皇女殿下の専属執事

山染兎(やまぞめうさぎ)

第0章 設定一覧 ※ネタバレ注意 ※適当に更新します

人物設定① ※ネタバレ注意



※適当に更新していきます。

※ネタバレを含む場合がございますので、お気をつけください。

※「もっとここの情報が欲しい」、「ここが違う」などと思った方は下の応援コメントにてご報告をお願いします。確認次第、早急に解決致します。



(魔法帝国メイザース側)


◆ソロン

本作品の主人公。13歳。自称『一般人』、『一介の執事』

得意分野は暗記・暗唱と家事全般(執事の仕事も含む)、基本魔法、生活魔法。

苦手分野は長文詠唱魔法と複雑過ぎる魔法や魔術意味があるのか分からないもの

趣味は読書や家事、他者への指導や世話、星の観察。

親切で優しく、温厚な性格だが、自身の友人を侮辱したりすると怒るが、行為次第では許すこともある。ただし、家族やそれに近しい存在にやった場合は怒り狂うこともある。侮辱程度であれば殺気を纏うくらい――それでもその場の空間が凍りつくほど――だが、傷つけられる、特に殺されかけるような事態になれば王都全体を包み込む絶対零度の殺気と恐ろしい数と威力を誇る数多の魔法・魔術が放たれる。よって、一部の者達からは敬意と畏怖が混じった『忠義の塊アンタッチャブル』という二つ名で呼ばれている。

元々、多芸多才であったが、皇家に拾われてからはそれに磨きがかかり、一流以上にこなせるように。ちなみに同僚からは『執事長代理』、『皇女殿下の執事様』、『自分達の仕事や意義まで取り上げ、奪いそうな完璧人人外』、『完璧主義の執事理不尽の権化』などと言われている――前半は敬意を、後半は畏怖を含んだ二つ名ではあるが――。

5歳の頃、第三皇女シエルが城下町をお忍びで遊覧中に裏路地で襲われていたところを助けた。その功により、ノエルの父にして現皇帝クライドよりシエルの執事となることで衣食住を提供した。それ以降、シエルとクライドに恩を感じ、忠誠を誓っている。ちなみに専属執事へと昇格したのは7歳の頃。


「我があるじはシエル第三皇女殿下のみ!故に彼女の侮辱は誰であろうと許さない。まぁ、私のしゅと言える御方は別ですが・・・・・・。それにあの御方こそ、人外じんがいですよ!」


◆シエル・フォン・メイザース

本作品のヒロイン。13歳。魔法帝国メイザースの第三皇女(第四王妃ノエルの娘)。

優しく、淑やかな性格ではあるが、六年前までは皇位継承権が低かったこともあり、周りから陰でイジメを受け、人間不信や苛烈な性格になっていた。ソロンはそんな状態を軽度の時から直感で感じとり、裏で少しずつ証拠などを集めて六年前に解決したので、ソロンに結構、懐いている。そこから、ソロンを普通の執事から専属執事に昇格させ、教育係にも任命した。ソロンの本当の実力を知る数少ない者の一人。

素因エレメント適正は火・水・光の三属性持ちトリプル。かつては治癒魔法と初級(基本)魔法だけしか扱えなかったが、ソロンの指導により上級魔法(中位)まで扱えるようになった。得意魔法は聖魔法。


「私が最も安心して信頼や信用ができるのはソロンだけです!クライドお父様やノエルお母様のことは、確かに信頼も信用もしています。しかし、あの人達は一国を統べる皇帝とその伴侶であり、私情は挟めませんから。」


◆クライド・フォン・メイザース

魔法帝国メイザースの現皇帝にしてシエルの父親。力や才ある者はいかなる種族・階級を問わず認め、その実力に相応しい職を与える実力主義者であり、血統主義者や魔法階級主義者を嫌っている。その証拠に、出自不明な自称庶民のソロンを雇用し、シエルの専属執事になることを認めている。また、魔法にしろ、魔術にしろ、武術にしろ、知識にしろ、何でも卒なくこなせるソロンをこの帝国に繋ぎ止められるだろうと思っているから。そして、一番の理由はソロンであれば、主義を持たないシエルを無主義または血統主義や階級・階梯主義のような主義以外の主義を持つ次期皇帝にさせることを可能にするだろうと思っているから。


「本来ならソロンはもっと上の地位にやれるが、それでは余が退位したとき、次の皇帝が血統主義や魔法階級(魔術階梯)主義くだらない主義たちの者になってしまうからな。よってお主にはシエルの専属執事としてあの子をくだらない主義者たちのようにさせずに次期皇帝の地位に上げて欲しい。余が関与するのは無理故にな。」


◆アルバート・フォン・メイザース

魔法帝国メイザースの第一皇子(第二王妃の息子)。20歳。素因エレメント適正は火・風・地の三属性持ちトリプルであり、それぞれの上級魔法(中位)を15歳で自在に操った”神童”。だが、最近、同じ三属性持ちトリプルである妹のシエルが自分より早く同じ域に達したこととそれをさせたのが初級魔法しか使えないと思っていたソロンだということに怒りを抱いている。


「なぜ、あんな下民が優遇されているのだ!クソッ!」


◆エルフィー・M・アールヴ

魔法帝国メイザースの宮廷魔法師筆頭兼帝国大図書館館長。エルフ族の王族、ハイエルフの血統を持つが、窮屈なハイエルフの生活を嫌って、数百年前からメイザースに移り住んだ変わり者。ソロンの本当の実力を知る者の一人であり、彼を執事職から宮廷魔法師に引き抜こうと今も奮闘している人物。得意魔法は広範囲系の魔法。現人神の一人。


「彼って本当に生きているのが不思議なくらい危うそうな魔力なのよね〜。人間族ヒューマンであることが疑わしくなるくらい……。魔力制御が上手いだけでは説明がつかないわ」


◆レナ

18歳。魔法帝国メイザースの第三皇女シエルに仕えているメイド。

護身術や暗殺術を一通り習得しているが、ソロンは気付けない程の技をことに対して、畏怖と驚愕を覚えている。


「あれはありえない。見ただけであんな完璧な技を繰り出せるとか・・・・・・。それと、いくら一般的な護身術で、皇女殿下からお願いされたからと、しかも危なくないようにしていたからといって、幼い皇女殿下にやろうとするのは止めて欲しかったです!」


◆ヘンリー・フォン・メイザース

第三王妃の息子、第二皇子。19歳


◆アスター・フォン・メイザース

第一王妃の息子、第三皇子。18歳


◆アベル・フォン・メイザース

第四王妃の息子、第四皇子。10歳


◆フローラ・フォン・メイザース

第一王妃の娘、第一皇女。24歳


◆リリー・フォン・メイザース

第三王妃の娘、第二皇女。19歳


◆ネレイ・フォン・メイザース

第二王妃の娘、第四皇女。8歳


◆ロザリー

メイド長。現皇帝クライドの専属メイド


◆セバス

執事長。現皇帝クライドの専属執事。


◆マリーゴールド・フォン・メイザース

クライドの第一皇妃。元の名は「マリーゴールド・アナスタシア」。

水魔法の亜種である氷魔法と風魔法の2つの魔法を持っていたが、ノエルにそれらを用いて雪魔法に発展させてもらったことがある。以来、ノエルとは仲がよく、お互いに助け合う関係に。素因エレメント適正は水・風の二属性持ちダブル

水属性は代々聖女を輩出してきた「アナスタシア家」の者なら必ず持って産まれる。

親しいものからは「マリー」という愛称で呼ばれている。


「アナスタシア家はエルサレム家に仕える家系なのですよ。なので、ノエル様に付き従っているのです。とは言っても、皇妃の序列があるので公ではできませんが。」


◆ヨランダ・フォン・メイザース

クライドの第二皇妃。元の名は「ヨランダ・フォン・ローゼンベルグ」。

ローゼンベルグ公爵家現当主の姉。本来なら自分が第一皇妃になる予定だったが、子が産まれた順により、第二皇妃になった。そのため、マリーのことを恨んでいるし、マリーと仲が良いノエルも恨みの対象に。6年前までは自分の子供や使用人を使って彼女たちの子供(主にシエル)に嫌がらせをしていたが、ソロンに暴かれてからはあまり裏で動けなくなった。


「チッ!アイツのせいで今までの計画が台無しよ!覚えていなさいよ、ソロン!いつか絶対に復讐してやるんだから!」


◆へンル・フォン・メイザース

クライドの第三皇妃。


◆ノエル・フォン・メイザース

クライドの第四皇妃。元の名は「ノエル・エルサレム」。「エルサレム」の性はエルサレム神聖法皇国の法皇とその家族しか名乗れない。神聖法皇国の上層部やクライド、マリーゴールド、フィア以外に彼女の旧名を知る者はいない。強い選民意識を持つヨランダやその子、貴族たちからは庶民やメイド上がりの女だと思われている。


「ウフフ。流石は私の娘だわ。聡明なところは私に似たのかしらね?まぁ、それでも私の実家、エルサレム家の名を公にすることが無いことを祈るだけだけど。」


◆メアリー

ソロン達の同級生であり、筆記試験で3位を取った女性。性格は内気。

下級魔法までであれば無詠唱で発動できる。人が無意識に放出している魔力を見ることができる魔眼持ち。ただし、それで視界が塗りつぶされることもあるので、通常は専用のメガネ――度は入っていない――で見ないようにしている。ソロン曰く『覚醒すれば魔力の流れから追跡したり、内包する魔力量を測れたりできるようになる。』


「私は未だ、眼鏡無しだと魔眼に振り回される未熟者です。」


◆アリア

ソロン達の同級生であり、筆記試験で4位を取った女性。大人しく落ち着いた性格。

風系統の魔法を得意としており、風系統であれば上級魔法まで使える。

また、風の中級精霊(高位)と契約しているので、風精霊魔法も使える。

エルフ族だが、普段は魔導具を使って人間族に化けている。

メアリーとは同じフォーレスト村――エルフ族と共存する村――で育った幼馴染み。


「は?ソロンについて知りたい?そうね、彼については・・・・・・語りにくいわね。強いて言えば、『常識の破壊者』といったところかしら。」


◆サム

ソロン達の同級生であり、筆記試験で5位を取った男性。人間族。

先祖にドワーフがいて、その血が流れているから、地系統と火系統の魔法を得意としている二属性持ちダブル。使えるのは中級魔法までだが、威力が高いものが多い。地と火の中級精霊(低位)と契約している。

サムは珍しい『先祖返り』とも言われている。


「ドワーフの血が流れているから何だ?俺は俺だ。それはソロンも含めたみんなも同じだろ?どんな出自であれ、どんな種族であれ、どんな過去があれ、俺達は互いに友人だということに変わりはない!違うか?」


◆ディムエル・フォン・ローランド

実力主義派に属するローランド公爵家の嫡男。

ローランド公爵家は代々平民寄りの政策を行っており、領民からは慕われている。

そんな公爵家の在り方を理解し、常に平民のためを思っている。その一環として、定期的に領地を散策し、領民達と関わっているため、ローランド公爵領やその周辺領の領民達には親しまれている。


「民あっての領地であり、国であるのだ!故に実力がある者は身分を問わず、採用するのが我がローランド公爵家の在り方だ!」


◆カンテラ・フォン・カスティーリャ

血統主義派に属するカスティーリャ公爵家の次男。

現当主の正妻が魔法階級主義の家系であるため、現在は両方の主義を持っている。


「血統こそが魔法の質や量などを左右する!」


◆グラナダ・フォン・カスティーリャ

カスティーリャ公爵家現当主。彼自身は血統主義だが、在り方が似ている魔法階級主義に属する侯爵家の長女を正妻に迎えている。



◆イベリア・フォン・カスティーリャ

カスティーリャ公爵家現当主の正妻。元は魔法階級主義派の侯爵家の長女。


◆オーフェン

ラメド魔法学園の理事長。ハイエルフ族であり、エルフィよりも長生きをしている老人。男性にも女性にもなれる特異体質のろいであり、稀に外見年齢まで変わる。現人神ではないが、本当はだけ。つまり、現人神になることもできる。ただし、本人曰く『窮屈で自由が効かなそうだから嫌だ!』とわがままじみたこと言ってなっていない。

本来の姿は美しい女性らしい。


◆カミーラ

ラメド魔法学園の校長であり、オーフェン理事長の知り合い。吸血鬼族の中でも太陽の光を筆頭とした弱点を克服した覚醒者の一人。そんな覚醒者の中でも克服した弱点が全てという珍しい部類の者。また、吸血鬼として生を受けてから魔獣や動物の血以外を啜っていないこれも珍しい部類の者変人の一人。


◆マリアンヌ・ローリエ

ローリエ侯爵家の令嬢。

ウォーカー公爵家と懇意にしている侯爵家。

軍閥貴族の中ではウォーカー公爵家に次ぐ有力貴族。そのため、戦闘狂バトルジャンキーが多い。そんなローリエ侯爵家の中でもマリアンヌはかなりの実力者。その実力はソロンが放つ殺気――大抵の生物は死にかけるレベルの殺気――を直でくらっても立って平然と喋っていられる程。

ソロンの分析では『魔人族』に匹敵する程らしい。

ちなみに、そのことでソロンは『恐らく、彼女の家系、ローリエ家はかつて魔人族と結婚したことがあるのかもしれない』ともコメントしている。

ソロンとローズ曰く『人間族は元々、様々な種族と結婚できる特別な種族だし、昔であれば魔族陣営と婚姻を結ぶこともあり得た。特に、魔人族は人間族が魔に墜ちた種族なので婚姻事例が他の魔族に比べて多かった』

親しい者からは『マリア』という愛称で呼ばれている。


◆セシリア・フォン・ウォーカー

軍閥貴族であるウォーカー公爵家の令嬢。

ウォーカー公爵家は『魔法帝国内清掃作戦(ソロン命名)』にて冤罪を掛けられていたが、ソロンの情報により無罪が証明された。以降、ウォーカー家(特にセシリア)は手紙のやり取りなどで交流を持っている。

当主曰く『ソロン君が婿入りしてくれると非常に嬉しい。しかし、彼には恩がある。だから、妾でもいいから娶ってくれないかな?』

ウォーカー公爵家当主は娘を下手な家に送りたくない様子。一応、セシリアよりも歳が上の兄が次期後継者とはなっているので、セシリアに婿入りしなくても、その兄が後を引き継ぐ予定。






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