#14 書きたい!
私は二つの図書館を使っている。一方は最寄駅から激近の便利な図書館。もう一方は、自転車で二十分の立派な図書館だ。
便利な図書館は主に平日用だ。通学の途中に立ち寄れるため、返却ポストに本を返したり、部活が休みの時にふらっと立ち寄ってみたりする。小さめな上に、子供用のスペースが広いのであまり新しい出会いがない。
遠い方の図書館には休日しか行けない。坂が多く、行くだけで一仕事なのだ。それでもここまで足を伸ばす理由は、とても広いから。これに尽きる。
今日も自転車をとばして図書館へ向かう。
私は音楽を聴くのが好きなため、一番近いコンビニに行く時でさえイヤホンをしていく。
しかし、自転車でイヤホンは付けられない。
音楽を受け取らなくて良い状態の私の脳は、いつもより余裕があるのか、どんどんネタが出てくる。もちろん小説のだ。
思いついたものを忘れまいと、一生懸命
頭の中に留め置く。それでもどんどん新しく出てくるため、パニックになる。信号で止まるたびにスマホでメモを取っていると、着くまでだいぶ時間がかかってしまった。
あー早く書きたい書きたい。
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