平和国家異世界へ―日本の受難―

プロローグ

設定 日本の兵器・機械

・護衛艦「しなの」

本作の主人公艦。艦番号はDDV-712。

（DDV……VTOL Destroyerの略。垂直離着陸機搭載護衛艦）

全長300ｍ、基準排水量20000t。

主機はIHILM2500IEC型ガスタービン×4基。

最大速力は40ノットで、搭載能力は貨油4000kL、73式大型トラック50台。

乗員は530名で、うち司令部要員50名。長期宿泊可能者は450名。

兵装は高性能20ｍｍ機関砲2基、SeaRAM、近SAMシステム2基。

搭載機はF-35B8機にSH-60J/K哨戒ヘリコプター2機。

C4ISTARはOYQ-12戦術処理装置で、レーダーはOPS-50にOPS-28、OPS-20。

ソーナーはOQQ-23ソーナーシステム。

電子戦はMOLQ-3D-1電波探知妨害装置。

対抗手段はMk.137デコイ発射機6基、OLQ-１魚雷防御装置1式。

同型艦はなし。

・Advance

AI制御人型ロボット。

外見は人間そっくりだが、人工筋肉によって構成されているため、筋力等の身体能力が非常に高い。

その用途は多岐にわたり、生活を支える重要な存在となっている。

・Patrol Advance

Advanceを警察用に改造したもの。外観はほぼ民間用と変わらない。（ただし腕に小さなパトランプがついている）

銃火器による武装が可能。胸に『警視庁』または『〇〇県警』と書かれている。

・AOS

Advanceに搭載されたOSの名前。Advance Operating Systemの略。

最近は各メーカーがこぞってAOSに代わるOSを開発しようとしている。

・加原重工業株式会社

Advanceを最初に作った会社。

Advance以外にも様々なものを作っている。

しかし、近年の不景気により業績が悪化している。

企業理念は『より良い未来を作る』

・第八護衛隊群

2030年5月に新編された部隊。

同年2月に第五、第六、第七護衛隊群も作られた。

・四菱グループ

日本の巨大企業。

航空宇宙産業や防衛産業にも手を出している。

略称は四菱。

・Gear Corporation Japan

通称GCJ。『歯ブラシから人工衛星まで』を企業理念としている。

航空宇宙事業では世界シェアNo.1を誇る。

他にも自動車、電機製品など様々な分野に手を広げており、日本の経済界において大きな力を持っている。

ただ、外資系企業であるため転移の際に大ダメージを受け、現在立て直し中。

・宇宙航空研究開発機構JAXA

ロケットの打ち上げなどを行っている。

転移の影響で有人飛行計画は凍結されている。

・富貴通株式会社

日本の大企業。総合エレクトロニクスメーカー、総合ITベンダー。

通信システム、情報処理システムおよび電子デバイスの製造・販売ならびにそれらに関するサービスの提供を行っている。

民間企業向けコンピュータの開発・製造においては国内最大手である。

近年ではドローンなど無人航空機開発にも力を入れている。

・日本電機株式会社

東京都港区芝五丁目に本社を置く住親グループの電機メーカー。

略称はNEC、もしくは日電。旧社名は住親通信工業株式会社。

携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、PCなどの電子機器を主に販売している。

・住親グループ

世界最古の歴史を持つ住親財閥の流れを汲む日本の企業グループ。

源流企業は1590年創業の住親金属鉱山。

・山崎重工業株式会社

東京都港区と兵庫県神戸市中央区に本社を置く重工業メーカー。

オートバイ・航空機・鉄道車両・船舶・軍事ヘリコプターなどの輸送機器、その他機械装置を製造している。

・株式会社IBI

東京都江東区豊洲に本社を置く、重工業を主体とする製造会社。

最近はAdvanceにも手をかけている。