第三部 助けてばにらちゃん! ~種子島かりんの配信レッスン~

第650話 助けてばにらちゃん! その1

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎

鳥羽レーヌ  DStars4期生 お姫様系VTuber


Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当


【シチュエーション】

Bちゃんに事務所に呼び出されたばにらとしのぎ。

そこで待っていたのは、指導担当の四期生で……?



◇ ◇ ◇ ◇



Bちゃ「ばにらさん、しのぎさん」


   「今日、お二人が呼ばれたのはどうしてか」


   「分かっていらっしゃいますか?」



ばにら「まったくさっぱり?(けろり)」



   「心当たりが、なんにもないバニなんですけれど?」


しのぎ「隊長も! なんで呼ばれたんだ太郎状態だよ!」


   「Bちゃん? なにか隊長たち、まずいことしちゃったの?」



Bちゃ「その答えは、彼女たちから聞いてください」


   「はい、二人とも入ってきて……」



レーヌ「んなぁ~~~~~~ッ!」


   「しのぎちゃ先輩ひどいのらぁ~~~~~~ッ!」


   「チューターなのに、なにも教えてくれないのらよ!」



   「これじゃレーヌたち、いつまでたってもデビューできないのらぁ!」



かりん「……べつに、私は、できなくてもいいけど」


   「……けど、お給料もらってるし」



Bちゃ「と、いうことですよ!」


   「お二人には四期生のチューターを頼んでいましたよね!」


   「なんで二人になにも教えてないんですか!」



二 人「わ、忘れてた……!!!!」



Bちゃ「ちなみに、他の三期生はちゃんとやってますよ!」


ばにら「えっ⁉ ほんとバニですか⁉」


   「うみや、えるふや、うーちゃんが⁉」


しのぎ「そういえば」


   「最近、深夜までえるふがなんかしてたような?」


   「あれってもしかしなくても、世話してた太郎?」


Bちゃ「世話してた太郎です!」


   「もとから知り合いの、うみさんとごりらさんは言わずもがな!」


   「うさぎさんもらむねさんと、時間見つけてMTGしてます!」


   「なにもしていないのは……貴方たち二人だけなんですよ!」



ばにら「……まぁ、三期生は五人だから、二人だったらほぼ半分バニな?」


しのぎ「さすがばにらっちょ! かしこさんなんよ!」


   「ほら! 半分やってないんやから、そんなに怒らんでも……!」



Bちゃ「だまらっしゃい!!!!(激怒)」



二 人「ひゃい!」



Bちゃ「とにかく、二人には早急に」


   「レーヌさんとかりんさんの指導をお願いします!」


   「このままじゃ、いつまでたってもデビューできないですよ!」


   「内々で関係会社には四期生のアナウンスはしているんです!」



   「なのに……ずるずると二年も三年も」


   「いつまでもデビューしないなんてなったら」


   「責任問題ですよ! 分かってます! うち、会社なんですから!」



ばにら「分かった、分かったバニだから……! ちゃんとやるバニよ!」


しのぎ「とほほ。Bちゃんに怒られちゃっ太郎……」


   「けど、そうだよね! レーヌちゃんのために、隊長が頑張らんと!」


   「いつまでもデビューできないのはかわいそうやけんね!」



ばにら(たしかに、そうバニよな)


   (二人ともVTuberになりたくて頑張ったのに)


   (ばに~らたちが、忙しいとか言って、お世話を放棄しちゃったら)


   (その夢を潰しちゃうことになるバニ)



   (ここはひとつ! ばに~らもかりんちゃんのために、頑張るバニ!)



かりん「…………」


ばにら「かりんちゃん! ばに~らたちも頑張るバニよ!」


   「絶対にばに~らが、かりんちゃんをVTuberとして!」


   「デビューさせてみせるバニだから……」



かりん「あ、いや、別にそういう暑苦しいのいいんで……」


ばにら「…………あれ?」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



いつまでたってもはじまらない第三部。

その割には他のサイトで新連載をはじめる作者。

責任問題ですよ……⁉(すみません、本当に)


本編は小説の文体でと、こだわってあえて進めなかったんですが、流石にもうちょっといろいろ限界が来ました。四期生を絡めないと話が広がらない。

だいさんじとかに逃げるより前に、まずはDStarsだろうと、ちょっとムリにでも話を進めて行こうと思います。ということで、実質第三部開始です。


本当は、丁寧にばにらの心情描写とかやりたかった……!(けど、それができないくらいに、マジで本業と商業が忙しい)


ということで、陰キャ師弟コンビここに爆誕。はたして、ばにらはこの自分を上回る陰キャ小悪魔VTuberを、無事にデビューさせることができるのか。頑張りますので、今後ともよろしくお願いします&ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いします!m(__)m

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