第2話本土決戦への準備1〜御前会議前編
コンコン「失礼します」
「おぉ近藤くんか」
天皇陛下が思い詰めたような声で言ってくる
「陸軍大臣との会談があります」
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「つまりですな本土決戦に備えるため国民義勇隊の入隊条件を一率10歳以上75歳未満にしたいのですよ」
陸軍大臣の佐々木大臣は険しいかおでそういった確かにこのままの戦力では我々は敗北してしまうだろう
(しかし未来の日本を支えるのは今の子供達だこんな戦争に子供たちの命を使うことはしたくはない)
子供たちをこんな戦争に巻き込んでいいのか
未来の日本の可能性を閉じていいのか……
結果として私は
「意見聞き入れる訳には行けない」
断った子供の未来まで潰したくはなかった
この戦争は我々今の時代の大人が片付けるべきだ子供たちは関係ない
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御前会議の日
それでは始めます今回ご首席しましたのは
佐々木陸軍大臣松本海軍大臣松尾経済大臣
……そして天皇陛下であります
今回の議題は本土決戦決戦決号作戦の立案となっておりますそれではまず陸軍大臣から
我々陸軍としては竹槍の他にピッケルや農具などの武器も加え本土決戦に挑もうと考えております
そして決号作戦ですがまず九州に上陸してくると思われます沖縄も確保された以上九州南部に上陸してくる軍隊を撃滅し少しでも有利な条件で講和出来ればと思っております
しかしもしも各地に上陸され分断されると指揮系統が崩壊し敗北してしまう可能性があるため各地に司令塔を作り分断されても地域事に動けるようにしました
しかし九州南部に帝国陸軍の20師団の主力部隊を向かわせ撃滅しようと考えています
そして他の上陸候補が横浜・神奈川このふたつのどちらかに上陸される可能性がありますそのため神奈川は陸軍の駐屯部隊を2師団
から4師団まで増強しましたまた横浜には2師団の駐屯部隊を向かわせます
その後は地帯戦術を実行し上陸してきた部隊を殲滅するこれが陸軍の決号作戦です
次に海軍大臣
我々海軍としては
残りの海軍の巡洋艦そして戦艦長門を陸上に座礁させ砲台として利用しようと考えています
具体的には巡洋艦全てを南九州と四国に戦艦は横浜に配備しようと考えています
そして戦艦甲斐ですが甲斐は特攻してもらおうと考えています。
理由と致しましては米英の本土上陸を遅らすというものです
沖縄に向かって出港させ51砲を沖縄に向かって打つことで少しでも時期を遅らすというものです。
特攻機の運用方は全ての特攻機のうち3分の1を南九州に使いそこからも随時生産しながらそれぞれの戦線に送っていきます
以上が我々海軍の決号作戦です。
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