第120話 聖女となった吸血鬼



 窓の外からガヤガヤとした喧騒音が聴こえてくる。


 それらは1つの音に限らず様々な音が織り交ざり、差し込まれる陽光も相まってリアは顔を顰めた。


 眼前には長い廊下が広がり、王城で勤務する者達が慌ただしく行き交っている。


 人々の声、奏でられる音楽、そして慌ただしい足音。

 一瞬、誰かの演説のような声が聴こえた気がしたが、リアはそれ所ではなかった。



 (今回だけ……今回だけよ、リア。 これが終われば、ベッドでイチャイチャが私を待ってるわ。 ……それに、悪い事だけでもないしね)



 そう思い、後ろへと振り返る。


 そこには愛しいレーテと眷族のエルシア。

 二人とも目元には黒いアイマスクを着け、まるでシスターのような白と金を基調にした装束を身に纏っている。



 そう、二人は"火の聖女"となる私の側仕えになってくれたのだ!


 名ばかりの聖女であり、やる事も今日を除いて何もないが。

 これからは堂々と昼夜問わず、二人と居られると思うとニヤニヤが止まらないリア。



 エルシアは私の視線に気づき、蕩けるような笑顔を魅せてくれた。

 レーテもそう。 彼女はエルシア程ではないにしろ、その口元を緩め目を細めてしまう程に、眩しい微笑みを浮かべてくれる。



 (あぁ……好き♡ 今この場で抱き締めて、その唇を奪ってから首元に牙を突き立てたいわ!! 二人の新鮮な血、甘く蕩けるような、癖になっちゃうあの甘美な味♪ 取りあえず、最高の笑顔でお返しするね)



 今度は私の番、そう思って満面の笑みを返すことにした。


 すると、急激に沸騰したように両頬を赤く染め、エルシアは忙しなく視線を泳がせ始める。

 そしてその隣では、表情こそ変わらないものの肩を大きく跳ねさせ、何やらもぞもぞした様子で両手を持て余すレーテ。



 ……可愛いって、無限の可能性を秘めてるわね。



 何をしても溢れてきてしまう愛情。

 昂る鼓動に胸を痛ませていると、何処からともなく次々とバタバタと何かが倒れる音が聴こえてきた。


 その原因は、二人の後ろに付き従っていたシスター達。


 彼女らは皆同様に床に手を付き、苦しそうに胸を抑えながら吐息を溢していた。


 桃色の香りが漂い、引き寄せられるように歩み寄るリア。



 「……大丈夫? どこか苦しいの?」


 「はぁ……はぁ、……大丈夫、です。 申し訳、ございません……聖女様」



 そう返事を返してくれたのは、一番近くで倒れていた金色の髪が美しいシスター。


 白い肌、潤ませる瞳、そして……赤く染めた頬。


 リアはそんな彼女に牙を疼かせながら、優しくその頬に手を沿える。



 「そう、よかったわ。 それじゃあ立って? ほら」


 「あっ……ありがとう、ございます。 お手を煩わせてしまい、申し訳ございません」


 「ふふ、いいのよ。 何ともなくてよかったわ。 ほら、貴女達も」


 「あ、えっと……ありがとうございます。 聖女様」


 「申し訳ございま……ひゃぁっ!? あぅ……ありがとう、ございますぅ」



 そんな可愛らしい初心な反応を魅せる彼女達に、リアは表情筋に力を入れながら手を差し伸べていった。


 何人かは再び倒れたり、声が聴こえてないかのように呆然としている子も居たが、きっとリアの真摯な想いが通じたんだろう。


 皆、恍惚とした表情を浮かべながらもその手を取り、瞳を潤ませて体を一時預けてくれた。



 (ふふ、大丈夫かしら? 一度引き受けた以上、しっかり面倒は見るつもりだけど……まぁ、可愛いからいいわ♪ やることなんて無いだろうし、可愛い子は傍に居てくれるだけで大歓迎よ!)


 

 彼女達は王国の各地から聖女の噂を聞きつけ、王都まで訪れた修道女や修道見習いの子達だ。


 レクスィオに話を持ち出された時は断ったのだが、どうしてもとお願いされ仕方なく顔を合わせることになった。

 そして当然、皆漏れなく貰うことに決まった。



 彼女達が可愛いとか、食べてみたらどんな味がするんだろうという思惑はもちろんある。 当然でしょう?



 まぁ、私も神殿なんて行ったことないし。 なんなら昨日、修繕作業が終わったと聞く。


 今日の式典が終われば、別邸から移動となり私も晴れて正式に"火の聖女"となるらしい。 正直、今と何にも変わらないんだけど、とにかくそういうことらしい。



 ちなみに男の修道士もそこそこの数居たが、考えるまでもなく全員パスだ。 何人か欲望が垣間見えたし、せっかくの花園に害虫を入れる趣味もない。



 ということで、ティーとの散歩を終えて今日で4日目。


 レクスィオ指揮の下、諸々なことが急ピッチで進められ、重要な式典を同時並行で今日行われることとなった。



 (おかげで私も聖女服こんなモノを着なくちゃいけなくなったし、経験としては面白くはあるけど今後は勘弁したいわね。 ……動きづらいし)



 そんなことを考えながら、無駄に綺麗で幻想的な聖女服を見下ろす。


 胸元と肩を開かさせ、和服とドレスが合わさったような白い装束。

 腰の後ろには腕から腕にかけて白銀の帯を伸ばし、踵に触れてしまうほどに長い裾は廊下を擦っている。


 あら、どうやらもう着いてしまったようだ。

 目の前には大きな扉が聳え立ち、両脇には二人の近衛騎士。


 扉はギギィッと音を鳴らすと徐々に隙間を広げていき、漏れ出てくる陽光に思わず目を細めてしまう。



 そうして真っ白な光が晴れた後、リアの視界には夥しい数の民衆が集まっていた。



 「おぉぉ、聖女様だ! あの方が、"火の聖女"様!!」


 「リア様ぁ!! どうか、どうかクルセイドア王国に永遠の繁栄をぉぉ!」


 「罪人に火の裁きを! そしてクルセイドア王国に、栄光を齎しくださいー!!」



 2階のバルコニーから見下ろす景色、それは酔ってしまいそうな程の人の波。

 どこを見ても人が立ち並び、興奮した様子で歓声をあげている。 ……少し違うけど、砂漠での連合軍を思い出すわ。



 「リア様? お加減が悪いようでしたら直ぐに――」


 「ううん、大丈夫よレーテ。 ちょっと驚いただけ。 それにしても……随分集まったものね」


 「これでも例年の祭典よりは少ないんですよ? まぁそれでも、告知から4日にしては異常な数ですが」


 「へぇ、これでも少ない方なんだ。 ああ、そういえば一応大国だったわね、ここ」


 「ふふっ、忘れていたんですか? クルセイドア王国は大陸で4本に……ああ、今は3本でしたね。 3本に入る超大国なんですよ? 領土の広さで言えば、2番目だったりします」



 歓声や驚愕の声、中には祈りの言葉を捧げられる中。

 リアは両脇に控えた二人へ微笑みながら、バルコニーの下を見下ろす。


 そこには空間がぽっかりと広がっており、置かれた物はこの催しや雰囲気には、似ても似つかない汚らわしいもの。


 そうして視線を横にずらせば、知ってる顔と目があった。



 「ごきげんよう。 レクスィオ王太子殿下・・・・・


 「ああ、待っていたよ。 リア」



 面倒だと思いながらも、エルシアに教えて貰ったカーテシーを行う。

 ……そして先程から鬱陶しい視線を向けてくるソレに視線を移した。



 薄汚れた白い髪に、煩い目を向けてくる金色の瞳。

 王族だった者としてはあまりにも無様で、哀れな姿となって拘束具に繋がれている雑種。


 片足は不自然に曲がり、身に着けている衣類はあまりにも汚い。 今は猿ぐつわをつけられ喋れないようだが、その憎々し気な目から何を言いたいのかはわかる。



 (どうでもいいと思ってたけど、いざこうして目の前にすると色々と湧き上がってくるなぁ。 私のエルシアを傷付けたんだもん、あれでも優しすぎる仕打ちに見えるわ。 ……うーん、どうしよ)


 リアは無表情で棒立ちしてても仕方ないと、一応は微笑みを浮かべて民衆へと手を振るいながら考える。



 それはすなわち。

 アレの処分を被害者のエルシアの手によって終わらせるか、当初の予定通り私が終わらせるかの二択。



 (吸血鬼になった以上遅かれ早かれ、その手を血に染めるのよね。 こんな世界だもん、尚更だわ。 ……でも、でも……エルシアにそんなことさせたくないよぉぉぉぉ!!! だってエルシアだよ? アイリスやレーテ、セレネとは違った癒しを私に与えてくれる彼女に、そんな経験させたくないわ!! でも……でもぉ)



 内心でうんうんと唸っていると、表面上では気付かないレベルの小さな誤差に気付いた恋人が耳打ちをしてきた。



 「リア、どうされたのですか? 何か困ったことでも? もしそうなら私に代弁を任せてください! これでも元公爵令嬢ですから♪」



 ゾクゾクする心地の良い声に自然と背筋が伸び、振り返ればそこには、絶世の美女がはにかむような微笑みを浮かべていた。 あぁ……うん、無理だわ。



 リアはこの世界級に可愛い笑顔を、あの雑種のせいで汚す訳にはいかないと心に誓う。



 「ありがとう、ルシア・・・。 でも、大丈夫よ。 どうやってアレを裁こうか考えてただけなの」


 「……そう、ですか。 …………ごめんなさい。 貴女にこんなことを任せてしまい。 私は」


 「その話はあと♪ 私が決めたことなんだし、その分、私を癒してくれたらなんの問題もないわ」



 リアは適当に振っていた手を止め、今度はそれっぽく空中で優雅に揺らめかせる。

 すると、メラメラとした炎がリアの周囲を渦巻き、やがて上空へと勢いよくその炎を迸らせた。



 その瞬間、「おぉぉぉぉ!!!」と大歓声が広がり、僅かなどよめきと共に静まり返る。



 まるで大気中にある全ての空気を吸い込むかの如く、燃え上がり渦巻く火球。


 その規模は集まった民衆を全員焼き殺せるほどに規模は膨れ上がり、流石の民衆も自分達に向けられるのではないかと、顔を引き攣らせ始める。



 「リアっ!」


 「……心得ております。 王太子殿下」



 事態を見てストップを掛けに来たレクスィオ。

 リアは不敵な笑みを浮かべて答えると、火球の規模を徐々に小さくしていく。


 そうして徐々に収縮されていくそれは、やがて人一人呑み込める程の大きさに姿を変えたのだった。



 「そこの衛兵。 罪人の口を開けて貰える?」


 「……っ! あ、はっ! ただいまっ!!」



 衛兵は慌てた様子でカセイドに駆け寄り、その猿ぐつわをあっという間に外してしまう。


 猿ぐつわ地面に落ち、声という自由を取り戻した雑種。

 どうなるかといえば、それは。



 「クソッ! 何のつもりだッ!? お、お前ッ! ……お前のような化け物が、何が火の聖女だ!! そいつは化け物だ!! 決して聖女なんていう清らかな存在じゃない!! 僕は見たんだ、そいつが連合軍の兵士を皆殺しにしていく姿を!!! だからこれを外せッ!! おい、お前ら皆、あいつに殺されるんだぞ!!?」



 そう言って吐き出されるは、恐怖に顔を歪ませながらも周囲に怒鳴り散らす雑種の哀れな姿。


 怒声は虚しくも響き渡り、誰一人としてこの広場で動くものは居ない。 あるのは憎しみと嫌悪が込められた、民衆の軽蔑する視線だけだった。



 「くぅっ!? お前ら、バカなのか!!? こいつを見てどうしてそう思える? お前ら如き、僕が居ないとすぐに野垂れ死ぬんだ!! だから僕を助けろ、そしてあの化け物を殺せ!! ……クッソォォ、言いから僕の言うことを聞け!! この、愚民どもがぁぁぁ!!!」



 癇癪を起こした子供のように喚き散らし、感情のままに怒鳴り声をあげるカセイド。


 時間は止まり、空間は静寂に支配される。 しかし、そう思ったのも束の間。



 「言わせておけば、コイツ! 聖女様に向かって、何て口の利き方を!!」


 「化け物だと? お前の方がよっぽど化け物じゃないか! 聖女様はこの国を救ってくださったんだ!」


 「聖女様! この大罪人に裁きをッ! その聖なる炎で滅してください!!」


 「「「聖女様ぁ!!」」」



 民衆はその顔に怒りと悲しみを浮かべ、口々にカセイドの死を願う言葉が吐き出される。

 それを見ていたレクスィオは焦った様子でリアへと視線を向ける。



 (ふふふ、ある意味当たってる。 確かに私は聖女なんて清らかな存在じゃない、だって吸血鬼だし。 ――それにしても、普通自分から状況を悪化させること言う? いくら助からないとわかってても、あそこまで自爆するものかな? ……まぁ、最後に無様な姿も見れたし、そろそろ逝かせてあげるわ)



 「言いたいことは、それだけ?」


 「なんだとッ!? このッ! お前なんか、友人一人救えない、力だけを持ったただの化け物じゃないか!! 精々見ててやる! 何も救えず何も守れない無力なお前をなぁ!!」


 「救えない? ふふ、それはどうかしら。 ねぇ、ルシア」



 リアは頭上に手を掲げたまま振り返り、もう片方の手でエルシアをそっと抱き寄せる。


 すると血走った目で見上げるカセイドの瞳が見開き、驚愕にその色を染めた。



 「え、あ…………? なん、で? だって、あの時……」


 「……殿下。 貴方に告げる言葉はありません。 どうか、その罪が永遠に赦されませんよう」


 「ま、待って!! エル――」



 その瞬間、リアの火球が容赦なく墜とされた。


 火球は衝突と同時にカセイドを包み込み、その灼熱は炎の中で弾け飛び暴発したように、天上へと巨大な炎柱を立てた。


 王都に居る全ての人間が目にする規模の天へと伸びる火柱。


 広場に集まった民衆は誰もがその光景に目を奪われ、喧騒と陽気で包まれていた王都は、まるで全ての時間が止まったかのように静寂が包み込んだ。



 リアが無造作に手を振るうと、火柱は空気に溶けて消えるようにその姿を消失させる。



 しんと静まり返る広場。



 バルコニーに立て付けられた階段から、コツコツとした足音が聴こえてくる。


 姿を見せたレクスィオは隣に立ち並び、リアを一瞥すると民衆へと顔を向けた。



 「皆がいま見た通り! 大罪人カセイド・クルセイドアは、"火の聖女"リア・ホワイトによって灼熱の断罪を受けた!! 今この時を持って王国の脅威は完全に取り除かれたのだ!! この瞬間、我が王国は生まれ変わる!! 我が新生クルセイドア王国、そして"火の聖女"リア・ホワイトの誕生を存分に祝い、この催しを楽しんでくれ!!!」


 「…………ぉぉ、っ!ぉぉぉおおおお!!!!」


 「クルセイドア王国万歳! 聖女様万歳!! レクスィオ王太子殿下、万歳!!!」


 「レクスィオ殿下ぁぁ!! クルセイドア王国万歳ー!!!」



 少し前までの静寂が嘘の様に民衆は騒ぎ出し、そのあまりの歓声に思わずたじろぐリア。


 それは瞬く間に広がり、今では王都全体が雄叫びを上げてるかのようだ。


 何処からともなく紙吹雪が舞い散り、はためかせた国旗に続いて騎士達が剣を構え足踏みをする。



 (目の前で人が死んだというのに、随分と嬉しそうね。 ……いや、それだけ嫌われてたということかしら? まぁ、悪行も相当に広まってただろうし、あの喚きようだもん。 ……それにしても、ここ煩すぎ)



 耳を覆いたくなる程の喧騒に、リアが顔を顰めているとレクスィオが振り返る。



 「リア」


 「……なに?」


 「改めて今回の件、礼を言わせて欲しい」


 「依頼をこなしただけ――と言いたいけど、その範疇を軽く超えてたわね」



 向き合ったレクスィオは苦い顔を浮かべると、その黒曜石のような瞳で真っ直ぐに見つめてくる。



 「……感謝する。 君のおかげでこの国を、最悪の未来から救うことができた。 何度言っても、何度お礼をしても足りない。 本当に心から、……感謝申し上げたい!」



 そう言って深々と頭を下げ出すレクスィオ。

 エルシアは慌てた様子で駆け寄ると、彼に頭を上げさせようと必死に奮闘する。 可愛い。


 それでも吸血鬼となった彼女の力に動じず、頭を下げ続けるレクスィオにリアは大きく溜息を吐く。



 「いいの? 一国の王になろうとしてる人間が、こんな堂々とした場所で頭なんか下げちゃって」


 「構わないさ。 君にはそれだけの、返しきれない大恩がある」


 「はぁ、……頭を上げなさい。 レクスィオ」



 バルコニーの下。

 歓声を上げ、騒ぎ続ける民衆たちが居るにも関わらず、やけに静かな空気に違和感を感じたリア。


 なにかしら、この昔の記憶を刺激する、むず痒いものは。

 まるで校舎裏に呼び出されて、告白の返事を周りから見守られているような……そんな感覚。



 「以前、私が言ったことを憶えてる?」


 「言ったこと……ああ、無論だ。 『万の種族が暮らす、理想郷を創りなさい』だろう」


 「ええ、そう。 期待してもいいの? それとも「やっぱり無理です」って言って、今ここで私に裁かれる?」



 手元に炎を渦巻かせ、挑戦的な笑みを浮かべながらもレクスィオを睨みつけるリア。

 

 すると、レクスィオはリアの手元を一瞥して、まるで挑発に返すかのように微笑んで頷く。



 「期待しててくれ。 私は必ず成し遂げる。 例えどれだけの時間がかかろうと、必ず、君との約束を果たすとここに誓おう。 このレクスィオ・クルセイドアの名に懸けて」


 「そう、じゃあ期待しておくわ。 私を失望させないでね、レクスィオ」



 手元の火を握り潰し、希望に目を光らせるレクスィオにリアは不敵に笑う。


 すると、唐突に手を差し出された。――そして理解する。



 「……はぁ、はいはい。 今回のこれだけは付き合う約束だったわね」


 「ふっ、……そういう君が好きだ、リア」



 仕方なく手を置けば、レクスィオはにこやかな笑みを浮かべてその手を握る。


 そして、この状況を固唾を飲んで見守っていた民衆へ向けて、昂然こうぜんと応えたのだった。



 その瞬間、溜めていたものが爆発したかのように今日一番の歓声が鳴り響き、広場には活気と希望が満ち満ちる。



 白い聖女と黒い王太子。


 その対となる姿は生涯、民達の目に焼きつき、王国の歴史の中で永遠と語り継がれていく。 かもしれない。



 「え、無理。 とりあえず、裁かれとく?」



 

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