第397話 小説家になって億を稼ごう
今日は微熱で1日中横になっていた。寒気が酷く、布団を被って首筋にカイロを貼り、電気あんかを使って完全防備で過ごしていた。
夕方、派遣元から連絡があったのに気づいて電話を掛ける。どうやら、14日からではなく5日から別の営業所で仕事をする事になったらしい。
それにしても3月いっぱいは休業と言われ、交通費も出ないと言われていたので定期も買っていないが大丈夫だろうか? もしかしたら一か月分の定期代より高くなるかもしれんが、分かっているのかな?
そんな訳でのんびり療養している暇は無くなった。明日、病院に行って診断をして貰わなければなるまい。
3月3日にボランティアの行事があるが、きっと参加は出来ないだろう。資料を作成して、プリントアウトして託す事になりそうだ。
さて、そんなバッドコンディションの中、布団の中で読み進めたのが、松岡圭祐先生の小説家になって億を稼ごうという本である。その後、小説家で億は稼げませんなんて本も出たが、ベストセラー作家が億稼いでいるという話なので嘘は書いていないと思う。だが、ベストセラーをどうやって書くのかについては十分に紙面を割いているようには見えなかった。
「想造」という造語を使い、小説の書き方を具体的に著しているが中々手間のかかる手法なので、誰もがこの方法で「想造」出来るかと言われると甚だ疑問である。とはいえ、実際にベストセラー小説をいくつも書いた人の言う事である。チャレンジしてみても無駄にはならないだろう。しかし、こんなに手間のかかるやり方で実際に書いてるんだろうかね?
第2部からはデビュー後の話なので、創作論とか小説のノウハウを知りたいという人には向いていないと思う。ただ、松岡先生が当時実際に苦労した事などを散りばめて書かれているので、勉強にはなるんじゃないかな?
この本のコンセプトは、宝くじの高額当選を果たした人に配るみずほ銀行のガイドブックの小説家バージョンを作りたいという事だったらしい。そういう意味では確かにヒット作を出した後のノウハウ本として重宝するんじゃないだろうか?
正直言って私にはまだ時期尚早な内容であった。
さて、明日はまず朝一で病院に連絡し、いつ行けば良いか確認して診察を受ける事と、結果を派遣元に連絡する事が必須となる。
本当は一番最初に読みたかった本を明日から本腰入れて読めると思うと非常に楽しみである。そちらも読破したらまた感想を書こうと思っている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます