第2話 僕は・・・ その②
鬼島家
「ただいま」
「カイちゃん!お帰りなさい」
この女性は僕の母親鬼島花、いつも優しく僕の自慢の母親だ、でも今の歳になってもちゃん呼びは少し恥ずかしい
「そうだ母さん今日もテストで100点を取ったよ」
「あら凄い!流石カイちゃん!」
母さんに褒められるのは素直に嬉しい、昔から僕はよくいい事があるとすぐに母さんに話していた、それが一つのモチベーションに繋がり小学生の頃は母に褒められたくて勉強しいた時期もあったらしい。
「これは将来立派な警察官になれるわね!お母さん今からすごく楽しみねぇ」
「う、うんそうだね!」
「カイちゃん?どうかしたの?」
「いやなんでもない、それじゃあ僕は部屋で勉強するね!」
「無理しすぎちゃダメよ〜」
素早く手洗いを済ませ早速と階段を登り部屋に入った、
僕には親にも友人にも秘密にしている事がある
「おい、戻ったぞ」
「おっそい!いつまで待たせるのよ!」
「仕方ないだろ学校だったんだから」
今話しているのはリルというある日から僕の部屋に住み着いているいちおう精霊らしい
「まったく!まぁいいわそれじゃあ早速だけど仕事よ」
「はぁまたかよ昨日やったばっかりだろ」
「しかたないでしょ!また出たんだから、それに今貴方が行かないと大変なことになるわよ」
「てかお前また勝手に出したのかよ」
「そっそれはぁ〜はは!」
「はぁ〜〜っそれで今回の作戦はなんだ?」
「今回の作戦開始時間は午後7時場所は成宮町の博物館に保管されている絵画よ」
「また大変そうな場所だな」
「そんな弱気なこと言ってぇ〜!どんな場所でも私と貴方がいれば楽勝よ!」
「はぁとりやえず作戦開始の1時間前に起こしてくれ、それまで寝るから」
「まったくしょうがないわねぇ〜本当に私がいないとダメなんだからぁ」
「調子に乗るな」
そう言って軽くデコピンをしてやった
「今回もしっかりたのむわよ、貴方は最後の希望なのだから」
「ああ分かってるやるからには全力だ」
僕には誰も言っていない秘密がある親にも友人にも言えない秘密が、それは今世間を騒がしている怪盗カエサル
その正体は・・・僕だ
そう僕は
"紫眼怪盗カエサル"
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