心が狭くなった理由
@TheYellowCrayon
詩
抱いた女が1人、また1人と消えていく度に
おれは感情を消してきたんだ
思い出をひとつ、またひとつ
好きだって思うことさえ許せなくなった。
女は消えていくのが当たり前だから
でも結局、嘘はつけないんだ
どの夜も本気だったんだから
関係は冷めるなんていう真実を忘れたくて
本気で愛した記憶を消してきたんだ。
いつのまにか
おれはこの街でキカイのように
冷たいルーティンを続けてきただけだって
本気でそう思うようになっていた
でも違うんだ
みんな好きだったんだよ
例え遊びだと思われても
好きだよって、どうして言ったらいけないんだい
会わなくなっても、その日かぎりでも
嘘をついたことはないんだって
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