佐賀と静岡の壮絶な戦い

富士山の二階堂高取

エピローグ

あれから何年経ったんだろうか?

あの冬の雪の中を1人でリボルバーを1丁持ちながらほふく前進で雪をかき分けながら戦地へ1歩ずつ進んでいた。

しかし、ついた頃には佐賀の人たちの屍が数え切れないほどあった。

荒れ果てて赤に染まる背振山

「ああ...もう少し来るのが早ければ...」と後悔した。

それから5年以上経った頃、家に一人の軍服を着た老人が来た。

老人は、私にこう伝えた。

弱々しい声で「静岡へ行ってまいりませ」と軍服やUZIを渡して

私はその時、こう考えた。

「もしかして静岡に行って復讐をしてこいと?」(独り言)

それから第2の地獄が始まった...

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