第608話 高円寺ラムは悪くない その9

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

宮古島たると DStars零期生 事務所の絶対的清楚歌姫

渋谷いく   DStars2期生 陰キャオタ女系VTuber

高円寺ラム  DStars4期生 パリピストリート系V

横須賀らむね DStars4期生 アメリカンネイビーガール

東山ごりら  DStars4期生 幸薄そうな清楚少女


【シチュエーション】

ラムといくの謎のやり取りを眺めていたばにらたち。

そこに四期生が合流して……。


◇ ◇ ◇ ◇


らむね「おりゃァッ! どうだまいったか!」


   「これが本場アメリカンの、乳の味じゃぁ~~~~ッ!!!!」


   「この卑しい羊め! 羊! 羊たちの沈黙ハンニバル!」


ごりら「すごい! あの超弩級の胸を使ってペチペチと!」


   「まるで鞭のようにラムの身体をたたき上げていく!」


   「羊の叩きや! これは間違いないで!」


   「本場アメリカン料理! 羊の叩きに間違いあらへんで!」


【※ 羊の叩きという本場アメリカン料理はたぶんないですw】


ラ ム「あひぃ! 降参! 降参だよぉ!」


   「らむちストップ! ストップぅ~~!(↑)」


   「もう私も、お腹いっぱいだからぁ~~!(↑)」


ごりら「お腹いっぱいって言ったぞこいつ!!!!」


   「ラム、騙されるな! こいつちっとも反省してやしねえ!」


   「もう少し、キツいのお見舞いしてやれぇ!」


ばにら「まぁまぁまぁ」


   「みなさんそのあたりにしておくバニよ」


たると「四人とも、ここ一応事務所だからさぁ」


   「そんなにエキサイトしたら迷惑になっちゃうさぁ」



い く「ばにらちゃん! たるとちゃん!」


   「助けに来てくれたんだねぇ!」


   「ありがとう!(感涙)」



ばにら「いくたん! ばに~らたちが来たからには!」


   「もう安心して大丈夫バニよ!」


たると「よく頑張ったね、いくちゃん!」


   「この化け物みたいな四期生を相手に」


   「頑張ってて……私、ちょっと感動しちゃったさぁ!」



い く「ふ、二人ともぉ……!」



らむね「いくパイ! 騙されんな!」


   「その二人、おめえがこのド畜生羊に弄ばれてるのを」


   「陰から覗いて遊んでたぞ!」



い く「……ふたりとも?(圧)」



二 人「…………ごめんね?(汗)」



◇ ◇ ◇ ◇



ばにら「というわけで、まぁ一部始終は見ていたんだけど」


   「結局、なにがどういうことだったバニか?」


たると「いくちゃんとラムちゃん」


   「なんかレッスンしているみたいだったけれど?」


   「なんのレッスンをしようとしてたさぁ?」


らむね「おう! 大先輩が二人して聞いてんだゾ!」


   「はやく応えろや高円寺ジンギスカン!」


ごりら「勝ったことになってる!」


   「いやまぁ、たしかに終始押してたけれど!」


   「高円寺ジンギスカンはヤバいって!」


ラ ム「はい、高円寺ジンギスカン、答えます」


ごりら「受け入れんのかよ! お前もお前で受け入れるのかよ!」


   「調子狂っちまうじゃねえかよ!」


   「ボケとボケしかおらんのか、四期生は!」


ラ ム「実はこの高円寺ジンギスカン……!」



   「いくぺぇのオリ曲の仮歌を任されていやした!」


   「すいやせん!」



四 人「オリ曲の仮歌……?」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



元ネタ知ってる人には有名なエピソードですね。

そう元ネタのあくたんと、わためえの心温まるエピソード。

この話、マジでほっこりとした話なので、僕は結構好きでした。


なのに、それをこんな限界おっぺえバトルにしてしまうだなんて。

物書きとして致命的に何かが向いていないんじゃねえのか……?(困惑)


実は陰キャをいびっているのではなかった。ちゃんと、ラムちゃんの行動には意味があった。意味はあったけれども、たぶん全力でペェタッチを楽しんでいた。本当に、とんでもない畜生羊だぜ! そんな畜生羊の、意外な一面がいよいよ暴露される! そろそろクライマックス、気になる方は――ぜひぜひ評価・フォロー・応援よろしくお願いします! m(__)m

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