とても面白かったです。
哀しいお話ではあるのですが、依人と菜摘の心情がとても良く描かれていて。
どちらかの一人称だと、片方の気持ちは想像になるので、視点切り替えか上手く作用していると感じました。
もちろん、二人の気持ちを上手く書ききらないと成立しないので、筆力にも感服しました。
菜摘は広起と一緒にいるときは、気持ちの天秤が釣り合っていたのだろうなと感じました。そして亡くしたとき、依人と一緒になって、なかなか釣り合いが取れていないのを苦慮していて。
一方で依人も、大きな喪失のあと菜摘に寄り添って。
今の依人の愛は、菜摘のイメージしてるものではないのかもしれないけど、いつか形を変えながら釣り合いが取れるといいなと思い浮かべました。
作者からの返信
島本様 コメントありがとうございます!
描きたかったこと、そのために工夫した表現を汲み取っていただけたようで、嬉しい言葉🌈ばかり…感激です。
どんなに相手を想い合っていたとしても、一人称にとって、もう片方の気持ちは想像でしかなく。
夫婦という一つの形になったからこそ生まれる、悩ましいズレ。
そうなんです。
女は上書き、男は蓄積(フォルダ保存)の違いも織り込みました。
恋愛ものは難しいので敬遠がちでしたが、こんな風に読んで(おうえん♥️して)頂けるなら、また書いてみたくなりました。🌱
最後まで読んでくださりありがとうございました☆彡
自主企画にご参加いただき、ありがとうございます。非常に考えさせられる物語でした。
・すごく読みやすい視点切り替え作品
・絡まりすぎた関係
・絡まりすぎた感情
・“善意とはなにか”
“視点切り替え”を『夫婦二人』という身近で想像しやすい例に限定しているので、それぞれの視点の違いがスッと入ってきました。
視点切り替えって、こうやって使うのですね。
それと、すごい人間模様ですね。
“親友同士のまま”なら菜摘と依人の傷も少しずつ癒えたと思うけど、それを待てない両親たちの言葉が菜摘を追い詰めた感が。
1122(いいフーフ)っていうのは、広起や菜摘の両親にもかかっているのでしょうか。
皮肉的な意味で。
この物語は、根源的に“善意とはなにか”ってことにもかかってるような気がしました。
作者からの返信
アマノヤワラ様
この作品の「いい点」を見つけてくださりありがとうございます。
「いい点」以上に最初の感想がもう嬉しいです、一文で胸が満たされましたw。
読み終わった後、読み手がそれぞれの価値観や経験則であれこれ考えてしまう物語を狙い、敢えて描写を曖昧にしたり省いたりしたのですが、やり過ぎて理解不能意味不明→考える気も起きない、にならないかの不安は拭えません。
挙げていただいた四点はまさにそこに関わる点なので、作品に込めた思いは伝えられたのかなと嬉しいです♥️
善意とはなにか。ありがとうございます。
実は執筆の根源的なテーマが「人間を人間たらしめる『思考』という個性の追究」でありまして、今回は「愛情・信条・心情・善意の不同さ」を盛り込みました(て難解げに書いてますが、人間って極論ご都合主義じゃない?です)。
すごく読みやすい視点切り替え、とお褒めくださりありがとうございます。
視点は書いてて一番難しいところなので、少しビックリしつつ嬉しいです🌈
少し自信が出来ました!
アオイソラ「心あまりて詞足らず」
文章表現や技巧的なところでも、もっと印象を残せるように琢磨したいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました☆彡
自主企画へのご参加ありがとうございます。
心に染みるお話でした。赤い糸は切れてしまったけれど、そこから前に踏み出していくお話は良いですね。私自身もそう言ったお話を書いてますので共感できるところがあります。
作者からの返信
応援コメントへのお礼が遅れまして失礼しましたm(_ _)m
きちんと構成を考えて作ろうとした初めての作品なので、
最後まで読んでいただけて🌱共感までいただいて🍀嬉しいです。
職人さんの作品も読ませていただきますね。
ありがとうございました♥️
アオイソラ様、こんばんは。この度は、【ジャンル不問】短編作品の集い【出入り自由】の自主企画にご参加くださり誠にありがとうございます。
『どう構成したらもっと良くなるかアドバイス募集しています』との内容が概要欄にございましたので、読み返して、考えたのですが……申し訳ありません。
私は執筆歴1年に満たない初心者なので、構成に関するアドバイスが全く出来ず……! 全くお役に立てず申し訳ないです。
それぞれ愛する方を失って、支え合って生きる依人さんと菜摘さんの心情がしっかりと切なさも苦しさも含めて描かれており、とても素晴らしい作品だと感じました。
1122(いい夫婦)であるお二人の関係性が、愛おしく切なく思いました。素敵な作品と出会わせてくださり、本当にありがとうございます。