第2話 むなしい。

《はい。寄ってって~いらさい。

いらさい。》


開店しても……

俺、生ジュース屋って絶対いける!って思ってたんだけどな~?



鑑定は完璧でも、商売となると

マジで難しいよなっ。



声かけしてても来る気配無しかよっ!!ったく……。




女の子が、こちらを見てジーッとしているな?



まぁ喋り相手に、なってやっか?




『どうした?嬢ちゃん?』


俺は、その子を何となくしてみると?!


あれ?





可愛い女の子、嬢ちゃんは首を

横にブルブルと振るうだけで、



話しをしようともしない……。



《訳ありだな?》何となく生ジュースを用意してやると。



大事そうに持って帰った。



俺は嬢ちゃんの背中に向けて

声をかける。






嬢ちゃんは

振り向きざまに笑顔を見せた様な気がした。





俺は不審に思った。




…………と。

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