第680話 らいおんすたじお その6
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
たたたたた ばにらのリスナー らいおんらーめんの店員
種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV
【シチュエーション】
ばにらのリスナーを二分してのかりんVSばにらちゃん勃発!
はたして、勝つのはどちらの陣営なのか……!
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「…………ふっ!」
「どうやら、はっきりとチームが別れちまったようバニね!」
【ばにらチーム: ばにら、ずんさん、りんご、紫の芋、たたたたた】
【かりんチーム: カメコ全員】
ばにら「なんでおめーら全員、かりんちゃんについてんだよ!」
「ばに~らのファンじゃなかったんかい! こるぁッ!」
―――――――
コメント
―――――――
:ばに~らを殴るのは大丈夫だけど、かりんちゃんはほら……ネ?
:俺たちは、ばにらと戦いにここに集まってんだよ!
:かりんちゃんもそこは同じ!
:つまり、こうなるのは必然!
:安心しろかりんちゃん! 俺たちカメコは心はひとつ!
:いつだってバニ虐楽しい!
:俺たちの間に上下はなく、ただ下にばに~らがいるのみ……!
【スパチャ 5千円: それ、ゆきのリスナーの名言なんですけどぉ!】
:ゆきちもよう見とるw
:ゆきちゃんの元相方として、こうなるのは必然なんだよなぁ
:客層が同じなんよ
:おう、ゆきち! かかってこいよ!
:逃げんじゃねえぞ!(バキの家感)
:まぁ、ゆきちゃんが一人加わったところで、たいした脅威ではない……!
:網走ゆきはDStarsにて最弱……!
【スパチャ 4千円: なに、DStars最強決めるの? だったら、おこめちゃんも参加しちゃおうカナ?】
:おこめちゃんはやばい
:ステイ! おこめちゃんステイ! 落ち着いて!
:普通におこめちゃんはバランスブレイカー
:こういう争い事があると、すぐ参加しようとするんだからw
:そう思うと、DStarsって意外と層が厚いよな……!
―――――――
ばにら「くっ……! こちらはずんさんに紫の芋の人!」
「あと、たたたたたさんしかいないバニよ!」
「圧倒的劣勢! こんなチームで大丈夫か……バニ!」
かりん「待って待って? 猫先輩のこと、ちょっと忘れてない?」
ばにら「……猫先輩?」
「はにゃ?」
「かりんちゃん、なにを言っているバニか?」
「ばに~らにはそんな人、見えないバニですけど?(真顔)」
かりん「いや、いるよね! あきらかにいるよね!」
「猫の仮面で赤いタイツの変なアバターの人!」
ばにら「かりんちゃん、眼科を受診した方がいいバニよ」
「VTuberは体調管理も大事なお仕事バニ」
「身体が健康じゃないと、過酷な配信には耐えられない……!」
かりん「いやだから! いるってばにらちゃん!」
「赤い変態が! ほら、ばにらちゃんのアバターの周りで踊ってる!」
「ケツ振ってるよこいつ! ノリノリでケツ振ってる!」
ばにら「ばに~らにはなにもみえない」
「なにもみえないんだ……(げっそり)」
―――――――
コメント
―――――――
【スパチャ 1万円: がんばろうねばにらちゃそ! 僕が味方についたら百人力だよ! 命に代えても、君のことは守ってみせるから! だから安心してね!】
:そういうところやぞ、津軽りんご
:なんでよりにもよって、そんな変態タイツアバターを使うかね
:ばに~ら引いてます
:先輩でも許されぬセクハラ
:というか、あきらかにばにらが絡むとキャラが変わるよね
:親友をNTRされて、脳がやられちゃったのかな……!
:どう思います? ずんさん?
【スパチャ 5千円: みんなの愛した、津軽りんごは、もう、いないでな……】
:いないことにすなw
:けど、そう言われてもしかたないでしょ、これはw
―――――――
かりん「ばにらちゃん、流石に無視はかわいそうだよ!」
ばにら「だったらかりんちゃんに、あの哀れなネッコを救えるんか!」
「なんかしらんけど拗らせて、うざ絡みしてくるあのネッコを!」
「ばに~らはただずんさんと百合百合したいだけなのに!」
「無理矢理その隙間に、ぬるっと入ってくるバニよ!」
かりん「…………それは、まぁ、たしかに」
「キツいかもしれない」
―――――――
コメント
―――――――
:言われてますよりんご先生
:百合の間にぬるっと入るは草
:いやいや、いよいよ笑えないw
【スパチャ 1万円: おっと、ばにらたやの罵倒もキクけれど、かりんたやの毒舌もなかなかいいじゃないか……これは僕も、滾ってきちゃうネ☆】
:そろそろ冗談もキツくなってきたぞ?
:だれか! だれか来てください! 変態がおります!
:Bちゃん助けて!
:どんどん変な方向に流れていくな……!
:昔は委員長がこのポジだったのに、どうしてこうなったのか
【スパチャ 3千円: りんご先輩! 委員長のポジ取らないでくれませんか! センシティブはちゅまきに任せましたが、変態キャラは譲る気はありません!】
:なに委員長も張り合ってんのよw
:取り合うほどのもんでもねーだろうよw
―――――――
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
取り返しがつかなくなってきたりんご先輩。
もうダメだ、ここに病院を立てよう。(りんご)
本編ではかっこいいキャラ枠だったはずなのに、番外編からの流れで、もう完全にただの変態VTuberと化してしまいましたね。
大丈夫だ! 元ネタのVTuberは、さりげなく後輩を救う変態だ! 変態でも人を思いやれる素敵な変態だ! ということで、そんな自由奔放っぷりを最大限にリスペクトした津軽りんごのことを応援したいという方は――ぜひぜひ評価・フォロー・応援などよろしくお願いいたします。m(__)m
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます