12話

 1週間後、東京にある世界探索者協会日本本部に訪れた。受付で用件を言ったら会長室に通された。そこにいた人は60代くらいの男性だった。

「Bランク探索者佐藤大地です。」

「私は世界探索者協会日本本部会長長谷川博之(はせがわ ひろゆき)だ。」

「本日はどのような用件で呼び出したんですか?」

「それは存在を確認してからではないと言えないな。ステータスを見せてもらえるかな。」

いろいろ考えたが黙って見せた。


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名前:佐藤大地

種族レベル30

職業:騎士レベル21

HP 791/791

MP 409/683

力 386

速 429

持久 297

防御 205

精神 841

アクティブ:算術レベル41、暗記レベル41、疾走レベル37、素材鑑定レベル36、道具鑑定レベル32、スキル鑑定レベル23、職業鑑定レベル17、身体強化レベル28、鼓舞レベル17、魔力鎧レベル12、魔力纏レベル11

パッシブ:鍛錬(力・速・持久・防御・精神)レベル39、棍棒術レベル38、盾術レベル43、鎧レベル15、鋼の精神レベル3

称号:日本国民、Bランク探索者、騎士、格上殺し、低位竜殺し、英雄

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3つ称号が増えている。

「やはり得ていたか。」

「何がですか。」

「英雄の称号だ。この称号はまさしく称号。偉業を達成したら得られる。君は絶望的状況で立ち上がり、格上である竜を1人で倒したのだろう。」

「1人かはわからないですが。」

「そこはいい。本日呼び出したのは君をAランク探索者に昇格させるためとSランクへの昇格条件を教えて、昇格する意志があるか確認するためだ。」

「なぜ意志を確認するんですか。」

「Sランクは実質最高ランクだ。ダンジョンの最も深い所を潜り謎を明かすこと、特異なる怪物を討伐する者だ。Aランクとは役割が違う。昇格条件は一定以上のステータスだ。」

「Sランクより上があるんですか。」

「英雄にはスキル限界突破のパッシブ効果と不老がある。ただのSランクとは違う。それで、昇格する気はあるか?」

「……あります。」

「そうか。さあ、話は終わりだ。」

「失礼しました。」

僕は会長室を出た。ダンジョンの深淵を見る資格を僕は得た。見るために今以上の力を。


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 2章はこれで終わりです。次が最終章です。後数話で終わります。これからもよろしくお願いします。


新称号↓

_______________________________

称号:英雄

テキスト:

偉業を達成した者。


___________________________

称号:低位竜殺し

テキスト:

 低位竜を殺した者。


___________________________

称号:格上殺し

テキスト:

自身より格上のものを殺した者。

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