紫眼怪盗カエサル
さとhs
第1話 僕は・・・ その①
警察官それは人々の平和を守る仕事、僕の父は警察官であり現役の警視総監だ僕はそんな父を尊敬して将来は父のような警視総監になりたいと思っている。
「それじゃあ今からテストを返却するぞ」
「鬼島櫂今回も100点だ流石だな」
「ありございます」
「すげ〜なぁ今回も満点だってよ」
「やっぱ次元が違うよな鬼島は」
周りから称賛の声それもそうさ僕は将来立派な警視総監になるため人の何倍も勉強をしているからだ
「ねぇ鬼島君体育の授業でもテニス部のエースに勝ったり、柔道の部長相手に背負い投げを決めたらしいよ」
「それ聞いた!聞いた!本当に凄いよねぇ勉強も運動も出来て」
当たり前だろう警察官を目指す上では勉強だけでなく運動も出来なければ話にならないのだから毎日ランニングや筋トレを欠かさない、日頃の努力は決して裏切らない僕はそれを信じている、これも全ては立派な警察官になるために。
「そういえば今朝のニュース見た?」
「あぁ見た見た!また出たんでしょ!」
「そうそう!」
"怪盗カエサル"
怪盗カエサルそいつは今や一躍注目の的になっている、そいつは最古の宝や絵画を奪うれっきとした犯罪者だ、しかし怪盗カエサルはいつも警察の包囲網を突破して華麗に宝を奪っていく、その鮮やかな手口とミステリヤスな雰囲気から一部の間からは怪盗を応援する人達も出てきているとか?
「怪盗カエサル顔は分からないけどどんな顔してるんだろうねぇ〜」
「絶対イケメンでしょ!また予告状の情報が出たら見に行こうよ」
怪盗カエサルは必ず宝を盗むときには警察に向けて予告状を出す、その理由は不明だが何故か毎回予告状が来るらしい、なので人々は怪盗カエサルを人目見ようと毎回目的の場所に訪れる。
「でも鬼島からしたらやっぱり怪盗カエサルは一刻も早く捕まって欲しいよな」
「!?あっあぁそうだなぁ」
「ん?どうかしたか?」
「いや、何でもないそろそろ帰るよ勉強もしたいしね」
「おう!頑張れよ」
僕は軽く挨拶をして教室を後にし廊下を注意されるギリギリの速さで歩き素早く靴を取り出し学校を後にした。
「そういえばもう一つ怪盗カエサルについて言われていることがあるよね」
「え!?何それ教えて教えて!」
「怪盗カエサルは宝を盗むとき目が紫色に変化することから一部の間からはこう言われているらしいよ」
紫眼の怪盗カエサル
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