第8話 約束

10時30分。


まんまとアイリの誘惑に負けて、お店に到着。

少し到着が遅れてしまったが、アイリを指名して席に着いた。


月曜日だがお店は忙しくて、(多分、他のタレントの誕生日だった。)なかなかアイリは席についてはくれなかったが、横にアルバイトの女の子(年齢はおそらく40代前後)がついてくれたので、アルバイトの女の子と喋り待っていた。

やっとアイリが来たのだが、10分程ですぐにショータイムになり、ショータイムを見ていた。


ショータイムの間もアルバイトの女の子がヨシオを触りながら、ガンガン話しかけてくる。昨日のアイリとの電話でアルバイトがヨシオを触るのは嫌だと言っていたが、こればっかりはしょうがない。他のお客さん達にも軽いソフトタッチをしているし、彼女達の仕事の一部でサービスなのだろう。


それにアルバイトの女の子も40代とは言っても明るく陽気で楽しいし基本的にはみんな美人だ。アイリが席につかない時には、アルバイトの女の子と会話を楽しもう。

そんなこんなで、ショータイムが終わってアイリがカウンター越しにやっと座ってくれた。

少し楽しく話をしていると、アイリが顔を近づけてきてヨシオに耳打ちしてきた。



アイリ「今日、アフターしたい。カラオケいきたい。」


ヨシオ「いいよ。カラオケいこう。」


何という事だ。アフターできるのは本当にうれしいが、ラストまでいないといけなくなってしまった。お会計が怖すぎる。もっと遅くに来ればよかった。

しかもヨシオは明日も仕事で8時起きなのだ………





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