第1話 

―――ねぇしゅうくんってさ、将来の夢あるの?


―――もちろんあるさ。世界のお宝を集める


―――そっか。昔からキラキラしたもの好きだったもんね


―――そして……


―――そして?


―――っまえとけ…っする


―――なんて?なに言ってるかわかんなーい


―――っ!なんでもないよ!

―――そう言う夏希なつきはなんか将来の夢あんのか?


―――わたし?私はね……じゃあしゅうくんの冒険隊の一員になる!


―――じゃあって……そうなったら連れて行ってやるよ。

―――世界の綺麗な景色をお前に必ず見せてやる


風が強く、一筋の光と共に水平線へと消えていく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る