第6話 小さなミスは取り除いて 4
*****
翌朝、ジークハルトが目を覚ました時、ツェツィーリアはすでに起きていた。ベッドの隅に膝を抱えて座っていて、目を覚ましたジークハルトを見て何か言いたげに口を歪ませたものの押し黙る。
彼を抱き込んで寝たはずなのだが、ジークハルトが寝た後抜け出たのかジークハルトよりも早く起きたのかは分からなかった。
「身体はどう? 眠れた?」
「……ん。眠れた」
起き上がったジークハルトから絶妙な距離を保ったまま、ツェツィーリアは頷く。ジークハルトが近づこうとすると、スススと避けられたため、ジークハルトは諦めてベッドから下りて支度を始めた。
「……ヴェルト」
「なぁに? ツェツィーリア」
「なんも、しないの?」
シャワーを浴びてきて着替え始めたジークハルトに、ツェツィーリアは昨晩から続く同じ問いを口にした。
またその話か、とワイシャツのボタンを閉じながら振り返ると、ツェツィーリアは信じられないものを見る目でこちらを見上げている。
「しないよ。今回は、なにも」
「……そっか」
「したほうがいい?」
何度も確認してくるのだから、とあえて聞いてみると、またもやツェツィーリアは驚いた顔をして、少し悩んだあと小さく首を横に振る。
「………わかんない」
「そう」
「あれ? ぶたないの?」
「え? どうして?」
「だって、嫌だって、俺言った」
だから、ぶたないのか、と。
そう言って、ツェツィーリアはなぜかまた驚いたような顔をした。おそらく、そう聞いたのは完全に無意識だったのだろう。はくはくと口を開いたあと、両手で口を押さえてますます小さく縮こまってしまった。
「……ごめんなさい」
「謝る必要なんてない。ジルケ」
「でも、おれ、きのうも、あんたに口答えした……」
そう言って俯いたツェツィーリアの声は震えている。慌ててツェツィーリアの横に座って、その顔を覗き込む。ツェツィーリアの大きな目には涙が溜まり、昨日よりも真っ青で酷い顔をしていた。
「ごめんなさい……」
「ああ、ツェツィーリア……大丈夫。そんなに謝らないでくれ。あなたは何も悪くない」
「……」
「泣かないで、ツェツィーリア。あなたに泣かれると、どうしたらいいか分からなくなる」
小さな身体を、優しく抱き寄せる。自身の肩に引き寄せた星空色の頭をそっと撫でていると、縮こまっていた彼の身体がほぐれて、おそるおそるジークハルトの背に手が回ってきた。
「ヴェルト、あんた、変だ」
「そうかな」
「だって、俺のことぶたないし、寝てる時に変なこともしない。"お礼"もしない」
「しないよ、そんなこと」
「なんで?」
「好きな人相手に、そんなことをしたいとは思わないよ」
ジークハルトの言葉に、ツェツィーリアの頭がゆっくりと上を向く。涙で濡れる瞳が朝日を受けてキラキラと輝き、宝石のようだと思う。
ぐずっと鼻を啜ったツェツィーリアの眉間に皺が寄るのも、可愛いと思ってしまった。
「好きなひとって、俺のこと?」
「そうだよ」
改めて好きだと言うと、ツェツィーリアの顔はますます渋くなる。
「……やっぱり、あんた変だ。俺みたいな職業のやつを好きになるなんて」
「そうかな」
「そうだよ。知らないの?本気になっちゃいけないんだよ、こういうやつ相手には」
「知らなかった」
わざとそう言うと、ツェツィーリアは今度はなんとも表現のしづらい顔をして、ジークハルトの肩にまた頭を寄せた。
「……あんたの気持ちにつけ込んで、いっぱいお金使わせるかもよ」
「ジルケには、いいよ」
「実は俺はどっかの国のスパイで、あんたのこと監視してるのかもよ」
「どっかの国って?」
「……たとえば、その、なんだっけ、今戦争してる国とか」
「ジルケが? たしかに、帝国人っぽさは無いなとは常々思っていたけど……」
突拍子もない発言に思わず笑ってしまうと、腕の中から唸り声が聞こえる。
「……笑うな」
「もしたとえ、ジルケがそうだったとしても。たぶん、ぼくのこの気持ちは変わらないよ」
「………俺は、あんたのそれに答えられない」
「うん。わかってる」
「でも、なんでだろう……なんか、すごく、うれしいんだ」
「それでいいんだよ。ねぇ、ツェツィーリア。世の中にはツェツィーリアの身体や心のことを、誰よりも心配している人間もいるんだ。これだけは信じて」
これは、ジークハルトの本心だった。
ツェツィーリアからは、小さな唸り声が聞こえたものの、言葉はない。
だがそれきり、腹を空かせたフェリックスが部屋を訪ねてくるまでの間、ツェツィーリアはジークハルトの腕の中から離れようとはしなかった。
*****
ツェツィーリアの迎えだと言った男たちは、ひとりはツェツィーリアと同様やたらと綺麗な顔をしていた。灰色の長い髪を緩く結び、ツェツィーリアと同じくらいの体躯をしている。服装からして、ツェツィーリアと同業なのだろう。
名を「クイン」と名乗り、フェリックスたちへの挨拶もそこそこにツェツィーリアへ「もう! 一週間もどこ行ってたの?!」と男にしては高めの声で怒り出した。
「ずっと探したんだよ! 連絡も無しにどっか行っちゃうなんて!」
「いや、いつものことだろ、そんなの……」
「だからだよ! G.G.もカンカンなんだから!」
ぷりぷりと、男には無い可愛らしさで怒っていることを全身で表現しながら、こちらをキッと睨んできた。小動物かのような威嚇は、残念ながらフェリックスたちには通用しなかったが。
「この人たちに捕まってたの?」
「違う。この人たちは、昨日大雨だったから保護してくれただけ」
「ほんとにぃ?」
「ほんとに」
ジッと小さな二人の睨み合いが続いた後、クインがまたフェリックスを見て、ジークハルトにも視線を投げ、呆れたように息を吐いた。
「ならいいや。無事であったことに変わりはないし。軍人さん、うちの人がお世話になりました。この御恩は三日くらいは覚えておきます」
あんまりな言い草に、横に立つフェリックスのイライラ指数が急速に上がっていくのを感じる。それを宥めていると、クインは鼻で笑ってツェツィーリアの腕をひいた。
「ほら、もう行くよ。あっちにケビンも待ってる」
「ケビン」
クインが指し示した方には、バイクが一台停まっていて、フルフェイスヘルメットを被った人物がこちらにひらりと手を振った。それにツェツィーリアが嬉しそうに振り返したので、知り合いであったことにホッとする。
「っていうか、なぁに、その服。貴族みたい」
「ここの家の人が着ていけって」
元々ツェツィーリアが着ていた服はボロボロで、代わりにキール夫人がいそいそと出してきたのが彼女の息子が着ていたという服だった。サイズもぴったりで、その姿をいたく気に入った夫人たちから「星空ちゃん」というあだ名まで賜ったのはつい先ほどのことである。
靴は、驚くべきことにカイテル夫人とサイズが同じだったので、女性ものだ。五センチほど踵が高い靴なのに、ツェツィーリアは慣れたように歩くから不思議だ。
クインにグイグイと引っ張られそうになったツェツィーリアが、慌ててこちらに振り向いて、一言「ごめん、こういうやつなんだ」と言う。
「じゃあね、ヴェルト。昨日は本当にありがとう」
「うん。気をつけて」
ふわりと笑ったツェツィーリアは、ベッドで見た時とはだいぶ表情が明るくなった。やはり彼には夜は似合わない。
「あ、待って、ツェツィーリア。手を出して」
ほっと胸を撫で下ろした時、ふと思い出してツェツィーリアの手にポケットから出した物を握らせる。
「これは?」
「記念金貨だよ」
「記念金貨?」
ツェツィーリアの手に握らせたのは、フェリックスが部隊を持った記念に作られた金貨だった。表にフェリックスの部隊章が彫られており、親近者のみに配られる。
市場価値はほとんど無いもので、それを伝えると途端にツェツィーリアは苦い顔をした。
「金にならないなら、いらない」
「たしかに、お金にはならない。でもこれは、ツェツィーリアの身元を保証してくれる」
「身元を?」
「そう」
ジークハルトがうなずいても、ツェツィーリアはあまり理解できていなさそうだった。苦い顔のまま、金貨を指先でクルクルと遊ばせている。
「軍の人間が相手なら、この紋章の意味がわかるから。ツェツィーリアに嫌なことはしてこなくなる」
「……ほんとかなぁ。こんな金貨一枚で。信じられない」
それでもいい。
お守り代わりに大切に持っているよう言い含めると、渋々了承してくれた。
ツェツィーリアは金貨を握りしめて、先にバイクに乗っていたクインの元へ走っていく。三人で何事かを話した後、ツェツィーリアとクインはバイクの後ろに器用に乗って、そうして危なげもなくケビンの運転で走り去っていってしまった。
彼らの背中が完全に見えなくなった頃、フェリックスがふんと鼻を鳴らす。
「あの調子では、早々に二束三文で売り払われるぞ」
「かもしれませんね」
それでもいい。
ただ、彼があの金貨を持ち続けている限り、昨日までのような蛮行は起きないはずである。
勝手に見ず知らずの人間の身元保証人にされてしまったフェリックスは、だがしかし、「何かあってもお前が対処しろよ」とだけ言って、それ以上は何もいわなかった。
*****
ジークハルトとフェリックスが揃って出勤すると、その足で昨晩ツェツィーリアの話に出てきた軍人を探し始めた。
黒髪、頬に火傷痕、小太り、の情報で、確かに的を絞ることはできた。シュタイナー・フォン・アスカン准将。貴族連中の中では子爵を名乗り、軍の中では後方支援担当の男で、周囲に自身の取り巻きを侍らせて悦に浸るタイプの腐った頭を持っている、日常生活では極めて関わり合いたくない人間だった。
彼を拘束するには証拠が足りず、執務室でどっかりと椅子に座ったフェリックスが盛大に舌打ちする。
「本人は目の前にいるというのに、何も手が出せんとは」
「薬物を理由とした拘束は、完璧な物的証拠か現場を押さえるしかありません。何か良い案があればいいのですが……」
ジークハルトの呟いた言葉に、フェリックスは一瞬口を開いて、また閉じた。なにか案が浮かんだのかと促すが、「いや」と言ったきり黙ってしまう。
「フェリックス様?」
「案は浮かんだが、お前に怒られそうだからやめておく」
「………まさか、ツェツィーリアを囮に、と仰るのですか」
「ああ、そのまさかだ」
撤回しただろ、とフェリックスが言うので、ジークハルトもいったんは矛を収めた。多少なりともジークハルトとツェツィーリアの関係を重んじてくれたのだ。多少の感謝こそすれ、今ここで変な諍いを起こす意味はない。
ジークハルトは努めて冷静さを保ちながら、一応指摘できる部分は指摘する。
「彼は昨晩、例の男のところから逃げてきたばかりです。あれだけの追っ手を放ったくらいですから、囮になったところで、逆恨みで何をされるかわかったものではありません」
「そんなこと、分かっている」
どうだろうか。フェリックスの先程の表情からして、八割くらいは本気だったはずだ。
ジークハルトが黙っていると、フェリックスは少し気まずそうに咳払いをして、確実な証拠を手にするために動くぞと椅子から立ち上がった。
結論から言うと、男を捕縛する必要がなくなった。
証拠集めに勤しんで、合わせて現場を押さえるためにどうするか数日話し合っている間に、犯人が死んだと報告されたのだ。
「アスカンが死んだ?」
「はい」
その話を持ってきたジークハルトは、さらに重ねて「彼の部下が第一発見者でした」と言った。
「部下が同僚数名と繁華街に差し掛かった際、アスカン准将が上から降ってきたそうです」
「なんだと」
飛び降りた現場は、とある雑居ビルの屋上。そこから准将の軍靴の足跡が発見された。
自殺だと断定されたが不可解な点も多く、ジークハルトは「おそらく他殺でしょう」と言った。
「しかしながら、周囲を捜索したものの、犯人に繋がるものは何も見つからず。准将の遺体にはほぼ外傷が無く、薬物を大量に摂取し前後不覚のまま雑居ビルから落下したのだろう、というのが医者の見立てです」
本当にそれで、めでたしめでたし、と言えるのだろうか、とフェリックスは考える。ジークハルトも似たような感情なのか、苦く口の端を歪めたあと、静かに目を伏せた。
「あの男が、自ら薬を飲むと思うか?」
「いいえ。本人に薬物乱用の経歴はありませんでしたから、おそらく誰かに飲まされたのだろうと思います」
では、その犯人は?
監視カメラには、アスカンが一人で雑居ビルに入っていく姿しか映っていなかった。周囲にも、誰かに会いに行くなどの話はしておらず、なぜあの時間にあんな場所にいたのか、誰にも分からない。
アスカンの奥方は、まずそもそも旦那が薬物を使用して男娼や娼婦を別宅の地下室に軟禁していたことすら知らず。現在は、それはもうかわいそうなほどに酷く泣き叫んでいるのだという。
「本部はアスカン准将の死をもって、本件を終了するそうです」
「……そうだろうな。それで、薬物の方はどうした」
報告書には、別宅の地下室に大量に保管されていたとあるが、ジークハルトの表情はあまり晴れやかではなかった。
「ジークハルト?」
「……申し訳ございません。報告を続けます。薬物は、地下室に保管されていた形跡がありましたが、憲兵隊が押し入った際には跡形もなくなっていたそうです」
「仲間のやつらが持っていったのか?」
「いいえ。薬物は金庫の中に厳重に保管されておりましたが、パスワードはアスカン准将しか知らなかったそうです。押収時も鍵屋を呼んで開けさせたのですが、中身は空。防犯カメラやセキュリティシステムも確認しましたが、犯人につながる手がかりは何もありませんでした」
「ということは、第二第三のアスカンが出てくる可能性があるということか……厄介だな」
「はい。警戒せよと伝えても、おそらく難しいでしょう」
人間とは、浅はかな生き物だ。一時の快楽と逃避のためならば、いとも簡単に越えてはならない線引きを跨いでしまうのだ。
ツェツィーリアに魔の手が及ばなくなったとは断言できない。
だが、ジークハルトたちにはもうお手上げだった。
物的証拠もなく、犯人に繋がる手がかりもない。
「まったく、すっきりしない幕引きだな」
「ええ、本当です」
だが、もう考えている暇はない。フェリックスが無理矢理話を切り上げて次へ進むのを、ジークハルトもスッキリしない気持ちのまま見るしかなかった。
*****
アスカンは泣いていた。
どうして?
目の前にいる人間の持つものを見たから。
アスカンは震えていた。
なぜ?
目の前に座る人間の顔を見たから。
馴染みの店主から雑居ビルの屋上に呼び出された時、素直に逃げていればよかった。
雑居ビルの屋上にあった木箱の上に座っている人間を見た時、踵を返せばよかった。
だがもう、後の祭りだ。
木箱の上に、あぐらをかいて座る人間。男だ。
紺色の髪に、紫の大きな目。右目の下にある涙ぼくろ。人形のように整った顔。白い肌はきめ細やかで、柔らかな身体の線と、まとう独特な空気は、こんな状況でなければこちらの下劣な欲を掻き立ててくる。
"あの時"アスカンが買った男娼が、そこにいた。
男と目があった途端、アスカンの膝が震えた。
男が咥えタバコの隙間から微笑んだ途端、気づけばアスカンは男の目の前で跪いていた。
おかしい。
なぜこんなことに。
今すぐ逃げ出したいのに、男の一挙手一投足に、脳が勝手に応えてしまう。
「ねぇ、おじさん」
柔らかな、色気を含んだ声が耳を撫でる。
"あの時"も聞いたはずなのに、今は恐怖でしかなかった。
見上げると、男の美しい顔があった。見上げた先にあった笑みに、脂汗が垂れた。
タバコを吸いながら、空いた手で服のポケットを探る男から目が離せない。
「俺ね、あの時のお礼がしたかったんだ」
「お、おれい……?」
「はい、口開けてー」
そう言われて、従順に従ってしまう自分が恐ろしかった。
男の手には、見覚えのある錠剤とアンプルが大量に握られている。
なぜこの男が持っているのか。あれは、金庫の中に保管していたはずなのに。
「液体の方もいっぱいいる?」
「い、いいえ」
「まあまあ、そんなこと言わずにさ。ほら、もっと口開けろよ。飲みにくいだろ」
男のしなやかな手が、アスカンの顎を掴んだ。
「はい、あーん」
子供に言い聞かせるような優しい声なのに、手つきは酷く乱暴だった。無理矢理開かせたアスカンの口に、大量の錠剤を押し込んでくる。
吐き出す間も無くアンプル内の液体薬も注がれ、上を向かされた。
苦味なんぞ、感じている暇がない。喉を無理矢理通っていく錠剤の不快感に、嫌な顔をしている暇もない。
咥内で、胃の中で、喉の途中で溶けた薬が、頭を痺れさせてきた。男の手の感触だけでも性的快感を感じるようになってきた。
ああ、視界がぼやけてくる。
「立って」
男の声が耳に届く。
「こっち来て」
導かれるまま、脚が動いた。
ぼやけた視界に映る男も立ち上がり、そしてふわりと飛んだ。まるで妖精のごとく、優雅に可憐にふわふわと飛んでいた。
「ほら、こっちにおいで」
色気を含んだ声が、女の声に変わった。別の男の声に変わった。女房の声だ。亡き母の声だ。亡き父の声だ。重なって、三重奏になって、アスカンを優しく導いた。
「いいこだね。いいこだね」
「おいで。こちらだよ」
褒められるまま、歩を進める。
手すりにぶつかったが、アスカンが覗き込んだ先には、母と父の姿。美しい花畑の中、手招いてくれていた。母はバスケットを持っていて、きっと母特製のローストビーフのサンドイッチが入っているのだろう。横にいる父も朗らかに微笑んでいる。
「あそこに行きたい?」
「いきたい」
後ろから響いた妻の声に、素直に頷いた。
「じゃあ、いってらっしゃい」
優しく背を押されて、そして。
記憶はそこで途切れた。
意識すら消える直前、全身が激しい痛みに襲われたが、叫ぶ間なんてなかった。
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