母さんにばれないようにしておけよ？　男と男の約束だ！

　大学入学テストも終わり息子は第一志望校に向けて部屋にいる。

　家の中が少しピりつく中、新聞を読んでいると呼び鈴が聞こえてきた。


「これなにかしら。友君宛みたいだけど」

「これは俺が持っていこう」


　妻は段ボールを両手で持って俺に聞く。彼女にそう言い受け取って二階へ登る。


　信じているぞ。友幸よ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る