性格がまるで正反対。
好きなものも全然、違う。
でも、お互いが、お互いを大好きでたまらない。
そんな高校二年生のカップル。
もはや、学園名物か、というくらいの派手なレスバと、あまあま〜のイチャイチャを繰り広げます。
レスバ。でも、清々しい。
それは、二人の個性から。
ヒロインは、ギャルっぽくて、直情型。まっすぐ、困難にぶつかっていく。
ヒーローは、間違った事は許せない、頭カチカチの理論派。でも、心が熱い。恋人とレスバするけど、恋人が苦境に立たされると、勇敢に助け出す。
ヒロインも、ヒーローも、熱い。
この二人の愛は、お互いをまっすぐ、見ている。だから、イチャイチャを、ずっと見てられる。
男性読者にも、女性読者にも、おすすめできます。
「配信」「VTuber」にもかなり斬り込んだ表現があるので、高校生から、大人まで。幅広く、面白く読めると思います。
おすすめですよ。
ぜひ、ご一読を!
めちゃめちゃ楽しかったです!
学園版リーガルハイと紹介しましたが、学校でありながら、まるで法廷さながらの迫力と臨場感!
最初は学校でも有名な凸凹カップル(秀才彼氏とイケイケ彼女)の口論からスタートしますが……。
そんな彼らの馴れ初め、家族の秘密、先生の評判などが明らかになっていき、そしてある事件が……?
読み進めるうちに、加速度的に面白さが増していきます!
そして後半は、息もつかせぬ展開と、怒涛のクライマックス!
最後まで止まりません!
ストーリーもさることながら、脇を固めるキャラクターも魅力的で、素敵ですね!
文章もとても上手く、ストレスなく読める筆致も素晴らしいです。(1つのエピソードは長めですが、するっと読めてしまいます!)
個人的には、勝手に続編を期待してしまう楽しさで、アニメ化、ドラマ化しても面白いと思います!
文句なしの★3つですね!
丞と亜久里は学内で知らない者のいない名物カップル。二人は人目も憚らずイチャイチャするバカップルであり、少しでも意見が合わなければレスバを繰り広げる「レスバカップル」なのであった。
この小説に出会って初めて「レスバ」という言葉を知りました。「レスバトル」の略だそうです。
バトルの言葉どおり、作中では幾多もの白熱した戦いが繰り広げられます。それは言葉による思惑のぶつかり合いであり、物理的な技の掛け合い等はないのですが、非常にキレがあり、攻撃を畳み掛けたり食らったり防いだりの、まさに迫力満点のバトル!
気持ちのぶつかり合いなので、もちろんそこには大きなドラマも生まれます。
作者様の広く鋭い視点はレスバだけでなく、ストーリーやキャラの内面等にも及んでおり、作中では様々なことが丁寧に、多角的に、鋭く拾い上げて文章化されています。
丞はカッコいいですし、亜久里のギャルっぷりは可愛くて清々しいですし、イチャつく二人にはニコニコしちゃいますし……他にも、二人はなぜレスバカップルなのか? などなど、見所満載です!
この面白さは実際に読んでみることで体感できるものです。少しでも気になった方は是非読んでみてください!
ある高校に、口論の絶えないカップルが一組いた。神社の娘にして愛らしい顔と大きな胸の美少女と、警察に薫陶を得た知的論理派の美青年だ。少女は幾分感情的に言葉を発するが、どうにも口論——レスバしてしまうのだ。そのくせに、レスバ後はイチャイチャし始めるのだから、二人のいるクラスはこの二人に振り回され気味だった。美少女は将来的にSNSで食べていこうとしていた。
そんな中、同じ高校のダンス部が、宣伝のために美少女のSNSで配信を利用したいと言ってきた。美少女はもちろん、これを二つ返事で了承する。ところが、その配信に学校にとってあるまじき行為が映りこんでいた。
学校側はこれを問題視した。特にこのカップルにとって最大の敵となる生徒会長の発言が大きかった。後日、カップルはレスバではなくディベートで、この生徒会長と対峙することになるのだが、そこで美青年が明らかにしたのは、意外な事実だった!
人間の言葉は何かを、相手に伝えるためにある。
言わなければ伝えわらない想いも、ある。
ラブコメだけではなく、人間ドラマも感じさせる一作でした。
是非、御一読下さい。