイトが存在する。そのサイトを運営する相互補完（クラウド）から異能力を授かった人間達がバラ色の人生を歩めるが、能力の禁止事項を破って死を招く失敗の世界。

○主要キャラクター

・相互補完（クラウド）176センチ

銀縁のメガネをかけた白髪のオールバックで執事服を着た70歳の老人

性格は穏やかであるが心の奥深くに冷酷な一面を持っている

相互補完（クラウド）という自分の中に補完している異能力（アビリティ）を他人に与えることが出来る。

若い頃に天地創造（クイーン）に命を救われた恩を返すために天地創造（クイーン）の側近として仕えている。

・天地創造（クイーン）160センチ

栗色のロングヘアーで白いドレスを着たグラビアモデル体型の美女。

性格はおしとやか

天地創造（クイーン）という異能力（アビリティ）を生み出す異能力（アビリティ）を持っている。

禁止事項（タブー）として男性の精子を常に補給しないと能力が使えず、若い姿を維持できない。

禁止事項（タブー）のために風俗嬢として生きている。

見た目は20代だが天地創造（クイーン）の呪いで50年以上生きている。

・監視体制（プライベート・アイ）155センチ

黒髪の銀縁メガネに燕尾服を着た24歳の美女

性格は冷静沈着

監視体制（プライベート・アイ）は異能力者（アビリティヤー）を常に監視する能力を持っている。

禁止事項（タブー）として異能力者（アビリティヤー）のプライベートを知っても口外できない。

相互補完（クラウド）に救われた過去があり、相互補完（クラウド）の願いを叶えるために監視体制（プライベート・アイ）の異能力者（アビリティヤー）になった。

他力本願（カッコウ）編登場キャラクター

鷹野　男　170センチ　

33歳　痩せ型　

常に暗くて何を考えているか分からない

他力本願（カッコウ）の異能力者

会社ではダメ社員の烙印を押されている。

営業成績は常に最下位でいつクビを切られてもおかしくない。　

自分を変えたいと思っていても努力をしても無駄だと諦めている。

常に楽する方法がないか探している。

大鷲　男　185センチ　

33歳　細マッチョ

鷹野の同期で営業成績トップ

女性社員にもモテて非の打ち所がない

鷹野を影でバカにしている

小鳥遊　男　160センチ　

25歳　痩せ型

鷹野の後輩社員。

何も考えずに与えられた仕事を黙々とこなす。

観察眼が鋭く他人の変化に良く気づく。　　　

鷹野の変化に気づいて鷹野に他力本願（カッコウ）で営業成績を上げていることを見破る。

○物語構成

・全5章構成

プロローグ

相互補完（クラウド）が平凡な世界の中には異能力者（アビリティヤー）が隠れていることを語る。その後にカッコウという鳥がどんな特徴があるか解説して物語りが始まる。

1章

平凡な会社の営業として働く小鳥遊は先輩である鷹野の変化を観察している。

営業成績最下位の小鳥遊が最近、営業成績トップになって女性社員からモテ始める。

小鳥遊は高野の変化で気に留めることはなかった。鷹野は営業成績が会社で認められるようになって海外事業部への移動が決定した。鷹野の送別会で小鳥遊は「先輩、まるで○○先輩みたいに変わりましたよね」と何気ない一言を呟く。

それを聞いた鷹野は突然苦しみ始めて死んだ。

2章

鷹野は営業成績が常に最下位。同期である大鷲はトップ営業マンになっている。自分の人生に嫌気が差していた。自殺まで考えていた鷹野は天地開闢（スキルマーケット）というサイトを見つける。

掲示板には「あなたを返る異能力（アビリティ）を与えます」という怪しい広告が掲載されていた。

鷹野は何かに取り憑かれたように広告をクリックすると、自分を変えたい人間はメールをくださいとう一文しかなかった。

半信半疑の鷹野は天地開闢（スキルマーケット）にメールを送る。

翌週、天地開闢（スキルマーケット）の管理者である相互補完（クラウド）と名乗る老人が鷹野の前に現れた。

相互補完（クラウド）は鷹野がどんな異能力（アビリティ）を欲しいか訊ねると、同期である大鷲のように成功を掴める力が欲しいと答えた。

そこで相互補完（クラウド）は他人の力を奪うことが出来る他力本願（カッコウ）という異能力（アビリティ）を鷹野に渡す。

他力本願（カッコウ）を手に入れた鷹野は社内の優秀な社員の能力を吸収して大鷲以上の営業マンへと成長した。

人生がバラ色の方向に進んでいた鷹野であったが、自分の送別会で後輩である小鳥遊に他力本願（カッコウ）の異能力者（アビリティヤー）として見破られて死亡する。

3章

鷹野に他力本願（カッコウ）の能力を授けた相互補完（クラウド）の耳に監視体制（プライベート・アイ）から他力本願（カッコウ）の死亡の知らせが入る。

相互補完（クラウド）は壁に掛けられているタロットカードが入っている額縁に目を向けると他力本願（カッコウ）を暗示するカードが消滅していることに気づく。

それを聞いた相互補完（クラウド）は何事もなかったように監視体制（プライベート・アイ）の報告を聞き流す。

4章

相互補完（クラウド）は他力本願（カッコウ）の異能力（アビリティ）と禁止事項（タブー）について解説する。

異能力（アビリティ）がどのように誕生して世の中に広まっているのか説明する。

5章

他力本願（カッコウ）の異能力者（アビリティヤー）である鷹野の死後、次の異能力者（アビリティヤー）が現れるイケメンの体に自分の意識を寄生させて性行為を楽しむ寄生事実（パラサイト）が現れる。

イケメンが美女アイドルを抱いているシーンで1巻が終わる。

2巻の引きとして寄生事実（パラサイト）の異能力者（アビリティヤー）としてブサイクな男が登場する。