いつまでも


いつまでも ぼくの近くにいてください

この世の中の 他に何もいらないから

ぼくがどうなろうと きみを守りぬいてみせるから


いつまでも ぼくの近くにいてください

一日に一つでいいから やさしい笑顔をぼくにください

年に一つでもいいから きみの笑顔をぼくにください


甘酸っぱいりんごの笑顔で きみがぼくの胸をノックしたあの日

ぼくの体に初めて赤い血が流れたんだ

きみとどこまでも歩いた春の河原 

きみの声 

きみの指先 

甘い髪の匂い

そばにいるだけで ぼくはほんとうに生きていれた


いつまでも ぼくの近くにいてください

迷い猫を抱いておろおろする少女のように もう一度ぼくを見つめてください

ぼくはきみにだけぼくのほんとうをしゃべれるのです

少しずつ少しずつ しゃべれるのです

ぼくがからっぽでなくなるのです


いつまでも ぼくの近くにいてください

降り注ぐ星星の中で 抱き合ったあの夜 流れ星がはかなく燃えた

あの時のきみが ぼくの魂を永遠に焼き続けているのに

いつまでも すぐ近くにいてください

きみに誓った約束を ぼくのすべてで守りたいのです












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