第4話 力強く鮮やかに…みうみさんのレビュー。

 荒削りな文体であるものの、文章に勢いを感じました。

 主人公アヤをとりまく男たちはとても個性的です。

 

 お金持ちの御曹司、売れない小説家、ゲイの人も出てきます。

 アヤはさほどの逡巡も迷いも悩みもなく、あっさり本命の御曹司とゴールインするかに見えるのですが……。

 

 やはり女心というものは、複雑で繊細で、バランスを崩しやすいものなのだとしみじみ思います。


 サイパンという舞台が鮮やかな色彩を想起させてくれます。

 舞台の中で登場人物たちがいきいきと力強く動いており、きわどいセリフも人物たちのよい肉付けになっていると感じました。

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