第721話 かりんちゃんは今日も部屋の中 その5
【登場人物】
種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
横須賀らむね DStars4期生 アメリカンネイビーガール
【シチュエーション】
かりんちゃん、同期の素性をはじめて知る。
◇ ◇ ◇ ◇
らむね「実はですね! このMAKIチャンネルですが!」
「諸事情により、しばらく活動休止することに、なったんデスね~!」
「みなさんソーリデ~~~~ス!」
かりん「完全にらむねじゃん!」
「この癖のあるしゃべり方!」
「少しくらいは隠す努力しなよ!」
ばにら「いや、デビューの際には流石に変えるじゃないバニか?」
「前世を引きずるのって、あんまりよくないバニだし」
「こっちは普通に顔出ししている配信者バニだし」
―――――――
補足 VTuber前世問題
―――――――
顔を隠して活動していることもあり、V界隈でよく話題に上がる内容。
今がよければそれでいいじゃない! 過去がどうとかどうでもよくない!
と、言いたいんだけれども、こうして作中で擦ってしまうくらいには、やっぱり気にかけてしまうのが人ってものですよね。筆者もときどき調べてしまいます。(恥)
ということで、転生は隠した方がいいとか、触れない方がいいとか、そういう風潮がある一方で、積極的に擦っていくVもいたり。場合によりけりですね。
ただ扱いを間違えると、問題になってしまうのも事実なので――あまり気にせず応援してあげるのがいいと思います。
ガワを失った時点で、もういいじゃないですか。
自分の一部を失う、否定されるって、めちゃくちゃ辛いですよ。
―――――――
らむね「まあね! 心配しなくてもダイジョウブ!」
「すぐにまたみなさんと、会えると思いますから!」
二 人「前世擦る気満々だコレ!!!!」
らむね「というわけで、これからもらむ……!」
「MAKIのことを応援してくださいネ~~~~!」
かりん「…………すっげえ」
「なんか一人垢抜けてるなと思ってたら」
「らむねも、元配信者だったんだ」
「ていうか、このチャンネル登録者数を捨てて」
「VTuberになるって、判断力ヤバくない?」
ばにら「それでもやってけるって、自信がないと厳しいバニよね」
「ばに~らもヤバいと思うバニよ」
「ていうかもってどういうことバニ?」
「かりんちゃんのことを言ってるバニか?」
かりん「いやいや、まさか~!」
「かりんはただのゲーマーですやん!」
「ちょっと大会とかに出るときだけ」
「配信させてもらってるだけで」
「配信者名乗るなんておこがましいですわw」
ばにら「謙虚なこと言ってるのに、態度は図々しいバニなこいつ」
かりん「私じゃなくて、元配信者ってのはごりらのこと」
ばにら「バニ?」
「ごりらちゃん、配信してたバニか?」
「それ初耳バニよ」
かりん「うん、本人はクソ雑魚配信者だって言ってるけど」
「なんとあの有名な……」
ばにら「有名な?」
かりん「限界社畜OLお局ちゃん!」
「の友達のさおりんなんだよ!」
ばにら「バ、バニィイイイイイ!!!!」
「さ、さおりんが、ごりらちゃんバニィイイイイ!!!!」
かりん「お、すごい反応」
「さてはばにらちゃん、限界社畜OLお局ちゃん見てた人?」
ばにら「ばに~らの青春バニよ!」
「お局ちゃんに憧れて、配信者してたまであるバニ!」
「さおりんも普通に好きだったバニよ!」
「お局ちゃん終わってからどうしたのか気になってたバニ!」
かりん「わかる~~~~ッ!」
「かりんもめっちゃお局ちゃん見てたもん!」
「さおりんだってごりらから聞いて、サインもらっちゃったもん!」
「やっぱいいよね限界社畜OLお局ちゃん!」
「ばにらちゃんも好きなの、超うれしいんだけど~!」
ばにら「…………バニ」
「ごりらちゃんがさおりんだと教えてもらったからには」
「こちらも教えなくては釣り合いがとれないバニな」
かりん「どしたんばにらちゃん?」
「急にそんなマジな感じになって?」
ばにら「……かりんちゃん!」
「限界社畜OKお局ちゃんの転生先が誰か!」
「君は知っているバニか!」
かりん「え、誰? もしかして、ばにらちゃん知ってるの?」
「まさか……うちの先輩にお局ちゃんが?」
ばにら「八丈島うみ! ばに~らの同期バニですよ!」
「奴が限界社畜OLお局ちゃんの中の人バニ!」
かりん「えぇぇぇえええええッ!!!!」
「委員長がお局ちゃんだったのぉおおおッ!!!!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
好きな配信者の話題でキャッキャする二人。
君たちも同じくらい有名な配信者なのに、どうしてそうなっちゃうバニかね。
けど、配信者ってそういうところあるよね。(他箱のVとの初絡みとか見つつ)
そして、ばにらにバレたさおりの情報。
ごりら→ばにらのフラグは建っておりましたが、ここでばにら→さおりのフラグが建ってしまいました。敵意マシマシでやってきたごりらの運命やいかに。
やっぱり似た者同士じゃねえか! 配信外ではこんなに仲良しなのに、なぜ変に距離を作ってしまうのか! ずんさんの時もそうだったが、ばに~らの面倒くささがとどまるところをしらない! 陰キャVTuberの今後が気になる方は――ぜひぜひ評価・応援・コメントよろしくお願いいたします。m(__)m
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます