第616話 関西最強女VTuber その6
【登場人物】
津田杏 だいさんじ一期生 関西最強女VTuber
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
志摩ぱるけ 伊勢志摩大好き系VTuber
天城まひる アオヤン高校の特攻隊長 身体を張るタイプのV
竜崎蝶子 アオヤン高校の純情担当 センシティブ皆無アイドルV
大内山みるく 羽曳野あひるのママ(絵師さん)
羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意
清水K介 だいさんじ所属VTuber アラフォー独身おじたん
大草原原シャロン だいさんじマネージャー お嬢様系一般人
御旗楯無 だいさんじ所属VTuber DKVTuber
【シチュエーション】
だいさんじの事務所横断企画。
紛れこんだヤンキーゴリラ女VTuberにより地獄と化す。
◇ ◇ ◇ ◇
ずんだ(やっぱり! 杏さんだァッ!)
(ヤバい! 彼女を出して来たってことは!)
(だいさんじはヤル気だ! このクソみたいな大会で優勝する気だ!)
ばにら(あぁっ! お頭と同期のはろ~ん(津田の愛称)さんだ!)
(すごい! こんな舞台でもヤンキーキャラばっちり決まってるバニ!)
(こういうキャラ立てうまい人って、素直に尊敬しちゃうなぁ!(無邪気))
みるく「わぁ、杏さんだ~」
「はじめまして、大内山みるくです~」
「今日はよろしくお願いしますね~」
K 介「下手に出ている⁉ あの傍若無人の権化のみるく先生が⁉」
あひる「かーちゃん⁉ どうしたの⁉ 優勝するんじゃなかったの⁉」
「なんで急にスンって外交モードに入っちゃったの⁉」
みるく「あひる。貴女もVTuberなら感じなさい」
「どう考えても、彼女と私では……VTuberの格が違う!」
あひる「そんなジャンプのバトル漫画みたいに!!!!」
まひる「やべぇぜ! まさか杏さんが出てくるとは……!」
「普通にファンなんだけれど、どうしよう……!」
蝶 子「天城さん! サイン! サインもらいに行こうよ!」
「やばい! 出るって知ってたら、ファーストアルバム持ってきたのに!」
杏 「はい、どうも~」
「みなさんこんにちは」
「だいさんじの津田杏でございます」
「今日はね、圧最強とかわいい系最強ということで」
「ぱるけちゃんと一緒に頑張らせていただきます」
「ちなみに、ぱるけちゃんが圧で、私がかわいい系ですので」
「そこんところ、勘違いせんようにだけお願いしますね?(圧)」
全 員「絶対に嘘だ!!!!」
杏 「嘘やないもん! 本当やもん! トトロいるもん!」
ぱるけ「杏しゃん! そのキャラでトトロいるもんはキツいでしゅ~!」
杏 「ええやろが! ジブリは日本人の心やぞ!」
「ぱるけちゃんかて、よう見てるやないか!」
ぱるけ「そうでしゅけど! 何度目だナウシカ! また来てラピュタでしゅけど!」
杏 「ナウシカとラピュタっていうチョイスがまた渋いですね」
「ぱるけちゃんの中の人がちょっと感じられたわ」
ぱるけ「中の人などいませぬ!!!!(吉田戦車)」
「志摩ぱるけちゃんは、志摩ぱるけちゃんなの!!!!」
「杏さん! いじわるやめて!(半べそ)」
K 介「さっそくの一悶着ですねw」
「こんな感じで、はたして本当に大丈夫なんでしょうか」
大草原「運営としては、流石にぱるけちゃんの前では」
「杏さんも無茶ができないと考えての」
「この人選だったそうですわ~!」
「まぁたしかに、いつもと比べるとマイルドですわね~!」
ずんだ(これでマイルドかぁ……!)
(うぅん、花楓と出られるからって、ホイホイ受けたけど……)
(彼女が出てきたら勝ち目はもうないわ)
(この勝負、完全に負け戦ね……!(とほほ))
ばにら(ずんだ先輩より、圧の強い人にはじめて会ったバニよ)
(なるほどこういう芸風もあるバニね……!)
(やっぱりVTuberの世界は奥が深いバニよ……!)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
早々に勝負をあきらめてしまうずんださん。
そして、これも個性と受け入れるばにらさん。
珍しくしおらしくなってるみるく先生。
そして、完全にファンムーブをかますアオヤン。
受け入れてしまっていいのか、このキャラクター性を……?
受け止められるというのか、真の傍若無人VTuberを……?
K介&ぱるけちゃん弄りで、もうすでにヤバい空気がぷんぷんと匂い立っている! ストッパーとしてぱるけちゃんを設定しての起用とのことだが、はたして中学生にそんなことができるのか! やっぱり負けちゃうんじゃないか! 謝って! 杏先輩、謝って! そんなムーブをかましちゃうんじゃないのか! 二人のコンビネーションが気になる方は――ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いします!m(__)m
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