ミドルフェイズ

シーン6:日常と非日常の狭間

GM:では、クランブルデイズ。再開です!!


一同:よろしくおねがいしまーす!!


 各自、手に持ったお菓子に貪りつつ(約一名はおにぎり)、卓再開となる。パリパリィ、という音に笑いそうになるのを堪えつつも、筆者は次のシーンへの準備を進めていた。

 具体的に言うならば、突発的に思いついたアイデアをどうするか考えていた。


GM:では次のシーンプレイヤーは金剛さんとガラテアさん、登場お願いしますー。


ガラテア:はーい。8が出ました。


金剛:覚醒してるんで1d10振ればいいんですかね? では、いきまーす。……4ですね!


GM:おっけーいい感じ。さてはて、シーン……の前にガラテアさんに提案があります。


ガラテア:なんでしょ?


GM:ここのシーン、平たく言うと金剛君にUGNやオーヴァードについて解説するシーンなんですが、それガラテア支部長がやってみません?

 本来なら霧谷さん登場して説明しよう!! のシーンですが、せっかくだしここでPC同士絡んだ方がいいかなー。と思った所存。あれなら普通に霧谷さん出しまする!


ガラテア:ほうほう。説明はまかせろーばりばり。


金剛:( ・ㅂ・)و ̑̑っ


GM:いぇーい! なわけで、こっちでシーンを作り、描写は挟みますがガラテア支部長の好きな感じにやっちゃってください! GM的にこれ言って欲しいなー、ってセリフがあったら裏で送りますねー。

 あ、ちなみに今回のシーン、他に出たい人は出てもらって大丈夫ですよ。自由参加です。合流シーン……ではありますが、後々全員強制登場のシーンもあるのでそちらで合流でも構いません。


真砂:はいはーい。僕は出ませんね。

篠宮:同じく!!

新河:タクミ君は部屋の外とかで「始まったね……運命が……」とか言ってるので登場しません。

金剛:新河さんは屋上とかで一人でに喋ってそう。


GM:はいwでは運命を始めて行きましょうw

 ここはUGMの傘下にある病院

 金剛拳也は目を覚ます。

 目を開くとそこは見たことがない天井だが、病院だと言うことはわかる。そして自分はベッドの上に居る。

 記憶はハッキリと残っている。バスの事故、死ぬような大怪我、そして自らの手に────と言った感じですね。


金剛:今の自分の手は普通なのですか?

GM:はい。至って普通です。見た目は。


金剛:はーい。なら

「つっ、ここは───」(俺は確かバスで事故にあって……)

 おもむろに起きます。そして、周りを見渡す。


ガラテア:では、ここで声をかけましょう。

「おう、目が覚めたようだなぁ、坊主」と、読んでいた本を閉じて話しかけます。威厳あるおじさんの立ち絵です。


GM:威厳たっぷりの雰囲気してます。流石支部長よ。


ガラテア:「元気そうで何よりだ。で、さぞかしいろんな質問が有り余っているところだろうが、どうだ?」


金剛:「どうやら世話になったようだけど、ここはどこだ? ただの病院……ってわけじゃなさそうだ」


GM:UGNの息がかかってるだけのただの病院だよ()

真砂:ただのじゃねぇんだよなぁ。


ガラテア:「いやまぁ、病院ではあるぞ? 流石に怪我人そこいらにほっぽっとくわけにはいかないだろう、すぐに治るとはいえ、な」

「まぁなんだ、バス事故で負ったお前さんの怪我はもう治ってる。痛みとかも、もうないだろう?」

「それはだなぁ。お前さんが、異能力に覚醒したからだ。お前さんくらいの歳なら嬉しいんじゃないかこういうの」

 まぁ、そんないいものじゃないけどね、と小声でつぶやく。


金剛:「はっ、異能力?、そんなのあるわけ───ㇵッ」ここで、バスでの最後を思い出す。


ガラテア:「心当たりはあるようだな。あとはまぁ、実際に見てみるのが早いか」


「ほら、こんな風に」と、一瞬で、目の前で姿が変わります。《天使の外套》


GM:おkおk。立ち絵がまたパ〇ファインダーに変わってるしw

真砂:これは便利楽しそうですねぇw

新河:イージーエフェクトで遊ぶのはね、皆やる。


金剛:「えっ……ええええええええええええええ!? おっさんが一瞬でロボットにぃ!?」


ガラテア:では、その隙にまた《天使の外套》。次は連〇砲ちゃんになります。


GM:自由すぎるでしょw許可!!


ガラテア:「まぁ、さっきまでの姿もこの姿も、ボクの本当の姿ではないんだけどねー。秘密を抱える正体不明の存在……ふふ、カッコいいだろう?」


金剛:「な、なんだ夢か?まだ寝ぼけてるのかなぁ俺……?」自分のほっぺを抓ります。


GM:それは普通に痛いです。1ダメージです。嘘です。


ガラテア:「夢じゃないぞー。現実だぞー」


金剛:「うん、痛い。てことはマジで現実(マジ)なのかぁ……てことは俺の手も現実───あっ! おっさん! おっさん? まあいいや、おっさん! 綾瀬さんは!? バスに俺と同い年くらいの女の子がいたはずだ!彼女は無事なのか!?」


新河:促されずにヒロインの心配、流石ですね。

GM:これは素晴らしいPC1オーラ、この時点でも感じるぜ。

金剛:ヒロインは大事だからね。


ガラテア:「うーん、威厳の為にあの姿を取ったとはいえ、おっさん呼ばわりは傷つくなぁ」とかのたまいつつ。

「あの娘なら無事だとも。キミがその手で守ったからね。まぁ……そのことを彼女は知らないし、忘れているけどね」またしれっと姿を変えている。いつものエ〇君です。


篠宮:芸が細かい!


金剛:「そうか、無事なら良かった」(安堵のため息)


ガラテア:姿を変えてるときは声も変わっているのかどうなのか、判断が分かれる。

GM:変わっててもイインダヨー。

新河:CVが豊富な男。

ガラテア:声を変えられるシンドロームではないけれど、機械の身体からの合成音声だろうから変えられてもおかしくはないよなーとか色々考えてます。

GM:OKOK。


金剛:「えーと、それでおっさん。うーん、その姿をおっさんと呼ぶのは忍びないなぁ……名前教えてくれよ」

「俺は金剛拳也」


GM:この名前の聞き方うめぇなぁ……。


ガラテア:「ボクはガラテア。ガラテア・ヴァイドーリャだ。よろしくたのむよ、拳也くん」笑って一礼した後、さて、と一つ間をおく。

「そろそろ真面目な話といこうか。これからのキミの立場について……だ」


金剛:「俺の……立場?」不思議そうに返す。


ガラテア:「異能力について、御伽噺や創作の中ならともかく、現実にこういうことがあるとは、キミも思ってなかったろう? つまりはだ、基本的に隠しているわけだよボク達は」

「社会の無用な混乱を避けるため、異能の存在を隠しているのがボク達UGNと呼ばれる組織だ」


金剛:「UGN……そんな組織があったのか」と頷いておきます。


ガラテア:では、そのまま話を続けます。

「それとは別に、異能を使えるのだから好き勝手やっていいだろう、という人々がいる。そういう者たちの集まりが、FH」

「単刀直入に言うと、キミは自分が得た力で自由に暴れたいかい? やろうと思えばスポーツで新記録を総なめにしたり、好きな女の子を洗脳して恋人にできたりするけども」


金剛:「力で好きに暴れたいかねぇ……」その言葉に少し考えてからー、こう続けるかな。

「ガラテアさん、ダイヤモンドの石言葉って知ってるかい?」質問を質問で返す。


GM:おー良き。


ガラテア:「お仲間のことだからよく知っているとも。『純潔』『不屈』『調和』とかだね」

「『悲しみ』とか『別れ』とかもあるけどね」


金剛:「博識だな。そうだ『純潔』『不屈』『調和』……いろんな意味がある。」

「俺の名字は昔、町を守る為の『調和』、困難に立ち向かう『不屈』、そんな仕事をしていたご先祖さんたちがもらった金剛石由来の名前……」

「そんな名前を持つ俺らの家が、好き勝手に暴れるわけなんてあるかよ」ガラテアの目をまっすぐ見据えて返す。


ガラテア:「うん、それは好ましい返答だ」と、にっこりと笑う。

「いやぁ、好き勝手やりたいとか言うなら捕縛しなきゃいけなかったよー。あっはっは」


GM:いい感じのRPをぶちかましてくれるぜぇ……!

新河:つーかガラテア支部長のラピスラズリと、『金剛』って名字出来過ぎか?

篠宮:ほんとだ!


ガラテア:「……近々、FHの人間も、キミを勧誘に来るだろう。私たちと一緒に、異能力者……オーヴァードの世界を作ろう、とね」

「それでどうするかは、キミが決めればいい。UGNに協力しろだなんて無理強いは出来ないし、ボクの意見だけ聞いたところで信用ならないだろ?」

「まぁ、悪いことしたらとっ捕まえに行くから、そこだけはよろしくね!」


金剛:「無理やりは連れていかないんだな」


ガラテア:「悪いことしたいっていうなら無理やり連れていくよ? バリバリ監視しちゃうぞ?」


金剛:ふーむ。GM。質問なんですが。

GM:はいなんでしょうか!

金剛:ここで無理に仲間にならないでも良い感じです?

GM:はい。シナリオの流れ的にここで仲間入りしなくても大丈夫ですよー。


金剛:了解ですー。

「悪いことをするつもりは毛頭ないが……ま、入るかどうかは考えておくよ」


ガラテア:「まぁそんな感じで、説明はこのくらいかな。ボクの役目はここまでだ」

「一応何か相談があったら連絡してくれたまえよ」と連絡先とか諸々書かれた名刺を渡します。

「それじゃ、今日のところはサヨナラだ。今日中には退院できるよう、病院に話は付いてるからねー。あと念のため学校にキミが悪いことしないか見張っている子もいるからね!」と言い残して病室を出ますね。


金剛:あ、それならこう言いましょう。

「どーも。そうだ、最後に一つ質問──」

「───あのバスの事件はあんたたちの仕業じゃないよな?」目を細めて問いかけますね。


ガラテア:はいはい。ではそうですね。病室から出た直後にその質問が飛んできたって感じで、

「なんだい」と首だけひょこっと病室にin。その質問に対しては、

「違う、と言っておくよ。証拠はないから、信用してもらえるとは思ってないけどね」


金剛:「ふーん。そうかい。呼び止めて悪かったな。病院まで運んでくれてありがとさん」ベットの上で手をひらひら。


ガラテア:じゃねー、とひらひら。個人的にはこのあたりでシーン切っていいと思うんですがどうでしょうGM!


GM:はいっ! 丁度いいタイミングです! まるでGMみたいだ!!

 金剛さんにやりたいことがないなら、最後にちょっとだけ描写挟んでこのシーンはここで切りますねー。


金剛:私も大丈夫でーす。


GM:はい。それではー

 彼? 彼女? か、わからないガラテアと名乗る人……物? 鉱物? の言葉の通り、金剛さんはその日のうちに退院できました。

 ニュースを見ても、バスの事故については、あれだけの事故だったのにあまり報道されていない。

 まだ、君の行先はわからない。けれども────


 君は、この日、日常の裏側に足を踏み入れた───


 で、シーン切ります!、お二人共ありがとうございましたー!!! いやー、よかったよかった。


金剛:ゲームみたいでわかりやすかったです。

ガラテア:いやー、こういうの楽しいですね。

篠宮:やはり熟練プレイヤー!


GM:ほんとね、流石ですわ支部長。ではでは、次に行くぞー!

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