〘 本編完結〙俺が電車事故から命をかけて守った女子高生と結婚して、幸せになるまでの話

桜木朔

2人の出会い

第1話 命懸けで女子高生を助けた。

「超人気俳優が女子高校生を好きになるのはダメなことですか?」始めました!

ぜひ、こちらの方もよろしくお願いします!


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1月15日、共通テスト本番。


それは大学入試を受ける受験生にとっていちばん大切な日である。


そんな大切な日の朝、俺こと九条龍星(くじょうりゅうせい)は受験会場に向かうため、人混みでごった返す電車のホームで、今か今かと電車を待っていた。


参考書を開けて、本番までの最後のあがきをしていた時、

電車が駅を通過するというアナウンスが流れた。


その直後だった。

人混みに押される形で一人の女子高生が、

先程アナウンスにあった電車が通過する線路に落ちたのだ。


既に、目視できる距離で電車が来る。

周りの奴らは何が起こったか分からず、騒ぎ立てる者や、その女子高生の近くにいた者はどうすればいいか困っている様子だった。


一方、女子校生の方も落ちた衝撃でケガをしたのか、身動きが取れずにいた。



誰もが、固唾を飲んで見守ることしかできない中、

俺は気づいた時には線路に飛び込んでいた。



あの時はただ彼女を死なせてたまるか。ということしか考えていなかったと思う。


電車がすぐそこまで接近している。


俺は彼女を抱き抱え、勢いよくホーム下の溝になっている緊急避難場所に彼女を入れる。



そして、俺も急いで、そこに飛び込もうとした時、電車が俺の右半身に直撃……


普通なら、あまりの激痛で意識なんて保てるわけがない。


だがあの時の俺はただ彼女を助けることしか考えていなかったため、その激痛に耐えていた。



電車が緊急停車して、駅員や周りの人達が救助にやってきた。


助けた女子高生は、勢いよく飛び込んだ勢いと衝撃で意識がなかった。



俺は急いで、救助に来た人たちに、

「この人を優先して、お願いします!」


そう叫んだ。

だが、見てくれからして、俺の方が怪我が酷いと思ったのだろう。


「いや、君の方が重症だ。大人しく安静にしていてくれ。彼女も直ぐに助けるから。」


と駅員が俺に言う。


「俺なんかどうでもいい!

彼女を優先しろ!ここで彼女が助からなかったら、俺が助けに行った意味がない!」



多分、心からの言葉だったと思う。


必死に激痛に耐えながら、彼女が助からないという最悪の事態にはしたくないと。



「…………………………わかった。」

そこに急いできた救急隊員たちが、駅員に説得され、彼女を先に救急車に乗せる。



隣にいた救急隊員が俺に、

「さあ、次は君だよ。

すぐに病院に行くか………………」


急に視界が暗闇になり、俺の意識は途絶えた。



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さて、次回は主人公が目覚めて、、、


ヒロインの名前、特徴なんかも分かるのでお楽しみにしてくださいね。

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