インフィニティゾーン
天照
第1章 消失事件編
第1話 始まり
「なぁ知っているか最近奇妙な事件が多いらしいぜ」
「またかよ今週で何回目だ?」
最近この国ヴァーテルのT区で頻繁に謎の事件が多数発生していたそれは突然人が死ぬあるいは行方不明といった事件であった警察が調べてもそこから痕跡は全く見受けられず捜索が困難であった近年では他の国であるヴール、オンウィア、ウィント、ロッツでも同様な不可解な事件が起こっていたさらにその国々を含め全世界でもその事件は話題となった
「俺達でそれを解明しようと思うんだ」
「それはまずいんじゃないか」
「なんでだよ」
「だってよぉ無暗に詮索したらそれこそ学校や警察に目をつけられる可能性があるんだぜ」
「それでも解明したくないか?お前もそう思うだろなぁ勇樹」
「いや別に俺はそういうのは興味ないな」
「なんでだよまぁお前はそういうやつだよな」
「じゃあ俺はこれでまた明日」
「おうまた明日な」
勇樹はすぐさま教室から出た
(確かにこの謎の事件が多発しているけど別に関わろうと思わないし関わりたくないな)
勇樹は考え事をしながら教室の廊下を歩いていると突然誰かと衝突した
「痛たた・・・ごめん大丈夫か?」
「はいすみません気づかなくて」
「いやいいよ」
勇樹と衝突した少女はすぐさま立ち上がり下校していった
「あの人は確かうちと同じクラスだったか名前は確か北里葵だったか」
(そういえばあまりクラスで話すところを見ないな)
ふとそう思いながら歩いていると救急車やパトカーが止まっていたその先にkeep outと黒色と黄色のテープで通行止めされていた
「またあの事件らしいわね」
「最近この近辺で多いな大丈夫かよ警察」
(また例の事件かまさか間近で事件現場が見れるなんてな)
「早く帰るか」
勇樹は自分の家へと帰った家に帰ると自分一人であった勇樹の親は産まれたときからおらずW区の孤児院で育ったっそれからT区の高校に通うため勇樹は一人暮らしを始めたのだそれから家事を終え食事を済ませ寝床に就いた
その夜に不思議な夢を見た
『青年君は特別な力を持っている今この世界は危機に瀕しているこの世界の危機を救うのは君しかいない』
『あなたはいったいそれに世界の危機って何ですか』
『いずれ全てわかるまずは仲間を探せ共に戦ってくれる仲間を』
そう言い残し男は消えていったそして目が覚めた
「今の夢はいったい・・・」
勇樹は不思議に思いながら学校に行く準備をした学校に到着するとまたクラスがざわついていた
「またあの事件が起こったらしいしかも三つ同時に同じ時刻で」
「えー怖いなぁあたし今日一人で帰れるかしら」
「おいお前らー静かにしろー朝のホームルームを始めるぞぉ」
「起立 礼」
「「「「「おはようございまーす」」」」」
(やっぱりあの事件が関係しているのか昨日見た夢は世界の危機か)
「おい西園寺聞いてるか」
「あっごめん聞いてなかった沼田」
「ったくよまあいいがよそれでお前あの事件についてどう思う」
「どうって俺は不可解だと思うよ警察でも対応できなかったらそれこそお手上げ状態じゃないか」
「そこで俺達で解決しようって話昨日聞いたよなどうだ」
「俺は別に乗る気はないよ」
「沼田そこまでにしときなよあまり興奮しない方がいいよ」
すると間を入って話してきた少女が現れた
「白石か別に良くないか俺達で見つけ出してこの区のヒーローになれるかもしれないんだぜ」
「全く・・・こういうやつでごめんね」
「いや大丈夫だ白石さん」
すると突然学校のどこかで爆破が起こった生徒たちはその爆破音を聞いた瞬間女性の生徒たちが悲鳴を上げた
「なに今の爆破は?!」
「分からないいったい何が・・・」
すると突然この教室も爆破した爆破されてから数秒間勇樹は放心状態で何が起こっているのかを理解するのに数十秒間かかったそして目を瞑り自分は死ぬのだと悟った
その頃上空で浮いている謎の男二人がいた
「校舎を丸ごと破壊とはえげつないですね」
「まあな俺達は例の物の入手だ多少粗くても必ず手に入れる」
「でもまだ生きてる人間が数名いますね」
「しばらく様子見をするか誰が例の物の器なのか」
(俺は死んだのか・・・いや)
不思議なことに勇樹にはほとんど外傷はなかったそして瓦礫をどかすと校舎がほとんど壊滅状態であった
「これはいったい・・・何が起こったんだ沼田や白石さんは」
勇樹は瓦礫を登るとそこには体半分になった沼田と頭から大量の出血をしている白石が見つかった
「沼田!!白石さん!!」
(し、死んでる・・・ほかのみんなもあの爆破にやられたのか)
「くそっ!!」
「どうやらこの方から器の力を感じますね」
「ああそのようだな」
「誰だ!?」
二人の謎の男が空から降りてきた大柄な男は大剣のようなものを持っておりもう一人の男は片手剣を腰の鞘にしまっていた
「お前らか俺達の学校を破壊したのは」
「ええそうですよあなたには器としての力を感じるのですよ」
「器?なんのことだ」
「お前が知ることではないおとなしくついてくれば手荒な真似はしなくて済む」
「断ると言ったら」
「その時はお前を引きずってでも連れていくまでだ」
勇樹は立ち上がり再び沼田と白石の方を見つめたそして拳を握りしめ男二人の方を見た
「断る!俺の友達を殺したんだそんな奴についていく義理はない!」
「どうやら力ずくででも連れていくしかないですね」
「あああいつが決めたことだ」
「お前らには悪いがここで仇を討つ!」
勇樹は二人の男に向かって走りはじめ拳を放ったが全くびくともしなかった
(そんなこれでも本気で殴ったつもりなのに)
「どうしたもう終わりか?」
勇樹は恐怖したこの男から漂う不気味なオーラを感じた
「くっ!このぉ!!」
勇樹はさらに拳を繰り出したがあっさりと受け止められたことにまた恐怖した
「俺をあまり失望させるな」
「この程度のガキが器だなんて信じられませんねぇ」
すると一人の男が勇樹の腹に思いっきり殴りつけた
「ぐはっ!!」
そしてそのまま校舎の瓦礫へと打ち付けられた
「弱すぎるな」
「まだ・・・だ!・・・」
勇樹はもう一度顔面を殴りつけようとしたが腕をつかまれ地面へと叩きつけ強烈な蹴りを入れられた
「ぐはっ!がはっ!!」
「何度やっても無駄だ降参するなら今のうちだ」
「絶対お前を殺す・・・お前は俺の友達を殺した許さねぇ」
「敵討ちに何の意味がある」
「俺は昔から友達はいなかった孤児院で育ってその環境になじめなかっただけどこの学校に来て初めて繋がりってのを感じたその繋がりをお前は踏みにじっただからお前を殺す」
「くだらないな繋がりなど何の意味もないいずれその繋がりは切れるんだ永遠の繋がりなどありはしない」
「それでも俺は繋がりを大切にするために戦うんだよ!」
勇樹はまた殴りにかかったもうすでに蹴りの攻撃でボロボロの状態であった
「いいだろうお前に俺の力の一端を見せてやろう」
「力の一端だと?」
「ああ」
男は鞘にしまっていた剣を抜いた
「ほうまさか佐竹さんが剣を抜くとは」
「黙ってろ池田」
「これが俺の力の一端ださあかかってこい」
勇樹は感じていた剣を抜いた瞬間周りの空気が変わっていくことに今までの力は前座に過ぎないほどの強力な力があの刀から伝わっていた
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