第9話 あゆみ

 前期授業最後の日。

 6年生の女の子が「今日は、あゆみ(通知表)をもらう日だから、ドキドキするの~」と言っていた。その事を1年生の子に言ったら「あゆみって何?」だって。そうか、今日初めてもらうんだ! まだ「あゆみ」を見た事がないのだろう。「あゆみ」の重たさも知らないのだろう。初あゆみ。貴方達より、ママ達の方が、ドキドキしているよ、と心の中でつぶやく。

 息子が初めて「あゆみ」をもらってきた日の事を思い出し、朝から和ませてもらいました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る