第78話 学校ボランティア001

 登校中の見守りボランティアの延長で、授業中にも校内でボランティアをさせて頂ける事になった。有り難いお誘いだ。主な仕事内容は、教室にいる事ができないお子さん達の見守り。

 それで、今の学校の現状を、少し垣間見る事が出来た。最初に感じた事は「先生達、ホントに大変」と言う事。

 いつの頃からか、国や自治体で、少子化を防ぐために「子供を産み育てやすい環境」を作ろうと、必死になっている。補助金・支援金・優遇制度等を設けたりして。でも、まず先に、良い状況で子育て出来る土台・環境作りの方が先なのでは?と思った。1クラスの人数を、今の半分くらいにして、補助的な先生もつけるとか。子供達も、その親も、昭和の時代とは違う。考え方も、暮らし方も、さまざまだ。いじめや、不登校、学級崩壊等、多くの問題があるが、先生達のキャパをこえているのではないだろうか?

 世の中には、「それはちょっと如何なものか?」と思える先生もいる。けれど、多くの先生は、一生懸命に教育をして下さっていると思う。

 どこまでお役に立てるか解らないが、息子がお世話になったこの小学校で、少しでも良い環境を作るお手伝いが出来れば良いなと思う。

 そして、何と言っても、低学年がとっても可愛い♥ 学校内に、上履きを脱いでくつろげる広いスペースがある。図書室にも床に座って自由にくつろぎながら本を読むスペースがある。そういう所で、座って子供達を見守っていると、私の膝の上にチョコンと座る子がいたりして、懐かしい気持ちになります。これが報酬です。

 

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