ある夜、コインランドリーで
@kaguya_ch1yo
第1話
これは
とある女子高生と
男子高校生の
ひと夏の思い出
時が経っても色褪せることのない
二人だけの
あれから、数週間が経った。
密かに待ち続けた連絡も、携帯がそれを知らせることはなかった。
夏休みという学生にとっては最大のイベントが待っているというのに、
全然楽しく過ごせる気配のないまま、1学期最後の授業が終わった。
「明日から夏休みが始まるけど、羽目を外しすぎないようにしろよー」
担任の先生の忠告を聞いている生徒はほとんどいない。
それくらい、学生にとっては重要なイベントなのだ。
なのに、私はもうすでに絶望している。
高校に入って初めての夏。
少し大人になった、今年の夏。
暑さが近付くたびに、胸の高鳴りも大きくなっていたのに。
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